弥生賞
いよいよ、クラシック戦線開幕。今年はメンバーも相当に面白い構成になっている。それぞれがそれぞれの舞台で高速ラップを経験していて、レベルの高い対決になりそうだ。そして、レベルの高いハイラップレースは実力をさらけ出す。
□
ラウンド 2
2強にトップジョッキーが乗り、互いをマークし合う…。これは燃える。この対決は2度目だが何度もぶつかりあうことになるだろう。ときにはムーンのあり余る瞬発力が勝利し、ときにはメガワンダーがびっとりマークの強引なレースでねじ伏せる。ムーン基地がメガワン基地を罵倒し、互いのスレはどっちが強いのかで殺伐とする。そんなクラシックであればいいなと思う。
アドマイヤムーンが圧倒的1番人気に押されるとは思うが、あれだけの瞬発力がある馬を破るのは厳しいよな。武豊を確保するために必死の仕上げっぽいし。サクラメガワンダーは賞金足りているわけだし、坂路51秒とか出していてもここで頭から買うわけにはいかんと思う。ここで勝っちゃうと後がきついし、坂と遠征で悪い結果じゃなかったら十分なんでないかな。
それでも何かを期待してしまうのはサクラメガワンダーがグラスの仔でありサクラの血をひいているからなのか。それとも、鞍上が豪腕安藤勝己だからか。そこに坂があるからなのか。その全てなのか。
□
サンデー産駒がモエレソーブラッズのみ。恐ろしい弥生賞になったもんだ。といっても、もともとサンデーで弥生賞を勝てるのはディープインパクト、フジキセキ、ダンスインザムード、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、フサイチゼノンといった種牡馬クラス。
他にもスーパーホーネット、ナイトレセプションがいて脇役にはヴィクトリーラン、グロリアスウィーク、ディープエアー、ベルジュールあたりがかためる。このなかから3頭しか権利がないわけだから、17頭の登録馬が凌ぎを削る好レースになりそうだ。