スプリンター集う函館スプリントステークス

スプリンターズSへの最重要ステップである函館スプリントS*1
スプリント路線は3月、9月のG1を節目として2つの期に分けることができる。


前期
 10月 スワンS  1400
 11月 マイルCS 1600
12月 CBC賞
2月 シルクロード
3月 阪急杯
3月 高松宮記念

後期
 5月 京王杯SS 1400
 6月 安田記念 1600
7月 函館SS
8月 アイビスSD
9月 セントウルS
9月 スプリンターズS

このなかで、マイルまでを守備範囲とする馬は直接のステップを利用してG1へ望む。そして、スプリントオンリーの馬が出てくるのが冬はCBC賞であり、夏は函館SSである。だからこそ、この2つのレースの関係性は強くリンクしている。CBC賞高松宮の直結レースであるように、函館SSスプリンターズSへの直結レースだ。開催するJRA側からしても、それを意識してGⅢにしては格の高い条件

3歳53キロ 4歳以上56キロ 牝馬2キロ減
収得賞金(3歳3000万 4歳4000万 5歳5000万)
超過馬は5000万ごとに+1キロ
これは中山記念などの主要GⅡと同じ設定だ。一昨年はかなりレベルが低くアタゴタイショウあたりがからんだが、本来は重賞連対馬やG1で掲示板に乗るレベルが活躍する。今回のメンバーで超過しているのはシーイズトウショウのみ。他の馬はプレシャスカフェですらギリギリ9050万で超過なしの56キロで出走できるのだ。登録メンバーの賞金と重賞実績を見ていこう

アタゴタイショウ (56.0) 4100万 函館SS3着
ゴールデンロドリゴ(56.0) 6550万 函館SS2着 CBC3着
シーイズトウショウ(55.0) 1億250万 CBC1着 函館SS1着 テレビ愛知1着
スターリーヘヴン (54.0) 4300万
タマモホットプレイ(56.0) 5800万 スワンS1着 青函S1着
ティエッチグレース(54.0) 5650万 アイビスSD2着 
ディープサマー  (53.0) 3050万 クリスタル1着
ナイトフライヤー (56.0) 3500万
フェリシア    (51.0) 2800万 フェアリー1着 ファルコン2着
ブルーショットガン(56.0) 3200万
プレシャスカフェ (56.0) 9050万★CBC1着 シルク1着 札幌日刊1着
ボールドブライアン(56.0) 4450万 東京新聞杯
ロードダルメシアン(56.0) 3800万 福島民放1着
/---------------以下論外
イーグルスウォード(56.0)
カリプソパンチ  (56.0)
ゴールドメーカー (56.0)
シルヴァーゼット (56.0)
タイキバカラ   (56.0)
トールハンマー  (56.0)
プレシャスカフェはボーダーの1億をギリギリで超えない。ダンツジャッジのような寸どめ。◎がズラリは間違いないね。

3歳
そういうレベルの高いレースに挑戦してくる3歳馬は一気に高い経験を積むことができる。今年はフェリシアディープサマーという重賞馬が挑戦してきた。53キロで入着できたのは順調な重賞実績馬がビリーヴしかいなかった年のアタゴタイショウ。今年も古馬スプリント重賞実績があるのがシーイズ、ロドリゴ、プレシャスの3頭。2頭は十分に勝負になると思う。とくに牝馬*2フェリシアには要注目

3歳馬
04 タイセイブレーヴ 53 14着 去年の本命
03 アタゴタイショウ 53 3着 函館2歳1着
03 エコルプレイス  52 9着 アーリントン2着
02 サニングデール  52 1着 ファルコンS1着 橘S1着
02 サダムブルースカイ52 5着 ファルコンS2着 函館2歳1着
02 ゲイリーファントム52 8着
01 フィールドスパート53 9着
01 テンザンデザート 51 10着 UHB2着


函館の芝
今週の函館芝はヘイルトゥリーズンしか来ないという馬場だった。3〜4コーナーの内が荒れているためスピードレースではなく決め手勝負。今回のメンバーではフェリシアディープサマータマモホットプレイカリプソパンチタイキバカラナイトフライヤースターリーヘヴンボールドブライアン