スプリンターズステークス

予感のするスプリンターズS


展開を抜くと、先行の有利なスプリンターズSで二年連続で追い込んできたデュランダル高松宮記念武豊の神騎乗はあったものの、一昨年のスプリンターズSでも馬群をぶちやぶる追い込みを見せたアドマイヤマックス。そのアドマイヤマックスのようなパフォーマンスを去年したのがケープオブグッドホープ。去年の王者カルストンライトオ


それを凌駕するサイレントウィットネスといったところだが、この上位勢がそれぞれ不安点を抱えている。まずは休みあけが多いということ。


休みあけ
デュランダル      香港マイル5着 スプリンターズSで差すのは異常/今年レースしてない
サイレントウィットネス 安田記念3着 安田記念・香港のレースパフォーマンスが異常
アドマイヤマックス   安田記念14着 高松宮記念の内容は評価できるが、右周りとなると
シルキーラグーン    バーデンBC1着 良い競馬ができるようになった。中山実績もある。
ケープオブグッドホープ ゴールデンJS1着 去年の実績

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トライアル組
カルストンライトオ アイビスSD4着 ピークではないことは確か
シーイズトウショウ 函館SS  1着 内容よくなってきた/鞍上が中館ならさよなら
ゴールデンキャスト セントウル 1着 去年と同じ、もしくは以下
テイエムチュラサン アイビスSD1着 51とはいえ前走の内容は良い
マルカキセキ    セントウル 3着 小倉の内容は良いよ

ゴールデンロドリゴ 函館SS  4着 上位メタメタなら若干期待
リキアイタイカン  札幌日経  8着
ギャラントアロー  セントウル 4着
キーンランドスワン セントウル 5着
コスモラブシック  セントウル 9着
タマモホットプレイ セントウル 7着
プレシャスカフェ  函館SS  9着 自身の臨戦過程が悪いってのは…
アイルラヴァゲイン 京成杯AH 

かといって、ステップレースであるアイビスサマーダッシュ、セントウルS。両レースのレベルが非常に疑問。だが、上位勢のデキがダメダメだったら飛び込んでくるような馬はチェックしなければならない。


アイビスサマーダッシュからはテイエムチュラサンがピックアップされるが、前走とはちがって53キロで古馬と相対するという点は厳しい。また、1200mで勝っているのが小倉の2歳戦のみ。先行して粘りきる裏付けがない。


ラップタイム
11.7-10-10.7-10.2-11.4


セントウルSもレース内容としてはギャラントアローの逃げれなかったゆるいペースをゴールデンキャストがモノにしただけ。キャストは中山・東京遠征で結果を出したことがない。
12.2-10.8-10.9-11-11.2-12.2
マルカキセキは1200で掲示板をはずしたのが去年のCBC賞だけ。といって、G1クラスと肩を並べたとは思えないが夏の勢いでプレシャスカフェあたりとは良い勝負できるかも。


今年のスプリンターズSのキーワードは上位馬デキだと思う。

そういう意味では香港勢は遠征してくるという時点である程度の仕上がりを感じられる。

サイレントウィットネスはレースではないが、バリアトライアル*1をシャティンで2度走ってきている。アイビスSDを適当に走ったカルストンライトオ並の仕上がりはあるだろう。


ケープオブグッドホープにしても去年の実績をひっさげての遠征で、タダで日本に来ているわけではない。


この2頭は馬券として外せない。

*1:能力試験的なものらしい