エリザベス女王杯 その1 〜女王の品格〜

エリザベス


女王


という名前がつくだけあって、このエリザベス女王杯というものは日本のどのG1よりも品格を要求する。そんじょそこらの重賞馬では一切馬券にならない。過去10年のこのレースで3着までに入った馬のリストを見てみればわかる。同じメンツばっっっっかりなのだ。前年の連対馬のうちどちらかが連対するというパターンがもうずーーーーーーーーーーーーーーーっと続いている。連対馬に限って言えばG1実績はもちろんのこと、牝馬クラシックで箸にも棒にもかからなかった馬が連対することなどできない。乙女の格付けはもう若いうちに決まってしまうのだ。優勝馬に限っていうと過去10年のうち10頭が牝馬クラシックで連対している。
G1連対のなかった馬の連対というとダイヤモンドビコーオースミハルカがかろうじて2着だったくらいだが、それにしても牝馬クラシックのトライアルは勝っている。加えてオースミハルカなどは重勝4勝を重ねてようやく2着なのだ。


エリザベス


女王



なのである。重いのだ。
もうひとつ面白い特徴としては連対馬が着順をだんだん落とすところ。前年の2着馬が勝つということはなく、また2着か3着なのである。着外から連対というのはあり。そのかわり牡馬混合G1勝ちとか恐ろしい実績を要求してくる。それじゃあガチガチじゃねえか。と、思わせるものだが実は馬連の配当はそれほど悪くない。ここ10年の配当でいうと馬連でも

 850
4,180
1,650
3,270
 530
 360
2,050
1,110
5,270
3,890

ガチガチの鉄板という年はファインモーションアドマイヤグルーヴダイワスカーレットと牡馬混合G1でもならすような連中の勝った年だけなのだ。


そのあたりを踏まえたうえで、展望していこう。


明日はもっと恐ろしい京都実績のデータでふるいにかけられます。