コンピュータウェーブのチキンゲーム

名作

いつ爆発するかわからない風船爆弾古今東西のようなギリギリまでがまんするチキンゲームというのがあります。現在、信用取引がなく空売りができないために天井しらずになっている株があります。なにが材料になっているかもわからない株の価格を上げ続ける。売れない株の恐ろしさを感じました。はじまりは120000。たった3株のゲームからはじまりました。

買い値   売り値
120000 → 128000 A
120000で買った人間が128000で売ります。しかし、Aさんは間違って売ってしまったのです。確かにこの時点で利益はでていますがAさんの予測では140000まではもっておきたかった銘柄。しかし、すでに相場は閉じています。しぶしぶ129000で明日の注文を出しました。

Bさんは128000で売りました。
128000 → 129000 B
ところが、その買った人物とはさきほど128000で売った人物だったのです。
誤って売ってしまった彼は買いもどしに129000をつけました。さらに、Bさんもよもやこの値段では売れまいとして130000での買戻しをしようとしますが応じません。結局、取引しているのはこの時点でAさんしかいないわけですが140000で売る気ですから仕方なく140000で。

ここから、あっというまのチキンレースがはじまりたった数人の人数でころがし一気に280000まで膨れ上がらせます。もともと、買い材料がわからない銘柄ではあるのですが強気の買い姿勢がつづくと空売りのないこの銘柄では頭打ちされて値段がさがるということはなく、誰も取引しなければ評価額は高いままでいることができます。

さらに、参加者は増え続けそれに従って価格だけが上がって行きます。このゲームは参加者に比例して価格が増えるのです。今日はなんと2倍近い500000という値をもつけてしまいました。まだまだ参加者も多そうで明日の取引が楽しみな銘柄のひとつです。


1/20 1:30現在
買いの材料は一切ニュースとしてでてきていません。
売気配401,000
買気配397,000


コンピュータウェーブ
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=2740.q&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on

日付      始値   高値   安値   終値  出来高 調整後終値*
2004年1月19日 288,000 505,000 288,000 400,000 2,670 400,000
2004年1月16日 237,000 310,000 237,000 275,000 1,361 275,000
2004年1月15日 129,000 280,000 129,000 230,000 833  230,000
2004年1月14日 120,000 128,000 119,000 128,000 57   128,000