菊花賞の騎手が何を思う
今回の菊花賞はシャドウゲイトのサトテツがヤルっていってんだからやる。間違い無い。
だから、3000mをソロリソロリと無難にこなすレースではなく3分4秒台を目指すラップになってくる。早いペースだが、今日の馬場ならば早仕掛けをしても止まるような馬場ではない。かなりフェアな馬場に仕上がっている。そうなれば、早く仕掛けるほど有利に。安定したあがりを出せるほど粘れる競馬になる。また、最終的には6回のコーナーをインで我慢していることが重要になってくる。
そこで、人気のサンデー系3頭
シックスセンス
この馬というか四位騎手にとってのこの枠はかなり危険な枠だと思う。シルクフェイマスでこそ内で進めることができたが、外外をまわして連になれるほど3000mは甘くない。そこを吐き違えていないか。疑問符は多い。だが、この馬の決め手というか最後の脚とその粘りは称賛に値する。フジの壁にはなるだろう。
アドマイヤフジ
予想通り馬連では2人気になっている。皐月賞5着、ダービー4着でとにかく勝負どころで動く脚のない馬。こういう馬はそれほど京都には向かない。連対条件が阪神と中山。京都外回りでのレース内容はきさらぎ賞、京都新聞杯ともに下りの坂をうまくつかえていない。母系は長距離に合いそうだが、京都との相性を考えると…
大体、この馬の成長力というものにかなり疑問を持っている。大事な前哨戦で出遅れとはいかんせん。切る!
ローゼンクロイツ
これもヒモにしか評価できない。春のクラシックがいくら関東遠征によるものという理由をつけたにしても、枠と騎手が良いくらい…インベタでシックスセンスを交わせるかどうか
こいつら3着までだ!
フサイチアウステル
普通なら本命にしたいところだ。が、ディープがいるなら対抗まで。仕方ない。三冠は見たい。
シックスセンスの四位騎手が11番枠というクソ枠を引いているのに前々で競馬という信じられぬ発言をしているためにシャドウゲイト、ピサノパテックの後ろのポジションをとるのが難しいかもしれない。
マイナス材料としては、菊花賞において外枠で馬券にできるのは長い足を使えるサンデーくらい。どちらかというと差し傾向の馬である。せめてピサノパテックより内の枠だったらよかったんだけど…それでも上3頭をはね返すだけの経験があるそれはかきつばたの華。中京2500での圧勝劇だ。鞍上藤田も今年のアイポッパーで長距離を初めて勝ち、学んだ。そして何よりこの馬は長い脚が使えてスタミナが持つと勘違いしている。それが、今回のディープの対抗としては抜群に良い。勘違いしていれば早仕掛けのスタミナ勝負に持ち込むだろう。それこそが俺の求める競馬なのだから、勘違いする藤田は賭けるに値する男だ。
ピサノパテック
こちらは逃げに近いポジションということだけはプラスに働く要素。距離の経験がないぶんだけ、前走の着順を変えるには岩田騎手のミラクルが必要となってくる。そこは見逃したい。
ミツワスカイハイ
週中にも書いたように菊花賞において、騎手がかなり重要なファクターになるだろう。もうひとつ言われるのが血統。ただ、よく言われているような長距離向きの血統みたいなことは上手い騎手が少ない今の菊花賞スタイルではさほど重要ではない。ホオキパウェーブとかザッツザプレンティなんて母父がミスプロ系ってのはたぶん駄目ってことになる。
だが、確かに好走している血統がある。とくに、ダンスインザダーク、サッカーボーイ、ブラッシングルーム。菊花賞において特注の血統のことだ。今回のメンバーでは
この3頭について検証していこう。コンラッドなんかは京都外回りで買いたくない小牧騎手*1。ダンスインザダークで買うのは皆が舐めている渡辺騎手のミツワスカイハイの方だろう。ただ、これだけの長距離血統で体型も長距離っぽくて、なぜ2400m級のレースを使っていないのか。佐山調教師はヒシミラクルのときも最長距離で2200m。中距離のレースを使いながらステイヤーの資質を育てていた。枠も最高の枠に近い。インでじっくり脚をためれば、ナリタトップロードやナムラサンクスで早仕掛けの淀を心得ている渡辺だから、シックスセンス、ローゼンクロイツ、アドマイヤフジの間に入ることくらいできるかもしれない。
コンラッド ダンスインザダーク
ミツワスカイハイ ダンスインザダーク
エイシンサリヴァン母父ブラッシングルーム
マルブツライト 母父ブラッシングルーム
エイシンサリヴァンとマルブツライトは枠が悪い。百戦錬磨の騎手以外を外では買えない。
これを三冠誕生の観戦料として払うことにする。
結論
◎ディープインパクト
★フサイチアウステル
△シックスセンス
☆ミツワスカイハイ
☆ピサノパテック
☆ローゼンクロイツ
3連単5点
◎→★→△ 1000円
◎→★→☆ 500円
◎→△→★ 500円
計3000円