プロジェクトX


「中央突破・疾走せよ不屈の雑草馬」


 日本競馬界の最高峰「GIレース」。そこに、地方から挑み優勝した唯一の馬がいた。
その名は、「メイセイオペラ」(平成11年1月31日「フェブラリーステークス」優勝)。決して恵まれぬ血統。地方競馬ゆえの資金難。だが、それらを乗り越え、全国のサラブレッドの頂点に立ったこの馬は、地方の奇跡として今なお競馬の歴史に刻まれる。

7月13日 夜9時
http://www.nhk.or.jp/projectx/yokoku/yokoku.html

 ようこそ小倉 第1回 〜北九州記念おまえもか〜

北九州記念の登録馬を見て衝撃を受けた


ウインクリューガー( 57.0)
オースミコスモ  ( 56.0) ☆
キングザファクト ( 56.0)
サンライズシャーク( 56.0)
シンデレラボーイ ( 56.0)
スティルインラブ ( 58.0) ☆
スーパージーン  ( 56.0)
ダイタクバートラム( 57.0)
ダンツジャッジ  ( 57.0)
ビッグゴールド  ( 56.0)
メイショウカイドウ( 56.0)
メイショウバトラー( 54.0) ☆
ユートピア    ( 57.0)

誘導馬 ロサード

一瞬みたとき、スティルインラブの名前で北九州記念まで愛知杯カブトヤマ記念のように牝馬限定になってしまったのかと勘違いしてしまった*1
さあ、みなさん今週末は四の五の言わずに小倉へ。できれば、15日の追い山山笠から来て下さい。



もちろん、違うわけだがこの登録13頭。あまりに素晴らしいメンツ。あまりに多い小倉巧者。3冠馬スティルインラブはよくぞ超過3000万の条件でここを狙ってきてくれた。おそらく、陣営は北海道よりも去年のように栗東に残って秋に備えて飛躍を狙っているのだろう。レベルの高い4歳牝馬世代のトップが58キロを背負って牡馬に対する。



前走で牡馬対戦2戦。戦ってきたのは現在の一線級。先着を許したのはG2レベルの馬であった。初戦から走らないというところからしてもこのメンツでは負けられない。斤量でそれほど人気になりそうもないので、ぜひとも狙ってみたいところである。



58キロについてだが、58キロは牡馬の60キロに相当する*2。そうとう酷な斤量であることは間違いない。それでも、私の記憶する限りでは58キロで負けた牝馬というのが思いつかない。58キロを背負ってまで別定に出るというのは相当覚悟がいるのだ。ということで調査。




基本的には別定重賞で58キロ背負うには+4キロが必要なので少なくとも4000+3000×4=16000万ほどは必要。ということで、そのレベルの賞金を稼いだ牝馬自体の数が少ないので抜けはないと思う*3


58キロを背負った牝馬(57.5もついでにふくめとく) グレード同入以降



8.19 函館 函館記念  GⅢ 14頭 11番1人 5着 田島良保57.5 ロンググレイス
8.25 小倉 小倉記念  GⅢ 12頭 7番 1人 3着 南井克巳57.5 グローバルダイナ
12.22阪神 阪神牝馬特 GⅢ 14頭 4番 7人 1着 南井克巳57.5 グローバルダイナ
2.28 阪神 マイラーズ GⅡ 12頭 5番 1人 3着 田原成貴 58 マックスビューティ
12.12阪神 ポートアイ OP 16頭 13番2人 8着 角田晃一 58 シスタートウショウ
12.20阪神 阪神牝馬特 GⅢ 16頭 10番2人 5着 角田晃一 57.5シスタートウショウ
7.13 新潟 BSN杯  OP 6頭 6番 2人 2着 大崎昭一58 タカラスチール
3. 1 阪神 マイラーズ GⅡ 11頭 6番 1人 6着 河内洋 58   ダイイチルビー
2.26 中山 中山牝馬S GⅢ 10頭 6番 1人 2着 加藤和宏57.5 ホクトベガ
8.23 札幌 札幌記念  GⅡ 12頭 4番 1人 1着 武豊  58   エアグルーヴ
10.18東京 府中牝馬S GⅢ 11頭 10番1人 1着 吉田豊 58  メジロドーベル
2.28 中山 中山牝馬S GⅢ 11頭 11番1人 2着 吉田豊 58.5 メジロドーベル
7.13 阪神 マーメイド GⅢ 10頭 2番 2人 2着 本田優 59   テイエムオーシャン
8.17 札幌 クイーンS GⅢ 11頭 2番 1人 2着 武豊  58   ファインモーション
8.17 札幌 クイーンS GⅢ 11頭 1番 3人 4着 松永幹夫58  ダイヤモンドビコー

