関屋記念

メンバー登録をみても関屋記念にはあまり食指が動かない*1NSTオープンとのかねあいから予想するとはずしそうなのはわかる。そもそも新潟外回り1600mと内回り1400mに関連性はほとんどない。内回り1400mにはまず坂がない。そのことによってレースは最初の長い直線で激しい先行争いになる。瞬発力のある差し馬が有利な流れになる。



逆に外回り1600mはあまりにも長い直線のために躍起になって先行争いになることもなく*2関屋記念は前年度で3コーナーまではゆったりと坂をのぼってそこからの持久力勝負になっている。ここでは最初の直線でのアドバンテージがあまりにも大きい。先行できて後半4Fを46秒*3で駆けぬけられるようなマイラータイプが強い。東京のスピード馬場で先行して押し切れるような馬が強い。左と右では違うが京都外回り1600mを快勝できる馬も良い。



今年でいうとロードフラッグが東京コースでみせたパフォーマンスはどれも素晴らしい先行力と持続力のあるもの。今年のむらさき賞もそうだが、去年の江ノ島特別の内容もかなり素晴らしい*4七夕賞はあがりがかかりすぎるスタミナレースになりチアズブライトリーに負けたが挽回は当然。



ただし、今年のNSTオープンはシャフツベリーが逃げた為か3コーナーで誰も仕掛けずに完全に前有利の決着となった。そのなかで、マイネルソロモンは馬の間を割る勝ち方。トウカイテイオーが1400から1600に延長するのならこの馬を軽視することはない。後藤騎手のマイネルソロモンの乗り方はなるほどと思わせる部分も多かった。


飯豊特別12.2-10.4-11.1-11.4-12.0-11.6-12.3
NST   12.5-10.8-11.4-11.7-11.6-11.2-11.8
500万下 12.2-10.6-11.4-11.4-11.5-11.4-12.2


過去の関屋記念
03 12.2 10.7 11.4 11.7 11.1 11.9 10.9 11.9
02 12.5 10.6 11.3 12.0 11.6 11.1 11.0 11.7
01 12.6 10.8 11.3 11.5 11.8 11.2 10.8 11.8


勝ち負け


ロードフラッグ
昨秋はオーゴンサンデーにブッたぎられているが、ああいうレースの流れでは後ろにいる馬のほうが有利*5。今回も下り坂から加速していく展開になれば同じことにはならないだろう。


・ブレイクタイム
休み明けでどれだけやる気があるのかだが、実力からすると抜けている。もともと、G3大将で間隔開いたら2着が多い馬なので2着付け馬単もねらってみたい。勝っているのはほとんどが中4週以下*6


マイネルソロモン
メンバー中、この1年でのマイル重賞実績があるのはこの馬とブレイクタイムだけ。NSTの瞬発力勝負にも強いだろうが、富士Sなどをみても4F粘りあいもできるかも*7。ただし、あがりの速いマイルというのがその富士Sの3着だけということを考えると、ロードフラッグ、ブレイクタイムがまともに走ってきたらその次の着順になりそう。



次点


ウインクリューガー マイルを主戦にしているわりには34秒のあがりで勝ち負けしたことがない。NHKマイルカップは評価できるが、この馬を再び買うとしたら馬場が重くなってほしいところか。大型台風によって1分35秒付近で決着するならば十分勝ち負け。とくに今回は調教師が


うーん。体はできてきているんだけど、ここで結果がでないようでは障害いきも考えないと…
G1勝っちゃったから永久に別定戦で重い斤量背負わなければいけないからなあ。にしても、G1馬の障害入りはホクトベガ以来か。メジロパーマーは障害練習してる間にまた復活したが


ミッドタウン    最近、脚質を逃げではなく好位差しにしようとしている。どこかで好走するはず。ただし、マイル戦でも消耗戦の好走ばかりではやいあがりがない。前走は8着だが0.3差だし、広いコースなので左回りの直線でよれるくせもあるのでよっぽど上手い騎手が乗るならば。



3着なら


オーゴンサンデー
差しがとどくかはかなりあやしいが、筆頭にあげたロードフラッグを昨秋のアイルランドTできれいに差し切っている*8。このレースは瞬発力比べとなっていた。逆転はむずかしそう。今年は安田記念を狙って京王杯始動→安田記念というローテーションを組んだのだが、最後方追走の競馬をして最後は伸びるだけ伸びるものの9着。ここでのダンツジャッジとの0.3秒差は決定的だろう。
新潟内回り1400で勝っていて瞬発力勝負に強い馬


トーセンダンディ  連対しているのが新潟外回り*9、京都外回り*10天皇賞秋の内容からしても3着の可能性は高い。


ブルーイレヴン   復帰後初のマイル戦。この馬なんだかんだで距離伸びるほうがいい。オーストラリアTあたりを見ると最後届いてギリギリ3着か



なし


チアズブライトリー 京阪杯あたりの勝ち方や2年前の新潟の好走もある。左回りに対応できないことはないが、マイル戦でまともに走ったこともない。

チョウカイリョウガ
ユキノサンロイヤル
ミスキャスト
シャフツベリー
エイシンスペンサー
オースミブライト

*1:ブレイクタイムがいるし、ミッドタウンはコバテツて。リキアイタイカン扱いだなこりゃ

*2:ラップタイム参照

*3:3F33秒台

*4:後半ラップを46秒でまとめている

*5:前にいる馬はズバッとさされると対応できない

*6:4−3−2−4

*7:3着だったが

*8:12.1-11.2-11.7-11.5-11.6-11.5-11.7-12.0

*9:3-0-1-0

*10:2-0-0-1