秋華賞/府中牝馬/デイリー2歳 〜美しさの歴史を変えろ、女王の恋が秋を染める

そうそう。最近つけはじめている〜美しさの〜みたいな副題はJRAが発表するキャッチフレーズ、いわゆるレーシングダイアリーというやつです。


さて、今週の馬場状態ですがどちらもレースの質を馬場が左右するようなアンフェアな馬場状態になっています。要注目


東京競馬場


芝の状態 : 今週も引き続きAコースを使用します。Aコース使用は2週目となりますが、先週の傷みも非常に少なく、全体的に引き続き良好なコンディションです。


雨量(mm)43.0


中間の作業内容
(1)芝コース 11日(火)芝刈りを行いました。開催日の草丈は、野芝8〜10cm、洋芝12〜16cmの予定です。

(2)ダートコース 13日(木)〜14日(金)砂厚の調整を実施しました。開催日の砂厚は約8cmです。

先週の芝はかなり軽い時計の出る馬場。実質スローというレースが多く、先行する馬の負担がほとんどない。フィニッシュブローのある馬ならばあがりを好きなだけだせる馬場で、決め手能力の高い馬を選びたい。スローの瞬発力勝負のようなレースで好走した馬とか。


週中にそこそこ雨が降ったことでどう変わるか。


京都競馬場


芝の状態 : 引き続きAコースを使用します。馬場の傷みは少なく、全体的には良好な状態です。

雨量(mm) 11.5

中間の作業内容
(1)芝コース 11日(火)・12日(水)芝刈りを実施しました。13日(木)芝の生育管理のため散水を実施しました。開催日の草丈は野芝約8〜10cm、洋芝は10〜14cmの予定です。

(2)ダートコース 12日(水)〜14日(金)コース全面において砂厚調整を実施しました。開催日の砂厚は約8cmです。

先週に予想した通り、ディープインパクト専用のサンデー馬場になっている。とくに外回りに関しては馬場の拠りがひどすぎる。先週の芝外回りで1着にきたのは全てサンデー系列。
例年のこの時期の京都開幕週ならば、夏に育った芝の影響でかなり摩擦係数の高い馬場になっている。おかげで時計ではなく肉体的ハイペースになり、差し有利の馬場になる。また、サンデーサイレンス系統は道中で脚を使って終了というパターンばかりだった。だが、今年はうってかわってのこの馬場状態。これは芝をかりまくったか、オーバーシードのイタリアングラスの配分を変えているかのどちらかでディープインパクトの瞬発力を生かしきる馬場を作っていると言えるだろう。
秋華賞にしてもデイリー杯にしても例年以上に注意が必要。