境調教師の忘れ肩身が勝ちそう

私が最も得意なG1は桜花賞オークスなのだが、桜花賞馬単勝負がよい。というのも桜花賞馬になりそうな馬というのがはっきりしていて、2着になりそうな馬というのもいるからだ。それも、戦績で大体がわかる。下に桜花賞の入着馬の傾向を示すので見て欲しい。桜花賞の勝ち馬はとにかくマイル適性と異常瞬発*1のある馬が来るのが定説で、今年のメンバーではスィープトウショウかムーヴオブサンデーのどちらかである。一応ダンスインザムードが半端じゃなく強いというパターンもあるが、フラワーCのレースぶりとメイショウオスカルの比較からもそれほど図抜けているわけではないように思えた。ただし、全然底が見えていないので一応の1着候補となる。


桜花賞はこの3頭で争われるために、2着には誰が乗るかよくわからないようなマルターズヒートがかなり有力であるが今年すでに3場目の遠征が気になる。ほとんどの有力騎手の乗り手があり、乗り代わりも成功率は低そう。ホシノピアス桜花賞と相性のいい幸騎手が乗る。前走で権利を取れなかったが出てくれば、ムーヴオブサンデーの次に強い競馬をしており、勝ちまでいかなくても面白い存在。ヤマニンシュクル阪神JFの勝ち馬ではあるが四位騎手の追い込みでは2着になることが濃厚である。


他は連にからむには今あげた6頭が沈まなければならない。ダンス・ムーヴ・ホシノが潰れるハイペースなら、スィープ・ヤマニン・マルターの進路があくし逆にスローなら前の3頭で決まる。ドバイ帰りの武騎手とアンカツが両徹底マークの匂いがプンプンするのでこの2頭か、他の4頭+ムーヴできまる。


さらにひとつ、ムーヴが注意したいのはレコードを出したことである。激走には見えなかったので大丈夫だと思うが、調教をやめていたら気をつけたい。



1着候補
 ダンスインザムード 連はありそう。
 マルターズヒート
 スィープトウショウ 馬体減で激走
ムーヴオブサンデー

2着候補
ヤマニンシュクル
ホシノピアス
アズマサンダース

3着候補
ヤマニンアルシオン
フィーユドゥレーヴ
レディインブラック
ロイヤルセランガー
ヤマニンアラバスタ 戦ってきた相手牡馬がかなり強い

過去15年の桜花賞
03:スティルインラブ  :1敗、チューリップ賞で初黒星(2着)
02:アローキャリー   :9敗、JF好走、TR1番人気凡走
01:テイエムオーシャン :1敗、TR(1番人気で)を含む連勝中
00:チアズグレイス   :5敗、JF好走、TR1番人気凡走
99:プリモディーネ   :1敗、チューリップ賞で初黒星(4着)
98:ファレノプシス   :1敗、チューリップ賞で初黒星(4着)
97:キョウエイマーチ  :1敗、TR(1番人気で)を含む連勝中
96:ファイトガリバー  :2敗、TR1番人気凡走
95:ワンダーパヒューム :2敗、TR2着で権利獲り
94:オグリローマン   :3敗、TR2着で権利獲り
93:ベガ        :1敗、TR(1番人気で)を含む連勝中
92:ニシノフラワー   :1敗、チューリップ賞で初黒星(2着)
91:シスタートウショウ :0敗、TR(1番人気で)を含む連勝中
90:アグネスフローラ  :0敗、TR(1番人気で)含む連勝中
89:シャダイカグラ   :2敗、非TR重賞(1番人気で)含む連勝中

無敗−2頭 1敗−7頭 2敗−3頭 3敗−1頭 5敗以上−2頭(どちらも山内厩舎)


桜花賞の2着
シーイズトウショウ 先 阪神JF4着 チューリップ5人4着   池添
ブルーリッジリバー 追 フェアリー2着 フィリーズ3人4着  四位
ムーンライトタンゴ 追 連勝中               四位
マヤノメイビー   先 阪神JF3着 休み明け        幸
フサイチエアデール 追 連勝中               松永
ロンドンブリッジ  先 ファンタジー1着 フィリーズ1人4着 福永
メジロドーベル   追 阪神JF1着 チューリップ1人3着   吉田
イブキパーシヴ   先 阪神JF3着 クイーンC1人1着     南井
ダンスパートナー  追 連100% エルフィンチューリップ2着 匠
ツィンクルブライド 先×フィリーズ4人4着          大崎

桜花賞の3着    人 阪神JF
アドマイヤグルーヴ1追×連勝中         匠
シャイニンルビー 1差×クイーンC1着      岡部
ダイワルージュ  2追2阪神JF2着 アネモネ1着 北村
シルクプリマドンナ3差×フィリーズ2人2着    藤田
トゥザヴィクトリー5先×アネモネ1人3着     幸 替
エアデジャヴー  9追×クイーンC4人2着     横山
ホーネットピアス 8先×フラワー5人5着     木幡
ノースサンデー  9先10アネモネ2人1着     横山替
プライムステージ 2先×チューリップ1人3着   岡部
ハイレベル桜花賞
1996
http://keiba.nifty.com/db/race.php?race=199609020610
この年はエアグルーヴ以外はほとんどの馬がでてきました。こういうレベルにあると、接戦で2着してしまうような馬は用無しですね。

*1:マイル適性の重要な要素でもある急加速。フジキセキやサンデー、リファールのような後ろ脚開きが良い。写真は一昨年の桜花賞アローキャリー。今年ではスィープトウショウ、ホシノピアスマルターズヒートフィーユドゥレーヴコンコルディア。ダンス、ダイワは馬体みてない