藤岡騎手が超一流の仲間入り
藤岡騎手が東三ダース*1で重賞勝利した*2。しかも、最終レースも勝利のおまけつきだ。ヤマノサンデーズ。その名前、ちょっとかぶってる。初騎乗から1年もたたない重賞勝ちである。
新人賞も獲得して、新潟のリーディング*3を取っていたりすでにその実力は周知のものだったのだが、この重賞勝利で一流の壁をあっさり超えたような気がする。これで、さらに良い馬も回ってくるだろうし、重賞へのプレッシャーも薄らぐだろう。東三ダースに重賞を勝たせたというのも大きく、この馬に乗せてもらっていれば牝馬重賞路線はつねにチャンスになるはず。
今日はリーディング上位騎手が重賞を勝つまでにどれだけかかったかを紹介してみようと思う。
これを見てわかるように1年以内に重賞勝ちできるレベルの騎手は数年でG1を勝てるレベルの馬が回ってくる。北村騎手はダイワルージュでチャンスを逃してからはG1レベルの馬がこないどころか次の重賞勝ちの去年のマイネルデュプレまで4年あけてしまっている。
リーディング上位騎手の初重賞初騎乗 初重賞勝ち 初G1勝ち&それまでのG1成績
藤岡佑介 2004年 2005年 京都牝馬S(GIII) アズマサンダース 0-0-0-1
岡部幸雄 1967年 1968年 牝馬東タイ杯 ハクセツ →1971年オークス
武豊 1987年 1987年 京都大賞典(GII) トウカイローマン →1988年菊花賞 0-1-0-8
江田照男 1990年 1990年 新潟記念(GIII) サファリオリーブ →1991年天皇賞秋0-0-0-0
藤田伸二 1991年 1991年 ラジたん3歳S(GIII)ノーザンコンタクト→1992年エリ女 0-0-0-5
和田竜二 1996年 1996年 ステイヤーS(GIII) サージュウェルズ →1999年皐月賞 0-0-0-5
武幸四郎 1997年 1997年 マイラーズC(GII) オースミタイクーン →2000年秋華賞 0-0-0-23
池添謙一 1998年 1998年 北九州記念(GIII) トウショウオリオン →2002年桜花賞 0-1-0-11
北村宏司 1999年 2000年 東京新聞杯(GIII) ダイワカーリアン 0-1-1-20柴田善臣 1985年 1988年 中山牝馬S(GIII) ソウシンホウジュ
横山典弘 1986年 1988年 ウインターS(GIII) ソダカザン
福永祐一 1996年 1997年 東スポ杯3歳S(GIII) キングヘイロー
四位洋文 1991年 1994年 報知杯4歳牝特(GII) ゴールデンジャック
蛯名正義 1987年 1992年 フェブラリーH(GIII) ラシアンゴールド
藤岡騎手の乗った馬で重賞レベルとなると、ハードクリスタル*4やアズマサンダースあたりか。阪神開催は裏ローカルにいることが多いが、京都での勝利数が高く単万馬券を除いても回収率は高い。注目して損はない騎手だ。