着かせぎの解説
レースでは賞金が8着までに与えられる。さらに、付加賞金*1がつくレースもある。ようするに8着に入りさえすればカイバ料以上のかせぎにはなるのだ。そこで、着稼ぎをする馬がでてくる。
当サイトでは、中3週ほどのローテーで出走できるレースにとにかく出走してわざと勝ちあがらずに賞金をかせぐ馬のことを着稼ぎ馬と呼んでいる。着稼ぎをする馬は3〜8着に入ることが要求されるのだが、連対するのも御法度。というのも、重賞クラスになると連対すると2着賞金は本賞金になってしまう。そうなると、別定条件にもハンデ戦の実績にもかかわってくるため勝つ気がない馬にとって2着になることは避けたいところ。
無謀な重賞挑戦の背景にはハンデを軽くするためだったりもするが、基本的には目標に向けて使うことのない場合に適度の敗戦*2になって賞金をかせごうというのもあったりする。とくに、少頭数になりやすい長距離ではスタミナにさえ自身があれば条件馬でも8着に入ることができるため準OPクラスの着稼ぎ馬にとっての根城となる。
6歳を超える高齢馬*3になると、この傾向は強まってくる。
着かせぎをするにはどうしたらいいのか?
基本はうまい騎手に乗ってもらうこと。誰でも言いのだが、新人騎手だとわからずに勝ってしてしまう*4可能性がある。もともと着かせぎをする馬というのは力はあるからだ。あとは武や地方騎手、外国人を乗せないこと。とくに武豊は年間勝利数更新だけをめざしているスーパージョッキーなので、どんな手段を使ってでも勝ちにいく。
もうひとつは後方待機することだ。勝たなくても8着以内に入れば良いという考えならば、後方待機して前で競馬して勢いがなくなってきた馬を差しきればよい。最悪なのは中途半端な好位で馬の勢いのままに差し切ってしまうこと。次に悪いのは、スタミナ切れになって8着以下に落ちてしまうことだ。着稼ぎをする気の馬は後方に待機してレースが決着したころにものすごい勢いで追い込んでくる。おかげで次のレースでも人気したりする。
さて、この話は逆に誰を乗せれば勝つのか?というのにもつながる。今、最も勝ちたい騎手は武豊ではない。誰だろうか?
この名前を見て気づく人もいるかもしれない*5。彼らはJRA騎手になるための1次試験をパスすることができる条件をクリアして2次試験からみごとJRA騎手になることができた騎手だ。その条件とは
安藤勝己 小牧太
吉田稔 フリー 19 26 18 212
1次試験パスの条件
年間20勝を2年間行なうこと
まあ、このレースとは関係ないわけだが彼は20勝に到達するまで馬単の頭で書いたい。