ジャパンカップの記事で気になった安藤騎手のコメントのこと

ジャパンカップは清々しかった*1マグナーテンがつくるペースでの外国勢に対して日本馬が完勝。またしても1,2,3,5とポリシーメーカー以外は日本馬だった。この上位は地力が明らかに高い4頭でもあり条件が変われば逆転するような4頭でもある。


さて、3着に入ったデルタブルースだが安藤騎手がこういうコメントを残している


「ゲートの中でちゃかついた時にスタートを切られた。普通に出ていれば2着はあった」。同世代のライバル、コスモバルクに首差及ばず無念の表情を浮かべた。

 前走でタイトルを取った後も栗東で緩めずに乗り込まれ、馬体はマイナス14キロの512キロに絞り込まれて出走。「長いところの馬だと思っていたけれど、今日の競馬ができるのだから力をつけている」と安藤は成長を認めた。


日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/ns/horseracing/p-hr-tp0-041129-0005.html

とここまではどの新聞も共通している部分であり、印象どおりなので問題ない。問題なのは日刊スポーツだけがのせている次の部分。

「それにしても3歳馬は本当に強い。キングカメハメハがいたら楽に勝っていたね」と感想を口にした。
スポニチSANSPOの同様の記事を見るとスポニチでは3歳馬は本当に強いとは言っているもののキングカメハメハがいたら楽に勝っていたねなんてことは書いてない。SANSPOでは上の話しか出て来ていない。安藤騎手は10Rで最強と自信も自負するアドマイヤドンでこれまで完勝していたタイムパラドックスに負けている。本気でキングカメハメハがいたら勝っていたなんてことを言うような騎手ではない。この日刊の記事は捏造じゃないかと思えるような内容だ。もしかしたら、日刊の記者はアンカツと仲の良い人でオフトークでちょっとキンカメの話をしたのではないかと勘ぐる。


どちらにしても、こんなこと本気で言っているならアンカツにはがっかりする。日刊の捏造なら名誉毀損じゃないの?とちょっと腹たててみた。
デルタブルースに関して、スタンド前で先入れでゲート失敗したのを青葉賞の惨敗のようにならずに、よくぞ立て直したとそのアンカツの好騎乗を手放しで誉めたいだけに複雑なのである。

*1:これで来年は洋芝20cmくらいになるだろう