さて、女王がいなくなって  宝塚記念

ウォッカダイワスカーレットカワカミプリンセスと女王がそれぞれに離れていった。最近は手頃な海外G1もなくステイヤーマイラーともに実力馬が集まるレースとして馬券的にも非常な盛り上がりを見せる宝塚記念だが、今年はそこまでのメンバーとはいかなかったようだ。牡馬と互角以上の戦いをする牝馬3頭。カワカミプリンセスも前走で復活の兆しを見せていて、この宝塚記念ではともすればこの3頭が牡馬を完全に退ける形で力を見せつけるシーンがあってもおかしくはなかっただけに残念ですが、3頭の対決はお楽しみと。

春の最大目標であり、唯一のアイデンティティである盾を必要としたホクトスルタンは重賞のタイトルを手にして万全の秋へ。


かくして、メンバーが薄く・・・なったような。

4歳牡馬の上位陣に加えてメイショウサムソンがいるんだから、メンバーが薄いとは言えないのだがどうも・・・キャラが薄いのかな。

菊花賞馬   アサクサキングス
菊花賞2着馬 アルナスライン
菊花賞3着馬 ロックドゥカンプ
弥生賞馬   アドマイヤオーラ



と、上位陣はほっておいて穴目のやつらは実に面白いメンツが揃っている。というか気持ち悪いくらい元気のいい爺さま。


アサカディフィート
10歳にして小倉大章典2連覇。レースあがり最速を記録し続けるのだからまあすごい。中央のG1に出るのはヒシミラクルのときの宝塚記念以来(たしかあのときもちらっと買ってた気がする。)最後の記念出走なのかなという雰囲気もあります。どうみてもスローペースのメンバー構成でどこまでの脚を使えるか。何頭かわせるか注目です。


エアシェイディ
エアデジャヴーが人気の牝馬だからというのもあるのでしょうが、つねに人気先行のエアシェイディ。7歳にしてようやく重賞勝ち。安田記念も4着と勢いはそこそこ。このメンバーでも人気になるのでしょうか。


カンパニー
7歳にして重賞を連勝。この1年は重賞3勝、板外なし。文句なし