函館記念

ファインモーションがなんとハンデ戦に出てくる函館記念


伊藤雄二は56.5じゃないと出ない*1発言をしていたが実際は57キロ。だがこれもブラフで本当は57.5にしたくなかったのだろう。ファインモーションは関東のレース以外ではパーフェクト連対。滞在している今回はハンデ57になったが勝ち負けになるか。



にしても、函館記念のハンデは他馬も重すぎる。とくに条件馬のハンデ査定はちょっときびしめ。実際はOP55、1600万53、1000万51キロだったはず。ウインシュナイトの55キロとトーホウシデンの58キロの差がちょっと大きいように思える。


ウインシュナイト ( 55.0) 4350万円
クラフトワーク  ( 55.0) 2550万円
スプリングシオン ( 52.0) 3920万円
タイガーカフェ  ( 54.0) 3150万円
タマモヒビキ   ( 53.0) 6490万円
ダービーレグノ  ( 56.5) 6250万円
トムパレード   ( 49.0) 1800万円
トーセンダンディ ( 54.0) 3350万円
トーホウシデン  ( 58.0) 9620万円
ヒマラヤンブルー ( 55.0) 4100万円
ファインモーション( 57.0) 1億9200万円
マチカネメニモミヨ( 54.0) 3080万円
ミデオンビット  ( 56.0) 8000万円
メジロマントル  ( 54.0) 2430万円
ヤマノブリザード ( 56.0) 5100万円
ユキノサンロイヤル( 54.0) 3500万円
レオマイティー  ( 49.0) 1490万円
ワイルドスナイパー( 53.0) 2090万円


さて、万馬券が出易い函館記念。その原因は主にこの2点
・春のG1*2戦線を戦ってきた馬の成績が悪い
・洋芝対応能力ゼロなのに前走の好走で押しだし人気になる馬が多い*3



洋芝100%の函館と中央では適正が全く違うのとG1戦線を渡り歩いてきたような馬は高く評価され、ハンデが重くなるということだろう。とくに今年は東京開催と阪神開催が野芝のばしっぱなしの馬場だっただけに注意したい*4




函館記念で前走G1、G2だった馬の成績


03 エアエミネム    1人1着 金鯱賞7人気3着
03 ダイヤモンドビコー 7人11着 金鯱賞8人気8着
02 タップダンスシチー 7人8着 目黒記8人気5着
02 トウカイポイント  13人14着 宝塚記11人気10着
01 ダイワカーリアン  5人8着 安田記18人気8着
00 ブリリアントロード 4人5着 東海S 5人気6着
99 フサイチシンイチ  3人6着 目黒記5人気3着
99 サイレントハンター 2人8着 金鯱賞1人気4着
99 タイキブライドル  1人15着 安田記8人気7着
96 ロイヤルタッチ   1人6着 東京優2人気4着

ちょうど、春のG1戦線が終わったところから挑戦するのだが昨年のエアエミネム*5以外は全く馬券にからんでいないことからしてもこういう馬が飛ぶから荒れると考えられる。今年だと安田記念からファインモーション宝塚記念からダービーレグノエプソムCトーホウシデンが参戦するが北海道実績のない後ろの2頭はばっさり切りたい。

巴賞


巴賞は開幕してすぐのいいところの馬場を使う上にペースが速くなりにくい函館1800mで先行馬が圧倒的に有利である。そのため、先行した馬が函館記念では差してまけていた馬に逆転されるという現象がみられる。



今年の函館巴賞1800mもシェルゲームの逃げでとても差しが決まるようなレースではなかった。昨年の覇者ウインシュナイトは今年は制裁のないレースをしていて、5勝のうち3勝が1800m。タマモヒビキはいかにも函館に似合う洋芝血統リファールのコマンダーチーフも、最近負けすぎもいいとこ。タイガーカフェも巴賞で先行していたのでユキノサンロイヤルに差されるということは次に期待することはできない。その、ユキノサンロイヤルもまた2000mの勝ち鞍のない馬で1800ベストというタイプ。今年の巴賞組は本命にできる馬はいない。ユキノ、ウインをヒモにできるくらいか。



巴賞差しハンデ軽くなった組
パルブライト
http://keiba.nifty.com/db/horse.php?hid=1992103681
クラフトマンシップ
http://keiba.nifty.com/db/horse.php?hid=1995107863
ロードプラチナム
http://keiba.nifty.com/db/horse.php?hid=1996105920
巴賞差しハンデ一緒
トップコマンダー
http://keiba.nifty.com/db/horse.php?hid=1997100463



ウインシュナイトに期待してみたいが、割に合わない感じがする。それよりは急坂馬でも近走がしっかりしているヤマノブリザードか。ワイルドスナイパーは適正はありそうだが53キロはひどい。しかも藤岡が乗るのならば損している*6

勝ち
ファインモーション

勝ち負け


ウインシュナイト 近走はさえないが、函館の実績は良い
ヤマノブリザード 2歳時は札幌でのしあがってきた馬。急坂はないが2000mの条件はいいはず。
ユキノサンロイヤル2000mは実績がないことが気になるが、スタミナはある。前走の内容は良い


どっちも藤沢だがこの3頭で行ってみたい



次点


クラフトワーク  条件馬の身でなぜ55キロなのだろうか



無理
トーホウシデン  エプソムカップからのローテーションは気になるがブライアンズタイムにしてはめずらしく間隔をあけて走るタイプ。
ダービーレグノ  地力上位だが北海道経験がない。また、G1戦線をまともに戦ってきたのはきつい
タイガーカフェ  先行しての内容ではユキノには勝てない
ワイルドスナイパー減量騎手がのる53キロは1000万条件にはきつい
マチカネメニモメヨ
スプリングシオン 2000m実績なし
ヒマラヤンブルー 前走負けすぎ
ミデオンビット  前走負けすぎ
タマモヒビキ   近走があまりに負けすぎ
メジロマントル  今の函館で逃げきるのは難しい。この馬も1000万勝ちあがりで54キロ
トーセンダンディ 新潟に行って欲しい。この馬の持ち味は長い直線平坦でこそ
レオマイティー  問題外

*1:57キロ以上ならば出ない

*2:につづくG2やエプソムカップ含めて

*3:とくに巴賞の楽先行馬

*4:今回はいないが新潟大賞典エプソムC組もよくない

*5:前年の札幌記念覇者

*6:減量騎手なので