モンジュー産駒がエプソムダービーでワンツー
ついにこんな時代が来たか。
1997〜2000年あたりはサクラローレル、タイキシャトル、エルコンドルパサーのおかげで随分海外競馬にも興味を持っていた頃でBSの「世界の競馬」を待ちわびていた。その時代に活躍し、エルコンのおかげもあってリアルな敵として何度も見る機会のあったモンジュー*1が無敗の英ダービー馬を出した。その名前をこれから世界のサイアーラインとして残すのだろう。
現地6月4日(土)に英国エプソム競馬場で行われた英ダービー(GI・芝12f)は1番人気に推されたモティヴェーター(J・ムルタ騎手)が道中3〜4番手追走から直線抜け出し、後続に5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分35秒69。
ラジオNIKKEI
http://keiba.radionikkei.jp/news/20050605K21.html
レースを直に見た訳でも無いのだが*2、その馬の時代を感じられたことを競馬ファンとして何度も話したくなる*3。たぶん、私と同じくらいの競馬歴のファンでエルコンドルパサーが好きだった方は同じ思いの人も多いのではなかろうか。
こう考えるとニジンスキーだとかダンシングブレーヴのような現在は父父や母父となっている2世代前の競馬を見ていたような方もいるはず。もっと遡ってRibotやNative Dancerなんかを知る世代もいるだろう*4。血統の字面だけで、Native Dancerあたりはある意味伝説となっていて想像できない話だが、1950年代は確かに走っていたはずなのだ*5。彼らが今も同じように競馬に熱いとしたら(おそらくは馬主やホースマンとしてなんらかの形で直に関わっているのだろうけど)、どういうふうに今の競馬を見ているのだろうか。30年後も競馬ファンであったとして、モンジューの系譜を血統で見て「モンジュー産駒は軽い馬場が苦手だから消し」なんて言ってみたい*6。
参考サイト
ルイルイルイ
http://www5b.biglobe.ne.jp/~louis/horse/m/montjeu.htm
モンジューの血統、戦績など。モンジューが連対を外したのはわずか3回。2回目の凱旋門賞、BCターフ、そしてスペシャルウイークがくだしたジャパンカップ。モンジューはサドラーズウェルズ直仔として無敗のダービー馬を出した。日本ではスペシャルウイークが無敗…ではないが100%連対のオークス馬を出した。Motivatorでもコウエンヲアルクでもいいから父の忘れものをとりにJCに来てくれなないだろうか。
サラブレッドネット
http://www.thoroughbrednet.co.nz/wpsdemo/MONTJEU.asp
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