エアグルーヴがあまりにも素晴らしいということはよく知っているのだが、他の例はかなり少ない。ただ、ここに出ているメンバーと比べてもスティルインラブは圧倒している*4。負けた馬にしてもそれほど斤量を苦にして負けた雰囲気もなく、それほど問題とするべきではないか。スティルインラブは昨夏急成長して460キロ。馬格からしても問題なさそう。

勝ち
スティルインラブ  叩き3戦目でやっと自分に合いそうな条件。
メイショウバトラー 開幕週で逃がしたらつかまらない


スティルがバトラーに届くかどうかが馬単を買う場合のポイント。藤田がバトラーに乗るかジャッジに乗るかも注目したい*5



2着なら
ダンツジャッジ   1800と1600を和が世の春にしている馬。ただし、追走力がなく届くか?
オースミコスモ   かなり仕上がってきている。蛯名にも合っている。まくりができる

3着なら

ユートピア     京都金杯の内容をみてもダンツジャッジに先着するのが想像できない
メイショウカイドウ こいつはいつ重賞を勝ってもおかしくないセンスがあるがダメというスキャン。去年のコスモリバーサル臭い



難しい


ウインクリューガー 抑えられない今の状況。状態もよくない。使いすぎ
サンライズシャーク 追い込み一辺倒。開幕週で届くほど甘くはない。
スーパージーン   向山が乗るなら、3着はあるかも
シンデレラボーイ  小倉巧者だが、上がいる。つらい
キングザファクト  復活してからが制裁ない状況
ダイタクバートラム この馬も届かない
ビッグゴールド   基本的に叩いてよくなるタイプ

*1:実際、牝馬がそれほど登録しているわけではないのだが

*2:牝馬は2キロ減なので

*3:他にいるぞ!という場合は教えてください

*4:とくにマイル能力は

*5:気性に少し難があるバトラーにとっては乗り変わりはあまりよくなさそうなだけに

 球宴

打高投低


飛ぶボールにより、両リーグともに防御率がどのチームも4点台近くなるような現在のプロ野球。そういわれてはいるが、トップの力がどれだけあるかというのを見せつけたのが今日の球宴…ではなかった。


今日のオールスターはまさに新庄の球宴


北海道から「MVPを取って来ます」といってこのオールスターに望んだ新庄
第一打席


全国の野球マンガ馬鹿が夢見てならない最高のポーズを見せる
スタンドへ人差し指をつきさす新庄


そう、あれだ
予告ホームラン
会場が一気にヒートアップ


するなかで新庄は初球をセーフティバント…しかも、失敗。
ピエロだ
特注の


第二打席


福原は新庄相手に投げる球について矢野と相談する。帰ってきた答は一致
「全部スライダーでいいやろ」
ということで、オールスターなのに第一球をスライダー。しかも思いっきりストレートを投げるようにふりかぶってのスライダーである。そりゃボールになるわけで。新庄もニヤリ
ロージンバックを使い。しきりなおしのモード出しながら投げたのは、またスライダー。本当に勝ちにきてる。のに、狙っていたのさ新庄は。体勢をくずさずに思いっきりハネ返す新庄。左中間をきりさく2ベース


