オッズには荒れるオッズというものがある

オッズには荒れる要素を最初から滲み出しているオッズがある。とくに、前日発売があるレースではこの傾向は強く。G1になるとそれは増す。今年では天皇賞春や安田記念がそうだった。安田記念はオッズスライドが12頭、天皇賞は9頭(以下スラ12、スラ9のように表記する。)の該当でそれぞれ3連単465840円、1939420円という爆裂配当を叩きだしている。
他では2005春のG1シリーズで


秋華 2−02,1,5 圧倒的2強
SS 2−31,2,3 抜けた2強

優駿 2  1,2,7 圧倒的1強

宝塚 4  11,3,2 2強 16320
皐月 4  1,12,3 圧倒的1強 14280

高松 5  4,6,1 1強
牝馬 5  1,2,3 圧倒的1強

NHK  6  2,8,4 ペール 攻略

フェブ7  1,5,6

春天 5−4 13,14,4 前走連2頭
桜花 5−4 2,1,10 前走連2頭
安田 5−7 7,10,5 前走G2勝+G1連

だが、去年に遡るとそうでもない。

フェブ4  1,3,9 圧倒的1強 4920

JCD5  4,1,7 1強
阪神JF5  8,3,1 1強
東京 5  1,5,3 2強
牝馬 5  6,4,7 1強
春天 5  10,4,5 4強

エリ女6  2,5,4 2強
菊花賞6  8,4,6 2強 攻略
秋華 6  2,5,10 圧倒的1強 攻略
桜花 6  1,7,4 1強
高松 6  2,1,8 2強

有馬 7  1,3,9 2強 攻略
マイル7  1,4,5
SS 7  5,2,8 攻略
宝塚 7  1,6,3
NHK7  1,4,3 攻略
皐月 7  10,1,6 2強

朝日 8  2,3,1
JC 8  1,2,7 攻略

安田 5−4 6,4,5 G1連の2頭
秋天 4−6 1,13,9 G1連の2頭

いや、そうでもあるか。スラ2やスラ4なんてのが発生するのはタップ、ディープといった年度代表クラスのレースのみ。スラ4は1〜3のうち2頭と9〜12の組み合わせか。これだと3×4=12通り。スラ5〜8だと中穴まででほぼ決着し、1頭△レベルがからんでくるというリズム。そのイメージでとらえておけばほぼOKといえる。おもしろいのはスラ7のレースでは2倍台のデュランダルゼンノロブロイメイショウボーラーが勝利している点。サニデーは3.3倍で沈んでいる。このあたりがデッドラインとなりそうだ。が、タップダンスシチーは3.5倍で勝利。キンカメも勝利。こりゃまいったな。デッドライン。
スラ7,8では割とかたく、スラ5がそこそこ、スラ6は割と荒れ目だ。とくにスラ6の馬連はすごい。だが、そうでもなかった。

スラ12以上において、評価すべきは前走勝ち。近半年の勝ち、3走内の勝ちといったところか。こういう基準において▲以下、無印集団からピックアップすることが重要となる。もしくは、すでにG1馬という要素を持つ馬がいれば優先させるべき。