ローテーション

今ごろになって気づいた。調教師は番組表というものを中心に調教している。1600万以上の馬がでられるレースというのは自分のベスト条件であるのは2ヶ月に1回なのだ。これはものすごいことである。間隔を2ヶ月明けて出走するのはまぎれもなくガチンコに近い状況と考えられる。1ヶ月も明けない内に走るのはそのレースがねらいか次がねらいかをはっきりさせることができる。これがG1ならば、そのレースがトライアルで次が本番という状況も考えうるがそうでない場合は賞金をつけていきたいということである。
OPの賞金は2400万、5着で240万。調教師への預託料の支払いが月額50〜100万かかるとして、手当ねらいで出走し5着(できれば3着)を狙うことを意義とする馬がいます。追い込みタイプに多く、こういう馬が1番人気になるレースはもっと狙いの馬がいるのが事実であるでしょう。とくに距離手当と内国産手当のためにこれらに該当する馬は要注意。
ここでダイヤモンドS、5着でもらえる付加手当を計算してみよう

まずは出走手当ての425000


距離手当
重賞競走以外の距離2000メートル以上の平地競走に出走した馬のうち第1着馬から第8着馬に対し、距離割増賞が交付されます。この場合、第1着馬については下表1の金額が交付され、第2着馬から第8着馬については、下表1の金額に下表2の比率を乗じた額(1万円未満の金額については四捨五入)が交付されます。ただし、2000メートルの一般競走における第4着馬以下については交付されません。
表1 オープンと1600万下の場合
2000m 100万
2000m越2200m以下 200万
2200m越 360万
表2
第2着 40%
第3着 20%
第4着 15%
第5着 10%
第6着 8%
第7着 7%
第8着 6%
+36万

出走手当
6着馬・7着馬および8着馬の馬主に対し、1着本賞金のそれぞれ8%、7%、6&に相当する出走奨励金(1万円未満の金額については四捨五入)が交付されます。
 ただし、1着馬の競走に要した時間より、下表に定める時間を越えて決勝線に到達したときは交付されません。

ようするに、3秒以上負けることは許されません。東京で逃げるのはリスクがいるのです。


内国産手当
○混合および○国際競走の出走馬が内国産馬であった場合、内国産馬所有奨励賞が交付されます。
 ただし、外国産馬の出走がなかった場合は交付されません。
外国産馬が登録する混合レースは最高の条件である。
+36万

○市なら+25万
ということで5着には賞金の420万の他に140万ほどの付加がついてくる。ようするにガチンコ仕上げで準OPで1着ねらわずとも軽いハンデである程度の仕上げをしておき3〜8着を狙う馬がいる。みわけかたは簡単で調教の本数をみていればよい。間隔が1ヶ月あいているのに調教1本というのはやる気がないか。状態がよくないかのどちらかである。よほど、そのレベルで抜けているならまだしもそういう状況というのはおこりにくくすっとばしていい人気馬の基準。