2005年 ボロ株観光TV 総括 その1 〜回収率 150 % は達成できたか?

今年の中央競馬も終わりました。一年というのは4季のバイオリズムがきっちり終わる単位です。地球の公転一周で生命のバイオリズムがある程度左右されるのなら、ここからは違う世界に入ると考える必要があります。
いきなり何いってんだこの人

<ここから競馬に関係ないので飛ばしてもいいよ>
1年365日


地球の自転を24時間と定めるなら「自転1周の間に公転軌道が1度進むことで1年は360日になる」と思いがちだが、実際は自転が24時間ではない。また、公転軌道が正円ではなく楕円軌道であるために約365日*1となっている。それどころか正確に1日に1度進むわけでも、同じ楕円軌道を何度も描いているわけでもない。今日、ネットで調べてたら楕円と呼べるかも怪しいのだそうだ。
はい。かっこつけたー
ちょっと話がそれすぎたので暦の話に戻す。暦というものは遥か昔*2に農作業を円滑に進めるために作られたもので、春分から次の春分までの月と太陽の動きを元にして作られていた。古代ローマ以降で使われていたのが太陽暦を中心としたユリウス暦。しかし、これには千年レベルでは致命的な誤差があった。この誤差*1を1582年にグレゴリオ13世が修正したものが現在使われているグレゴリオ暦である。ここから500年程度たっている現在は公転軌道に致命的な誤差が生じていなかったら正しく1年=約1周を刻んでいることになる。

はいはい。2行目で秋田
暦が正確な現代だからこそ、自分のバイオリズムくらいは年の区切りがつけられる。区切りとしてきちんと復習すれば、来年につなげることができる。ちょいと枕が長くなったが今年の総括をしていくことにする。

最終収支は374390/292500になった。回収率でいうと 128 % だった。年初の目標

・なるべく毎週メインレースを予想して買い目を公開する
・その上で、年間回収率 150 %
・I-Pat G1 コンテスト優勝

まず、「毎週メインレースを予想する」についてはなんどか更新しなかった週があった。夏くらいまでは携帯でもなんでも無理やり更新するという方針をだったが、あまりの不的中に失速した形。


次に、「年間回収率150%」についての話。まずは回収率推移のグラフを Fig.1 に示す。

Fig.1 2005年の収支。赤線は損益を、青線は回収率の推移を表している。
Income and expenditure in 2005. The red plots are gain and loss. The blue plots are rate of payback. The lines are guide for the eyes.


最初に万葉Sで回収率 900 % をたたき出したあと、150 %を超えたのはフェブラリーと中山記念を連荘で当てたときとアルゼンチン共和国杯を当ててから一時。先週は+4万を目指した買い目を作れば150%に届いていたはずなのだが、 CBC 賞で良馬場なのにカネツテンビーを消して大穴を引き損ねたのは痛かった。
タラレバ、タラレバー
3月から始まる大連敗中に対策を講じなかったのが安定150%を保てない原因なのだろう。1年でも思考レースが70ともなると一気に回収率を立ち上げるのは難しくなる。Fig.1 を見ていると大穴的中の前には必ず小さな本線的中がある。連敗中の回復方法としては的中して心理的な負担を軽くすることが有効といえるかも。ここに書く予想はほぼアタマで考えるアナログ予想*3なので、ずっと大穴を狙うばかりでは精度も落ちるということだろう。年間70Rで一個もホームランが打てないのならまずはアベレージヒッターの線を目指すのが妥当だ。


本当か?


こんな結論は出したくないのだ。10年単位で見た場合、連敗を避けるために”小当たりを狙う予想”をしていると現在自分の中で身につけている「大穴への嗅覚」を失う可能性がある。しかも、それを逃した場合はこのブログなんてクソの価値も無い。エンターテイメント性が無い。王監督がいつも言っていることだが、エンターテイメント性の無い行動をとっていても超一流にはなれない。だから、予想の方針を変えるというところまでは行かなくて良い。

・堅い決着のG1を当てる必要はない。
・連敗中はG1に熱くなるべきではない
・直球をホームランにする



もっと、勝つなら


例えば、id:kakuchi さんのように回収率300%などを目指すということになると話は違ってくる。決め付けるのはよくないが、年単位での回収率300%というのは尋常ではなく難しい。常にホームラン打てるか田村状態で3練単一本釣りを狙わなければならない。その上で1割くらいのペースで5000%ぐらいの馬券を当てなければならない。まあ、それを達成したのがすごいわけだが。今年、それが一度も出ていない自分には難しいところなのだが、ホームランバッターを目指してこそ見える世界はある。ここまで積んできたスタイルを捨てられるかどうかだな。捨てなくてもいける世界ではあるんだろうけど、少点数で3連単という世界。今年の1月くらいはこれやってみようか。



何も見えない海を正確な時計一個を持って航海したり、春から秋まできっちり日の昇る回数を数えて農作業をしていたする時代からすると、現代はあまりに正確な時計があるために月や年といった単位をないがしろにしてしまいます。本来の意味での時間の使い方を忘れがちにある現代。自分のまわりの暦を把握することは自分でもできるにもかかわらず、占いの結果に一喜一憂したりします。
うわ・・・抽象に妄想
今日の話、ちょっと MMR っぽくてうさんくせーなと思う人もいるかもしれませんが、次の1周を楽しい航海にするためにも、今年の汚れ、今年のうちに


ちょっと脱線しすぎて長くなりすぎた。つづく・・・


ユリウス暦の誤差


ユリウス暦では、平均年を365.25日としていた。しかし平均回帰年は約365.2422日であり、この方式では1000年ごとに8日もの補正が必要であった。グレゴリオ暦では1年を365.2425日とし、3000年に1 日の誤差となった。これは春分回帰年の365.2424日に非常に近い値である。また、3000年の間には地球の軌道や自転などの変化から、異なる補正が必要となるので、十分な精度があると言える。この365.2425日という値を算出したのは、コペルニクスであるが、主な天文学者が算出した1年の長さ(もちろんその中にはコペルニクスも含む)の平均値がとられ、結果としてコペルニクスの値に近くなったという説もある。


通常の年は365日とし、これに閏年による調整を加えて、平均年を365.2425日とする。端数の0.2425を分数で表すと400分の97であるから、400年間に97日閏日を挿入すれば、平均年は365.2425日となる計算になる。ユリウス暦では4年に一度閏年を設けていたので、400年間に100日閏日が挿入されていた。ここから 3日減らして97日とするため、100で割り切れて、かつ400では割り切れない年は閏年としないというルールを加えた。


参考資料
グレゴリオ暦Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%AA%E6%9A%A6

*1:これは春分の平均回帰年を利用したもので、1年というのが正確に365.2422日でもない。春分が回帰するのが千年単位で平均して365.2422日ということ。しかも軌道は大きく変わる可能性は当たり前にある

*2:といっても数千年程度

*3:本当のところは違う部分もあるんだけど