5歳馬が一頭もいない中山金杯

?番人気になりそうな人気馬というのがはっきりしないメンバー。


明けて年齢があがると高齢と言われて嫌われる。ほんの数日前までには5歳だったのが6歳となっただけで年齢を嫌われるシーズン。それでも、今年の中山金杯には5歳馬が1頭も集まらなかった。4歳が6頭、6歳4頭、7〜9歳が5頭という構成。それならば4歳馬から戦いたいのだが、今年の4歳芝中距離路線の馬のレベルの低さというと目も当てられない。


参項:世代比較。今年の3歳芝はトップレベルが弱い
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20051121/p1


その後もディープインパクト有馬記念で負け、ついに重賞勝ちがでなかった。ところが、今回の金杯で人気になりそうなのはどうもその明け4歳勢のようだ。マイネルレコルトダンスインザモアキングストレイルが人気を引っ張る形。



ハンデ


ただし、そろそろ勝たせてあげようというJRAの魂胆からか4歳のハンデは多少甘い設定?と思ったけどディセンバー組、中日新聞杯組が別定から−1で鳴尾記念組が据え置きだから特に恵量と言えるハンデではない。まあ、どちらかというと中日新聞杯組のハンデが優しいと言えるか。


きついハンデになったのはメジロマントル鳴尾記念の54から56まであがった。ハンデ戦の勝利をこれほど大きく評価するのは妥当かというと怪しいが、鳴尾記念のラップは馬場を考慮するとかなりの好内容であった。

ラップタイム
12.9-11.9-12.3-12-11.6-12.2-12.2-12.1-11.7-12.7


重い馬場で13秒を踏まないラップは9歳馬とは思えないタフさ。今回は逃げそうな馬が集まっているので厳しいかもしれないが、小倉にくるなら文句なく重い印をつけたい。



馬場状態


例年の中山金杯は芝が荒れてくるので4コーナー10番手くらいまでの"差し"が強いレースだが、今年はそれほど馬場が荒れていない。というかディープインパクトのために芝刈りもちゃんとやっているので暮れの中山でサンデーが大活躍という意味不明の馬場状態だった。今週はCコース変わり芝刈りなし。過去の中山金杯ではサンデー系不振の傾向にあるが、今年はちょっと違ってくるだろうか。



4歳馬


北村騎手に鞍上強化するキングストレイルは筆頭候補だが、人気もするタイプで買いにくい。


マイネルレコルトボニヤ騎手への乗り変わりでこれまで覚えさせた差し味をどう料理するかがカギ。差しの堅実さで2着まで

56キロ以上の馬


鳴尾記念
G3の勝ちタイムが2.1.6となる重い芝の馬場状態。このレースは例年のレースとくらべると参項外に値する。


カンファーベスト 57
全成績が5-10-5-8という典型的2着キャラ。とくにG3の2000mとなると相当の実力者。2着まで


アサカディフィート 57
最近は出遅れが決定事項になっているこの馬は乗り変わりもあるため、どれだけ脚を伸ばせるか。3着まで


ワンモアチャッター 57
福島、鳴尾あたりの不発を見ると57キロでいばれる馬ではない印象。3着


ヴィータローザ 57
岩田、安藤あたりで相性がよかった事実からすると柴山騎手とはいかにも相性がよさそう。


このくらいのメンバーなら秋の準OPで休み明けを鮮やかに逃げ切ったシェイクマイハートを推したい。メジロマントルを軽視しながら最終的にいきついたのがシェイクマイハートという新年早々恐ろしい展望だ。これならさすがにメジロマントルは復活させてあげなければいかんだろう。



馬連ベースでいくと
シェイクマイハート
カンファーベスト
キングストレイル
ヴィータローザ
マイネルレコルト
メジロマントル


3連単の3着候補が多過ぎて買えないので回避。