4歳のレベルが低いと思う理由と去年のメモ

野球では松坂世代とよばれる、1980年生まれの選手達が活躍している*1
彼らがプロに入っても活躍するのはやはり世間が注目する超本格派松坂大輔という男の存在があるからだろう。とびぬけた強さをもった人間がいるまわりを切磋琢磨する世代は強い。



競馬においてもそれはいえることで、レベルの高い世代にはめちゃくちゃに強い馬というのが数頭いてそのまわりを固めるという形だ。
そのレベルの高い馬というのの一つの基準は宝塚記念までに何勝をあげているか?という点



世代の代表(G1クラス)を年代別にわけていくと


94 ビワハヤヒデ    8−5−0−0
  ウイニングチケット 
  ナリタタイシン   

95 タイキブリザード  3−3−1−2
  エアダブリン    
  ナリタブライアン  

96 マヤノトップガン  5−3−5−2
  サンデーブランチ  4−2−2−1

97 バブルガムフェロー 6−0−2−1
  フサイチコンコルド 3−1−1−0
  ダンスインザダーク 5−2−1−0

98 サイレンススズカ  7−1−0−5
  メジロブライト   7−3−3−1
  シルクジャスティス 5−3−2−8
  ステイゴールド   3−5−2−6

99 グラスワンダー   6−1−0−2
  スペシャルウィーク 8−2−2−0
  セイウンスカイ   6−1−1−2
  エルコンドルパサー 5−1−0−0

00 テイエムオペラオー 7−3−3−1
  メイショウドトウ  7−3−1−5
  ナリタトップロード 4−4−4−1

01 エアシャカール   4−4−1−4
  アグネスフライト  4−2−0−4

02 ダンツフレーム   4−5−0−4
  クロフネ      6−1−2−1
  ジャングルポケット 5−3−2−1
  アグネスタキオン  4−0−0−0

03 ヒシミラクル    5−2−3−11
  シンボリクリスエス 6−2−3−0
  タニノギムレット  5−1−2−0

04 ネオユニヴァース  7−0−3−3
  サクラプレジデント 4−4−0−3
  リンカーン     4−4−0−3
  ザッツザプレンティ 3−3−2−5
  ゼンノロブロイ   4−3−2−1

大体5勝(オープン4勝)というのが分かれ目になっている。




ちなみに、今年牝馬限定に限らず活躍している4歳牝馬世代の代表は
スティルインラブ  5−2−0−2
アドマイヤグルーヴ 5−1−1−3




今年の4歳牡馬世代はレベルは低というか2着率が高過ぎる*2馬単の頭としてはとてもじゃないが買えない。かといって、エアシャカ世代のように2着としては切るわけにはいかない。なんとも困る世代。



去年のメモ


宝塚記念は基本的に5勝以上、重賞勝ち、距離、阪神実績。4,5歳。その年の春に58キロ実績。金鯱賞上位。天皇賞馬。1番人気。


春58キロ実績で3着
ヒシミラクル  4歳 天皇賞勝ち
ツルマルボーイ 5歳 金鯱賞2着(1着出走)
ダンツフレーム 4歳 安田記念2着
メイショウドトウ5歳 天皇賞2着(1着出走) 日経賞勝ち
テイエムオペラオ5歳 天皇賞勝ち
テイエムオペラオ4歳 天皇賞勝ち 大阪杯勝ち
グラスワンダー 4歳 京王杯勝ち 安田2着
スペシャルウィー4歳 阪大勝ち 天皇賞勝ち
ステイゴールド 4歳 天皇賞2着 56キロ負け
エアグルーヴ  5歳 大阪杯勝ち 鳴尾記念2着
サイレンススズカ4歳 金鯱賞を含む無敗
マーベラスサンデ5歳 大阪杯勝ち 天皇賞3着
バブルガムフェロ4歳 鳴尾記念勝ち
今年、当てはまるのはザッツ、ゼンノ、ローエン。タップ、ツルマルは年齢が…

春58キロ実績なく3着
タップダンスシチー 6歳 金鯱賞勝ち
ツルマルボーイ   4歳 金鯱賞勝ち
メイショウドトウ  4歳 金鯱賞勝ち
ホットシークレット 5歳 前走目黒記念勝ち 阪神大賞典58キロ3着
ジョービッグバン  4歳 金鯱賞2着(1着メイショウドトウ
ステイゴールド   5歳 金鯱賞3着(1着不出走) 鳴尾記念3着
ダンスパートナー  5歳 鳴尾記念57キロ3着(1着バブル)
だが、タップは上含めて今年は59キロでの金鯱賞制覇で去年よりも抜群。チャクラがギリギリか

春58キロ実績があって負け
サンライズジェガー 5歳 天皇賞2着(1着出走) 57キロ負け
ダイタクバートラム 5歳 阪神大賞典勝ちだが、天皇賞は3着(1着出走) 57キロ負け
アグネスデジタル  6歳 安田記念1着 57キロ負け
ステイゴールド   6歳 目黒記念勝ち 57キロ負け
ラスカルスズカ   4歳 天皇賞2着 56キロ負け
ローゼンカバリー  6歳 目黒記念勝ち 天皇賞負け(1着出走)
メジロドーベル   4歳 大阪杯2着 2度の大敗
ゼンノ、ツルマルが57キロ負け。だが、ゼンノは1着不出走でもある。

58キロでやられた
バランスオブゲーム 4歳 57キロでは2着だが、58キロで4着(1,2着出走)
リンカーン、シルクあたりはあてはまりそう

ここまできてランキング
タップ   年齢以外は完璧。しかも、去年の57キロではなく59キロでの金鯱賞勝利
ローエン  58キロ重賞の先着馬が出走せず。中山記念の内容も去年よりいい。安田は東京

ザッツ   天皇賞がなければ素晴らしいが、タップが出走していては2着はきつい

ゼンノ   日経賞の57キロ2着が気になる。また、母父の血統は真のスタミナを要求されるレースで若干きつい

シルク   前走負けていて5歳だが、フレッシュではある
リンカーン 阪神大賞典は56キロ。58での実績がない
ツルマル  大阪杯57キロなのに0.5差6着 



ローエン→タップ、ゼンノ、シルク  タップが内埒使えない場合
タップ →ローエン、ザッツ、ゼンノ タップがローエンを交わした場合
という馬単5点で的中



宝塚の話

逃げるのは誰か?枠順発表〜タップダンスシチーの死角〜
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20040625#p1
夏のグランプリにおける特徴〜6歳以上は大丈夫!?〜
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20040624#p1
宝塚は4コーナー先頭が圧倒的に有利
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20040623#p1
宝塚記念出走各馬のチェック〜3頭がとびぬけている〜
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20040622#photo
鶴の恩返し〜ローエングリン本命の理由〜
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20040621#p1

*1:ホークスなら和田、新垣、杉内、吉本

*2:ネオ以外