菊花賞への道1 〜菊花賞は今年も万馬券確定か〜


皐月賞ダイワメジャーは菊向かわず天皇賞・秋

 皐月賞ダイワメジャー美浦・上原厩舎、牡3歳)が菊花賞には向かわず、天皇賞・秋(10月31日、東京、GI、芝2000メートル)を目指すことになった。15日、上原調教師が明らかにした。「菊花賞よりはいいと思う。9月の涼しくなってきたころにトレセンに連れてきたい」とトレーナー。1度叩いて本番に向かう。ジョッキーは未定。
 なおダービー馬キングカメハメハ栗東・松田国厩舎、牡3歳)も、菊花賞には出走せず、天皇賞・秋に向かうことを、松田国調教師が15日に改めて表明した。復帰戦は神戸新聞杯(9月26日、阪神、GII、芝2000メートル)に決定している。

 またダービー3着のハイアーゲーム美浦・大久洋厩舎、牡3歳)も順調なら菊花賞(10月24日、京都、GI、芝3000メートル)を目指したいとのことだが、大久保洋調教師は、「血統的には(菊花賞馬の)マンハッタンカフェと同じ配合だし長い方がいいが、右回りがダメなようなら、天皇賞・秋、JCも視野に入ってくる」と、菊に向かわない可能性も示唆した。


http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200407/ke2004071604.html

ダイワメジャーキングカメハメハハイアーゲームまでが菊花賞よりも天皇賞という意識。ダイワメジャーはどうやら次走にオールカマー毎日王冠を考えているようだが、カメハメハは神戸新聞杯菊花賞出走枠を奪いにくるようだ。



ここまで回避がでると、今年の菊花賞も荒れ気配が濃厚だ。開催時期が10月に移ってからの菊花賞は3年連続で万馬券になっている。その原因のひとつがステップレースの神戸新聞杯セントライト記念が全く直結しないことだ。この3年の優勝馬は全てステップレースで出走権を逸している。



11月に行われていたころの菊花賞はスローのよーいどんレースだった。というのも有力馬*1がスタミナに自身がないために様子見のオークスのようなレースになっていた*2。その時期は京都新聞杯があったので、そこでの優勝馬は同じコースでの走りでそのまま活躍した。だが、現在はステップが神戸新聞杯ひとつ。ほとんどの有力馬は夏休養してのステップひとたたきで出走してくるため、夏に古馬と対戦してきた猛者達が夏の勢いそのままに菊花賞を制してしまうというシナリオだ。血統的に間違いなく向かないコスモバルクも出走してきたら人気になりそうだが、難しそう。



こういう背景があるならば、菊花賞へ向けて古馬に500万下で完勝してしまうような馬をチェックしていくのが筋
中距離で古馬をやぶっている馬をピックアップしてみる。



オペラシチー 父オペラハウス 母父ブレイベストローマン 佐々木晶厩舎
血統的にも厩舎的にも間に合えば面白い存在。ブレイベストローマンの血強く出てくれば。現在2戦2勝だが前走は最速あがりではないががっちり伸びている。距離が長くなるとさらによくなりそうである。久々にネヴァーベントの力をみてみたい
http://keiba.nifty.com/db/horse.php?hid=2001100672




レゴラス 父SS 母カーリング 母父ミルリーフ 加藤征弘厩舎
ローエングリンの半弟
まくり加減で4コーナー先頭でレース最速あがりで5馬身差の圧勝パフォーマンス。函館の直線だけであれほどつきはなせるならば、京都でもと期待してしまう。ただ、とっくに人気している。騎手も安藤騎手、横山騎手と固定されていないのは気になる*3が、かなり有力視したい存在。加藤征弘厩舎1年目のG1取りなるか
http://keiba.nifty.com/db/horse.php?hid=2001103077




トウカイカムカム 父トウカイテイオー 母サンデーサイレンス 田所秀孝厩舎
母父サンデー、父テイオーで菊とは考えがたいが内容は良い。
http://keiba.nifty.com/db/horse.php?hid=2001107329



ニシノデュー 父ブライアンズタイム 母ニシノフラワー 松田正弘厩舎 
この馬は短距離を苦にしていたというほどではなく、先行力もあった馬だったので菊花賞にはそれほど期待できない。
http://keiba.nifty.com/db/horse.php?hid=2001102687

*1:とくにサンデー

*2:もちろん、ここ狙いのステイヤーは挑戦的な走りをしていたが

*3:どっちかはハーツクライに乗るわけだし