英国式チャート表示に学ぶ。対数チャート

アーセナルのメインスポンサーである英国のO2という携帯電話の会社。マンチェスターUのオフィシャルでもあるvoda phoneグループとしのぎを削っている。ロンドン市場の取引数でも上位を争っている*1。どのくらいの規模のものかというのを見ようと思い、yahoo finance U.K.にアクセスしてみた。このとき英国のチャートを見てはじめて気がついた発見があったので自分用メモとして書きしるしておきたい。


まず、大きな違いとしてyahoo finance U.K.では株価チャートはこのように対数表示で表されていた。

対数をつかってチャートを見る意味というのは長期的にも短期的にも、その会社の株価がどれだけ倍化したかが見やすい。


A 100円→200円の値動きは2.0倍
B 200円→300円の値動きは1.5倍
Aの上昇率の方が高く、評価すべきである。だが、標準的なチャートの場合AもBもさも同じ上昇のように見えてしまう。これが、対数チャートの場合目でみた増減の感覚がそのまま株の増加率なので手元で計算するよりも速い。


また、株の値動きサイクル*2は指数的な増加をするため、対数チャートのほうがより直線的な値動きを見ることができるとも考えられる。日本のYahooファイナンスでは標準では使われていないが、対数機能も使うことができるのでこれからは対数でチャートを見ていきたい。


例 ディープインパクトの馬主が社長の会社の株価 →図研
注目は勝った翌日の株価だが、


ダービー(5/30) 上昇
皐月賞 (4/18) 下落
弥生賞 (3/7)  上昇
となっている。皐月賞を勝ったあとに底値をつけたのも面白いところ。今年のピークは弥生賞の登録が発表された月曜日。3冠をとったとしたら、どうなるか楽しみだ。

*1:参考:ロンドン市場 http://uk.finance.yahoo.com/a02?u

*2:上昇→注目が集まる→買い手が増える