ミスタートウジンとガーネットS

99戦11勝


デビューは1988年10月9日。主な勝ち鞍は武蔵野SガーネットS平安S*1


当時のダートの重賞というとG3のフェブラリーS根岸S、ウインターSだったダートオープンの争いは今よりも番組が限られる分、熾烈を極めた。ミスタートウジンはそのなかで走りつづけ、ダート重賞路線が確立されG3,G2,G1のフェブラリーS全てに出走している。ミスタートウジンの記録といえば銀嶺Sの8年連続であるが、私の印象に残っているのはその2000年、14歳で出走したガーネットS。一体、どこまでいくのかと思わされた。昭和。


年が明けると馬齢が1歳増えるだけでイメージが変わる。だが、たったの10日。ガーネットSは高齢馬が活躍するレースだ。ビーマイナカヤマが旧7歳と新7歳で連覇し、ブロードアピールは8歳であがり34.3というとんでもない脚を使って勝利した。年に一度のダート1200m重賞だけに、熟成されたスペシャリストがこのレースを狙ってきている。


今年は8歳のエンゲルグレーセ、以下は6歳勢。だが、ダート短距離のスペシャリストとしてガーネットSに3度目の挑戦をしてくる馬がいる。今年は大目標を相性の良い江田照男騎手に戻った。年に一度のこの重賞の末脚に賭けてシャドウスケイプが走る。


でも、バリオス出ないのはつらいね。

*1:重賞ではない