一転。変化球をやめて村松には初球ストレート。
ゴロではねかえされるが、ファーストのミットにおさまる。ランナー3塁


ランナーの新庄はかなりリードをとってベースから離れ、3塁のベースコーチャーをしていた松中となにか話している。この会話があとで重要な意味をもつことになる。ぜひ、みのもんた氏の読唇力で読み取ってほしいものだ。
バッターは小笠原。2アウトでスコアは0−0。なんとしても先制点が欲しいところだ。それでも小笠原は初球みのがすと、あとの2球はのフルスイングをする*1。追い詰められた小笠原。福原のストレートをなんとかファウルできりぬける。ボールをえらんだ小笠原。カウント2−2


このとき、矢野も福原も次の球をどうするかということを考えていた。ここまでは初球以外は全てストレートで押してきている。ストレートはファウルで粘られる。ボールはふってくれない。変化球を投げるか、でもオールスターでそれは…


矢野が福原にボールを返した瞬間。広いリードをとっていた新庄がダッシュ。小久保が「かえせ!かえせ!」
ハッとする福原
3塁ベンチ大爆笑
信彦大爆笑
福原はボールをかえす
力なくコントロールもない
矢野タッチ


セーフ!!


MVP決定



和田


和田を解説する際には頭のいい変化球ピッチャーという紹介をしなければならないという決まり事になっている。だが、和田が賭けているのは大学時代にウェイトトレーニングを積んだことで急速をあげたストレートである。スライダーもチェンジアップも抜群のコントロールで素晴らしい。だが、それらの球もストレートをいかに早くみせるかということをつきつめていった結果のものだ。彼の投げるストレートは出どころが見えにくく、初速と終速がおちない155キロに見えるストレート*2である。


今日の和田は徹底的にストレートを投げた。カウントをとるときこそスライダーも投げたが、決め球は全部ストレートで勝負。とくにローズの打席での3球連続外角直球には震えた。



古田&工藤


足したら80歳という超ベテランがコンビを組むとどうなるか


VS 谷よしとも

    ●4 <1  
    ●6    
    <3 <2  
    ●5    
         
<1 スライダー 127km/h 内角高目 ボール  0 1 2 1-0
<2 スライダー 127km/h 内角真中 ファール 1 1 2 1-0
<3 スライダー 126km/h 真中   ファール 2 1 2 1-0
●4 ストレート 140km/h 真中高目 ボール  2 2 2 1-0
●5 ストレート 138km/h 真中低目 ファール 2 2 2 1-0
●6 ストレート 139km/h 真中高目 ファール 2 2 2 1-0

こうなる
完全に抑えていたのだが、これは結局ポテンヒットになる。


まあ、新庄はめちゃくちゃ曲がるカーブをでたとこ狙いうち。とことんやってくれた



新垣


五十嵐の152キロを凝視していたのは松坂大輔だけではない。その回の表で投げている新垣渚も150キロの直球。スピードに魅せられた男だ。負けてはられぬと気合をいれて、7回はゴロで打ちとったものを三振をとりにいく。高速スライダー*3で高橋を三振にきりおとすと、たてつづけに三振。



川崎


中嶋が凄いのはわかるが、パリーグショートでファン投票1位の川崎を干しまくる王監督。別に中嶋でずっぱりにしなくてもいいと思うのだが、このオールスターでさらに後半乗ってくるくるかと思うと怖い。セリーグ解説の人達からも絶賛の嵐だったし*4



合併 1リーグ


これがどのくらい進んでいるのか。わからない。


それでも、選手達が一生懸命に盛り上げ様として今まで異常にガチンコで戦ったこのオールスターをこれで終わりにしたくはない。

と、この件については恐ろしいことにどの新聞もTVも平然と「今年で最後かも…」のような報道をしているところ。なんて、すりつけだ。マスコミ*5が合併1リーグ認めてどうする。

*1:もちろん、いつもフルスイングの彼だが

*2:松井かづお談

*3:実況がフォークと間違えていた。気持ちはわかるが

*4:キモいほどの

*5:読売以外の