スタンド前スタートでファンファーレに会わせて手拍子するのカッコ悪い

「だまって、みとらんか。かっこ悪い」
ドリーム競馬のゲストとして東京競馬場の解説席に座った河内元騎手の激。


そう、愛弟子武豊には期待が乗っているのだ。
この時期の牝馬の繊細さを知るからこその怒りは、本来無言になるはずのときについ言葉となって出てしまった


東京2400m、中山2000mと大舞台をスタンド前で発走するような作りにあえてしているのは、より近くでファンに見てもらうため。今でこそ、ターフビジョンがあるがそうなる前は走る姿を見ることができるのは直線だけなのだ。生で見たいというその願いをかなえるために繊細で臆病な馬をあえてここで発走するのはそのためだ。
だからこそ、スタンド前の発走においてはファンはファンファーレも静かにそのときを感じるべきだ。


香港では服装、身だしなみのできていない人は競馬場に入場することができない。競馬というのは、もっとエレガントなギャンブルスポーツなのだ。自分の好きなことをするためにお願いしたい。競走馬は臆病な生き物です。スタンド前発走でさわぎたてないで下さい。カッコ悪い。