函館記念/西日本スポーツ杯

さて、出走馬が確定して当然ファインモーション予定どおりに出走してくる函館記念。どうやら小回りで結果のでていないクラフトワークあたりが斤量の関係で*12番人気になりそうだ。
ここは函館小回り洋芝2000mという条件に会う馬からピックアップすると以下の5頭になった


ウインシュナイト  牡 6  55.0 岡部幸雄
ヒマラヤンブルー  牡 6  55.0 四位洋文
ファインモーション 牝 5  57.0 武豊
ヤマノブリザード  牡 5  56.0 藤田伸二
ユキノサンロイヤル 牡 7  54.0 小野次郎
この5頭が馬券にからむ率が高い。3点主義者としてこの5頭のセールスポイントをふまえた上で検討して減らしていこうと思う。



・ウインシュナイト
去年の巴賞のときのレベルであれば、この馬が競り勝つシーンが容易に想像できる。
新馬戦のあと、札幌滞在の未勝利を勝利すると3歳未勝利勝ちとしては考えられない札幌記念への挑戦。もちろん別定条件の53キロを背負うのだがこのレースでいきなりエアエミネムから0.9秒差、2着のファイトコマンダーからは0.5秒差の5着に入る。この時点で先着しているのがアクティブバイオ、スティンガー、エモシオンサンエムエックスというのだからすばらしい。


さっそく素質の片鱗を見せつけた後は500万、1000万と連勝*2。つづいてまだ1000万にもでられるのにもかかわらず準OPのクリスマスHに挑戦する。ここでも異例のハンデ55キロだが1番人気に推され、惜しくも2着だったものの阪神2200mという条件でツルマルボーイアンクルスーパーに勝っている。


そのままの勢いで小倉大賞典へ、ここでは1番人気を武のダイタクバートラムにゆずるものの*3横綱競馬で勝ちをつかみかけたところタマモヒビキにクビ差負け



去年は1年間の休養からあけた初戦下鴨Sを勝ち、タイランドC3着をはさんで巴賞を差しきる。ここでまた、休養に入る



で、今年なわけだが今年は全く奮わない。京都記念ではなにもせずにブービー。先行有利だったとはいえ、あまりに負けすぎ。中京記念でも全く脚を使わずに最下位。重賞挑戦はそれほどないとはいえ惨敗するタイプではなかっただけに、走る気がなくなったのか。ここで立て直さねば、素質だけみせたまま終わりになってしまう。こういう経緯でウインシュナイトは去年OP勝ちをはたした巴賞に出走した。



ヒマラヤンブルー
前走はゲートの出方で全てが決した。1枠で出遅れてかぶされれば、自分のペースもできずに向こう正面で競馬やめたいモードに入っていた。今回はとくに逃げたいという馬はいないし、外目の枠ならば先行できそうだ。ただ、去年の函館は2週目からのBコース変わりで時計が出る馬場になり、前が残ることのできる芝2000mだった。



今年は2回開催の初日からBコース変わりだったので、土曜日は前がガンガン連対する状況だったが、日曜日は全てのレースでどんな脚質でも連対できた。芝2000mのダイナガリバーMもダントツ人気のニシノデューを逃がしながら他騎手がそれほどからまず、圧勝させたあたりにしてもまだまだ逃げ残る余地はありそうだ。今週の函館もそれほど雨は降っていないようだし、このままならば去年と同じ逃げ残りも可能。



ファインモーション



西日本スポーツ


さて、馬鹿みたいに時計の出る小倉の攻略は簡単。


逃げるのは誰か?


この1点に注目すれば、流れは一発で読みきれる。ただし、逃げ残りは日曜日は逃げ残りがきびしめの状況だった。



逃げるのはニチドウジョリーズ安田康彦、セイウンヒノアラシ池添謙一フサイチホクトセイ小牧太、ナゾ佐藤哲あたりか。フサイチホクトセイは先行したいタイプではないので、池添、佐藤哲三あたりが怪しい。どの馬もそれほど前にいきたい馬ではないので簡単にニチドウジョリーズが逃げることができそうだ。ここは安田康彦のペース感にかかっている。しかし、安田康彦は逃げが上手くない。おそらくペース読めないだろう。さらに、このニチドウジョリーズには初騎乗なのである。高速決着は確実



馬場が先週のままならば、時計は1分7秒台前半の決着だろう。この時計に対応するには無呼吸運動ができなければならず、ハイラップハイペースに対応できなければいけない。距離を短縮してくる馬にはつらいところだろう。時計をもっていて差しのできる馬(もしくはハイラップでも逃げ粘れる馬)を狙いたい。


連対の限界タイム
 エリーナ      牝 5  55.0 武幸四郎 1:08.7 1:09.3 1:08.5
キソティックラヴ  牝 6  55.0 福永祐一 1:09.7 1:08.0
コードネーム    牝 5  55.0 鮫島克也 1:09.3 1:09.7
シージョリー    牡 4  57.0 秋山真一 1:08.7 1:09.0
セイウンヒノアラシ 牡 6  57.0 池添謙一 1:10.3
ナゾ        牝 6  55.0 佐藤哲三 1:07.7 1:08.3 1:08.9 1:08.7
ナムラジーガー   牡 5  57.0 古川吉洋 1:08.8
 ニチドウジョリーズ 牝 5  55.0 安田康彦 1:08.8 1:08.9
フサイチホクトセイ 牡 3  54.0 小牧太  初
マチカネホマレ   牡 4  57.0 小池隆生 1:10.8
ルミネンス     牝 5  55.0 幸英明  初
ここは01年の勝ち馬ナゾが連闘で勝ちにきている。おそらく、先週のように容易に追走することよりも差しきることに専念するだろう。そうなれば、きっちり届くと考える




もう一頭同じレースから連闘してくる、武幸四郎騎手にのりかわるエリーナ1000万の壁にぶちあたっていて先週は追走がままならなかったのが苦しいかった。4コーナーで進路がなくなり致命症。今回ハイペースになれば十分対応できる。土曜日はこの2頭か



時計をだせるキソティックラヴ、シージョリーあたりを次点として考えるがキソティックラヴは小倉で軽量で逃げ切っているもののここでは55キロとなると狙えない。



フサイチホクトセイは初距離で距離短縮で初小倉。ここで勝ったら白旗あげるだけ。1000万で壁になっていたのでめちゃくちゃに強いわけでもなさそう。雰囲気はアグネスソニックとかモノポールみたいなタイプ*4

*1:実際条件馬の身だったら55キロとかむしろ重いほうだが

*2:この時点でユキノサンロイヤルを破っている

*3:本当はこのレースはミレニアムバイオが出て圧勝する予定だった

*4:ある程度実力がありそうで人気になるが頼りない