渡辺オーナーがダイエーに球界追放示唆(日刊スポーツ九州)


確認書には、中内オーナーおよび高塚社長の現体制の堅持をうたっている。安易な球団売却の歯止めとして中内オーナーらを擁護してきた渡辺オーナーは「完全に違反してるんだ」と主張した。さらに「紳士と紳士の約束を勝手に破って、そういう協約に違反することをやるなら、協約の外に出て行ってください」と球界追放すらちらつかせた。
日刊九州はでたらめな記事はあまりかかないので、ナベツネが協約破棄ということをちらつかせたのだろう。彼のわざと嫌われるようなことをするタイドは今にはじまったことではないので気にならないが、ダイエーのフロントの黒さが浮き出ているのも事実。
現在のダイエーホークスの問題の発端はダイエー本社の転落だった。2002年の決算で連結最終損益は3325億円の赤字。そこから、ローソンの株式を売り。オレンジページを売却。希望退職を募集。大型ディスカウント店など採算のあわない店舗を次々と閉鎖。本業と関連の薄い外食産業などから手を引いていった。これにより損失が生じるが産業再生法が適用されるため銀行は債権放棄分を損金算入し無税償却できる。銀行による5%以上の株式保有が例外的に認められるため、債務の株式化が実施しやすくなる。債権放棄も三和銀行三井住友銀行などの主力4行のために合意も早い。きわめて透明な債権放棄。
去年のホークスリーグ優勝から日本一までという効果もあり、2004年2月期の単独経常利益が165億円程度(前の期比14%増)と再建計画の目標である160億円を達成した。
これはギリギリである。ホークス優勝セール効果がなければ目標達成は困難だっただろう。ダイエーの命運は福岡においてはホークスが握っているし、この野球チームがダイエーホークスでなくなることはダイエーにとって大きな損害であり、主力3行にとっても大打撃である。ナベツネ一人の言動で動くものであってはいけないが、高塚元社長の新年度初でのダイヤモンド社との兼任や小久保選手の無償トレードなどダイエーホークスフロントの黒さ。
選手が離れていかないかが心配である。社員規模2万人年間売上1兆円以上の超大手スーパーの命運を握っているのはホークスだが、それをささえるのは選手と毎日ドームを満員にしているファンである。不透明なフロントのせいで、選手がはなれるような事態は避けて欲しい。
ホークスは、今日はグーリンがまたも毎回ピンチをのらりくらりと避ける0点快投。グーリンで勝てるのは大きい。城島も2本のホームランをうち調子をあげてきた。フロントしっかりしろ

ダイエー株価(8263)
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=8263&d=1y
ダイエー高塚社長が辞任へ(日刊スポーツ九州)
http://www.nikkan-kyusyu.com/news/da_1082449954.htm