EURO2004 ベスト
1 ベストマッチ
ポルトガル×イングランド 2−2(PK5−4)
開催国ポルトガルのまさにスロースターターぶり*1でやきもきされ、延長で強烈な大逆転劇。かと思わせてのシルバーゴール。PKの流れは明らかにイングランドだったところをしても
スウェーデン×オランダ 0−0(PK4−5)
とても0−0で終わったマッチとは思えない素晴らしい試合だった。
2 ベストゲーム
なんといってもスウェーデンの初戦。国際大会で初戦で勝てなかったスウェーデンが、自国の持ち味を生かしながらリュングベリ、ラーション、イブラヒモヴィッチと攻撃のカードも超一流をそろえているところを余す所なく見せつけた試合。また、ラーションが次世代のスウェーデンを担ぐイブラヒモヴィッチにPKを譲ったシーンがあまりに感動的だった。それで自信をつけたイブラヒモヴィッチが、次の試合であのスーパーゴールを生んだのは言うまでもない*2。
3 ベストゴール
バレバレですみません。
スウェーデン×イタリアのイブラヒモヴィッチのヒールシュート
4 ベストイレブン
GK リカルド(ポルトガル)
キーパーはスーパーセーブ連発のファンデルサールとどちらにするか迷った*3が、決勝まで駒をすすめたのとPKを素手とめたあのイングランド戦のスーパーセーブ&自分でゴール。あの1戦をベストゲームにあげたのも再三スーパーセーブをしたこのリカルドのプレイがあったから。
次 ファンデルサール
DF
・アシュリー・コール(イングランド)
対フランス戦でのアンリ・ピレスとの同僚マッチは見る方もドキドキした。彼が左サイドにいることで相手*4は手をひとつ失っていた。
・デラス(ギリシャ)
ギリシャ躍進のほとんどの鍵は彼が握っていた。全ての試合において相手のエースストライカーを殺すすばらしいディフェンス。コーナーキックでも彼がまともなシュートを打たせなかった。
・スタム(オランダ)
オランダの攻撃陣が思惑どうりの動きができないなかで、ベスト4まで勝ちのこれたのは彼*5のおかげといっても過言ではないはず。
MF
・ネドベド(チェコ)
・リュングベリ(スウェーデン)
先制点をとったからこそ、初戦を勝てた*6。献身的にディフェンスするからこそイタリアに引き分けた。グループリーグ1位通過できた。
・ベッカム(イングランド)
イングランドは初戦で大逆転負けしてしまったのだ。彼がスペイン*7に移籍していなかったら、イングランドはもっと悲惨な結末もあったかもしれない。イングランド代表でプレミア以外でプレーしているのは彼だけなのだ。自国にビッグリーグを持ち、そこでプレーするチーム*8がグループリーグで負けていった今回のEURO。彼には相当な先見の明があるのかもしれない*9。
とりわけPKを外したシーン*10が思い起こされるのが残念だが、そこまでいったのも彼のCKがあったからこそだった。彼が引っ張ろうとしているイングランドは凄くよく見えた*11。
イングランドがFIFAタイトルを狙うためには、選手達はプレミアリーグに引きこもってる場合じゃない*12。
・ジダン(フランス)
ルイコスタとかなり迷った。今大会のベストイレブンならばガチンコでルイコスタの方だろう。ジダンは彼らしいシーンをみせることなくギリシャに敗退した*13。それでも、ロスタイムの背水の陣でみせたフリーキック。
FW
・ルーニー(イングランド)
若干19歳。センスだけじゃない。動きがポジションがベテラン。初戦で大逆転を許し、苦しむチームを救うのに彼が決めたゴール*14がとても19歳のゴールではない。
・ラーション(スウェーデン)
代表復帰だけで、ベストイレブンものだがその活躍も目覚しかった。初戦こそ決定力からゴール*15をみせるものの、あとはイブラヒモヴィッチにとにかく前線へいかせて教育していたようにも見えた。
感想。ベストイレブンを選ぶのもかなり迷った*16。大会のベストイレブンを選ぶ人はよくやってると思う