小倉記念

小倉記念


まずはハンデを見ずに予想。


勝ち
メイショウバトラー


逃がすと届かないメイショウバトラー。この馬の性能の良さについては過去に何度か書いているのでそれを前提で説明。つづきとして前走の北九州記念牝馬が過去連対していない*1のをそのまま3着になってしまったが、佐藤哲三がレコードを叩き出すためのきついハイペースを刻んだのが大きい。本当に最後の一瞬でバートラム、カイドウに交わされたがちょっとでも考えて逃げれば楽勝できる。一応、同型のグリーンプレジャーがいるがテン能力はうわまっている*2ので問題ない。
12.2-10.6-11.9-11.5-11.2-11.6-11.3-11.5-12.3


距離については勝ち星のうち2つ*3があるが、どちらもハナ差で粘り通している。スタミナ切れ負けで惨敗するようなことはない。
野分特別 12.5-11.5-12.1-12.0-11.5-11.8-12.1-12.0-11.8-12.7 1着
関門橋S 12.2-11.4-11.0-12.5-12.3-12.3-12.2-12.1-12.4-13.0 1着
秋華賞  12.5-11.0-11.9-12.2-12.2-12.1-11.7-11.6-11.9-12.0 7着
ゴールデン12.3-11.0-11.5-12.0-11.8-12.2-12.2-12.1-11.8-12.2 4着



勝ち負け


グリーンプレジャー
そのグリーンプレジャーは中京の成績が悪い。逃げる馬のイメージが強いが、スピードの違いで逃げていただけで前走では本物のサウスポールにあっさりハナを譲っている。今回もメイショウバトラーに譲るだろう。ここまでで1000万下を脱出したのだが、どのレースも他馬が必死なところをあっさりひねりつぶしている。力だけを見ると重賞でいきなり通用してもよさそう。


タイムからみてみると、前走は同日のマーメイドSで圧勝したアドマイヤグルーヴと同じタイム。加速する脚で勝負するメイショウカイドウにマークが集まるので、息ぬきペースならばメイショウカイドウより優位な立場。


メイショウカイドウ
この馬の成績表を見るとズラリと34秒のあがり3Fが並ぶ。それでいてここのところ2着続きだったのは、特徴として準OPではマークされる立場にありその脚をうまく使えないように封じられたからだろう。湘南Sでは直線で視界がクリアになると突き抜けた。前走もあまりマクリをやらなかった馬なのに、3〜4コーナーで外から武豊騎手が自信をもってのレースをしたのがはまった。もちろんこの競馬をすれば2000mでも上位。


だが、気になるのは芝2000mの実績がないこと。そこを考えて仕掛けを遅らせると問題。武豊騎手が来るならもう当然買いだが、小倉記念の週にはきたことないので*4たぶん別の人でしょう。そうなると信頼おける馬ではなくなる*5



3着
サンライズシャーク
去年のあがり馬だったサンライズシャークだが、去年は再三の雨による馬場の悪化により超大外2頭で決着するという結果。今年はまだ馬場はそれほど悪化していない。今週にかかる。明けて2戦がどちらも11着、北九州記念も後方ままで見せ場のないレースだったが、どちらもあがり3Fだけは34.5とレース最速と2番。照準はここだったので、気にしぎないほうがいい。

次点


ゼンノマングローブ
連闘使い。先行馬だがあまりに凶悪な2頭がいてトリプレックスにあしらわれたりするあたりを見ると*6連対には難しい。


マヤノモーリス
どんどん加速していくような脚が使えないので、この時期の小倉には向かなさそうだがちょっと掲示板を取る能力はある。先行総潰れの展開ならば。



アンフィトリオン
京都、小倉、中京と平坦で勝ちあがってきた馬だが、準OPクラスでの平坦コースでも成績がともなっていない。厳しい。


エイシンハリマオー
この馬は圧倒的に夏の成績が良い。夏の中京、新潟、阪神で素晴らしい成績を残している。ただし、ここは休みあけ*7で実績のない小倉。狙うのは次のレースから。


オースミステイヤー
オープンでの連対がゼロ*8


オースミブライト
ここ2戦がブービーと最下位。それもぶっちぎり。レース感を戻すのが先決。


シルクサンライズ
もはや7歳でハンデを下げることと賞金をとるのに必死。まともに連対する気はない。


シンデレラボーイ
重賞に全く足りていない。


トーセンダンディ
誰が乗るのだろうか?この馬は小倉で4つのコーナーを回るにはあまりにも大雑把すぎる。



ハンデ

アンフィトリオン ( 54.0)
エイシンハリマオー( 56.0)
オースミステイヤー( 54.0)
オースミブライト ( 53.0)
グリーンプレジャー( 54.0)
サンライズシャーク( 54.0)
シルクサンライズ ( 51.0)
シンデレラボーイ ( 54.0)
ゼンノマングローブ( 51.0)
トーセンダンディ ( 55.0)
マヤノモーリス  ( 53.0)
メイショウカイドウ( 56.5)
メイショウバトラー( 54.0)
サンライズシャークの設定がちょっとひどい。54キロじゃ差しちまうぞ。メイショウバトラーは54.5という斤量がないのに救われた。あとは騎手だけだろう。藤田先生よろしくお願いします。あとは準OP54キロ、1000万下52キロで妥当なところでしょう。

参考


小倉記念
http://keiba.nifty.com/db/search_race.php?key=%BE%AE%C1%D2%B5%AD%C7%B0&y4=&jyo=

*1:これは今年の牝馬にはあてはまらないと思い、予想の段階では考えずに話していました。

*2:もちろん、グリーンプレジャー鞍上の熊沢がそういうレースをするからなのだが

*3:野分特別、関門

*4:ヨーロッパにいるので

*5:まだ、サンライズシャークのほうがいいかも

*6:芝での連対がないことからしても

*7:0-0-0-4

*8:0-0-4-4