菊花賞のペースを作るのはなんと熱い二人の男
JRAのCFがウンコすぎるのでちぃとばかり熱めに語ってみました。安心して下さい。ここは穴党サロンのボロ株観光TVですから、アドマイヤフジだとかシックスセンスだとか凡庸なことは語りませぬ。
これだ。見ろ。ズバババーン*1
今回の菊花賞における重要な鍵のひとつが「誰が行くのか」だった。ディープインパクトのレコードうんぬんはもちろんのことだが、近年の長距離レース。とくに淀に焦点を合わせると、連対経験のある騎手が異常に少ない。3000mを超えるレースは年間に6レース*2しかない上に淀の坂越えの難解さもあいまって、嵐山Sだとかがあったころにたくさん乗っていた30代後半のベテラン*3かG1クラス長距離の常連となるステイヤーを乗りこなしていた和田や渡辺しか馬券になっていない*4。年間100勝の常連である藤田騎手でさえ、アイポッパーで万葉Sで勝ったのがはじめてだった。
4枠8番 シャドウゲイト 佐藤哲三
6枠12番 ピサノパテック 岩田康誠
万葉S
ダイヤモンドS
阪神大賞典
天皇賞・春
菊花賞
ドンカスターS 2003年廃止
ステイヤーズS
で、これ
メンバー中で逃げ経験のある馬がシャドウゲイトとピサノパテックの2頭。どちらもテンの速いタイプの逃げ馬で、とくにシャドウゲイトは意地でも逃げたいタイプ。その重要な鞍上が、熱き魂の男哲三と岩田なのだ。
4枠8番 シャドウゲイト 佐藤哲三
6枠12番 ピサノパテック 岩田康誠
昨年の天皇賞春。イングランディーレの逃げを許し、単勝上位人気のJRAリーディングが「あれじゃ仕方無い」などと口をもらす中。淀の坂越え2度を初めて経験するヴィータローザ鞍上の岩田騎手が口にした言葉は「恥ずかしい…」。二度目の淀、菊花賞では大胆な騎乗。見事な先行抜けだしのレース運びで完勝した。2週目の下りで一瞬後ろを伺ったあとにいっきにスパートした岩田騎手を見て、なぜ本命にしなかったのかと悔やんだ。最高の騎乗。地方騎手にして初めてのクラシック制覇だった。
2回越えるのはかなり厳しい淀の坂。ペース判断以上に大胆な早めのスパートが要求される。それができる騎手でないと淀の長距離を制覇できない。現役の騎手でそれができるのは横山、安藤勝巳、岩田、武豊、松永、蛯名、和田、渡辺、佐藤哲三*5…
どちらも美浦所属で京都の経験はないが、注目はシックスセンス、アドマイヤフジ、ローゼンクロイツあたりに集まるだろう。ディープインパクト?この3頭の騎手はそれほどディープインパクトを本気で負かそうとは思っていない。完敗しているからだ。2着狙いでディープというよりも武豊を見ながら。
むしろやる気があるのは前にいる馬。菊花賞では経験のない距離に思い切った先行ができないため、大胆な先行が功を成すことが多い。いずれも、前走が最高パフォーマンスで上澄みの余地がありまくり。逃げる2頭に大注目の菊花賞なのである。
こんな感じかな。ヤマトスプリンターあたりがもっと人気になるのなら真の長距離血統と言えるミツワスカイハイやメジロライアンにブレヴェストローマンというマルブツライトのほうが面白い血統ではある。ミツワは騎手も枠もいい
馬単人気予想。つまりはディープ抜いた単勝
アドマイヤフジ 5.4 たぶん1人気。乗り変わり、母がステイヤー、ダービー上位
フサイチアウステル 5.9 未対戦の強み
シックスセンス 6.0 乗り変わり
ローゼンクロイツ 6.8 鞍上
ピサノパテック 12.7 逃げ&未対戦
コンラッド 15.7 ダンスインザダーク&未対戦
アドマイヤジャパン 18.2 距離不安&勝負付け済でこのあたりに
マルブツライト 17.6 長距離っぽい血統ヤマトスプリンター 長距離っぽい血統
ディーエスハリアー 長距離実績
シャドウゲイト 逃げ
ミツワスカイハイ ダンスインザダーク