セントウルS/京成杯オータムハンデ
ということで、今後ともよろしくお願いします。
京成杯オータムハンデ
いつのまにかに、頭数も減ってきてついに9頭立てになってしまった名物レース。メンバーも関屋記念の上位組からはマイネルソロモンだけ。休み明けは2頭だが、寂しい9頭だてとなっている。こういうときこそ3連単の力が発揮される。
この時期の中山というと年で1番時計が出る時期であった。中山マイルのレコードといえばこの主にこの京成杯AHで作られることを期待されるほどの馬場。しかし、2年前に新潟代替開催されたあとの去年の開催では時計が出ないような馬場設定。今年もその傾向が続くかと思われた。ただ、今日の芝のタイムを追っていってみると
去年が遅かったこともあるが、圧倒的に速いタイムになっている。今開催は時計の早い決着と見てよさそうだ。その上で先行した馬が残っているところを見ると、先行できてそのまま速い時計で上がれるというレースができることが条件となってくる。
今日 去年同時期 今年の春平均
2R 2歳未勝利 1200 1.08.9 1:10.8
5R 2歳新馬 1200 1.08.6 1:11.1
7R 3歳未勝利 2000 2.01.9
9R 3歳500万下 2000 2.01.1 2:02.7 2.01.8
10R 3歳1000万下1200 1.07.4 1:08.9 1.09.3
11R 3歳OP 1800 1.47.3 1:49.7 1.47.3
今回のメンバーで先行力があるのはマイネルゼスト、ミデオンビット、メジャーカフェ、ニシノムーンライトで逃げる経験があるのはミデオンビットとマイネルゼストだけ。今年のミデオンビットは全て2桁着順と惨敗続き、実績のある条件で55キロというハンデをもらったならば積極策を取ってくると考えられる。そうでなければ、マイネルゼストが押し出されるだろう。
本命はマイネルモルゲン。
勝負は3コーナー。後藤騎手はマイネルソロモンの切れ味を良くしっているはずなのでこの馬をおさえ込むようにマーク。マイネルモルゲン自身も外目の枠をとったからにはなるべく前を囲まれないようにこのあたりで仕掛け始めるものと思われる*1。蛯名騎手は動きにかかり仕方なく内をあけに行く。この少頭数でも開幕週はとにかくコーナーワークで差をつけようとするはずなので内は開かないだろう*2。抜け出したマイネルモルゲンが優勝。マイネルモルゲンはエンジンが内に囲まれた場合まともに脚を使えないが、今回は囲むような馬がいない。
マイネルソロモン 56 蛯名
かなりの切れ味を持っていてマイルならば重賞でもかなり上位の脚を使える。開幕週なので、内が包まれることもあるだろうがこの少頭数ならばつきぬけられる。
メジャーカフェ 53 田中勝
持ち時計2位*3。短距離を中心に使われてきている。中山2−1−3−3、東京0−1−2−4と完全な中山型。先行力があるが最後の脚に屈するタイプで相手が超高速で差してくると譲ってしまう。マイル成績0−2−4−3−2と勝ちあがったのは1200mだが、53キロという軽量を生かして今までずっと過剰人気の馬が3着にねばれそう。
マイネルゼストの逃げ方を見ると単騎のジュニアCでは12.5-11.5-11.9-11.9-12.4-11.8-11.4-11.4と一息、スプリングSでも12.5-11.6-11.9-11.9-11.8-12.4-11.9-12.0-12.3と同じタイミングで一息。これでは、マイネルモルゲンの仕掛けに追いつかれてしまうだろう。53キロは3歳にして軽いとは言えないが、前走は後ろから差しきるという収穫もあった。1,2,3着
◎マイネルモルゲン
★マイネルソロモン
▲メジャーカフェ
△マイネルゼスト
この7点で勝負!
1着 マイネルモルゲン
2着 メジャーカフェ マイネルゼスト 3着 マイネルソロモン
2着 マイネルソロモン 3着 マイネルゼスト メジャーカフェ2着 マイネルモルゲン
1着 マイネルソロモン 3着 マイネルゼスト メジャーカフェ
1着 マイネルゼスト 3着 マイネルソロモン7点
ミデオンビット 55
持ち時計1位。今年の敗戦は何なのか?
完全な1600m型である。とすると、今年唯一まともな条件は安田記念onlyともいえる。北海道の洋芝が合わなかったともいえる。ただ、東京と中山を比較すると
1400 0.1.0.3 2着は東京1600万下
1600 3.4.1.8
1800 1.0.0.4 1着は小倉3歳500万下
と東京で勝ち星。中山では富士Sの2着があるがそのときは連続連対という状況だった。体重で見ても現在は540キロ台*4と重く、それが枷となっている。かなり絞ってきたら3着で
東京 3-1-0-8
中山 0-1-1-4
セントウルS
短距離路線はビリーヴから世代を受け継いだ圧倒的存在デュランダルが離脱したことによって、サニングデールの独断となりそうになるところ。1200m重賞5勝というのはサクラバクシンオー*5でも及ばない数字。何度も書いているが、珍しいタイプの短距離馬でゴツゴツした体型ではなくスラッとしていてパワーよりも本当のスピードで勝負するというタイプ。59キロも阪急杯を考えると先行することで克服するだろう。
展望 全部当てたい3場3重賞3連単
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20040909#p1
その王者サニングデール。芝1200では7−4−2−3という成績なのだがこの馬が2,3着になるようなのはどういうときか?どういう相手に負けたのか?
3着というのはどちらもシルクロードS
2着について調べていくとやっぱりパワーに負けたという印象になってきた。
今回、軽ハンデで出てきて馬体もこの2頭の牝馬に近いタイプ*6の牝馬ドリームカムカムが出てくる。
中京 高松宮記念(G1) ビリーヴ 472 牝馬 2着
阪神 阪急杯(G3) ショウナンカンプ488 2着
中山 秋風ステークス(オープン) サーガノウェル 472 牝馬 2着
阪神 サラ系2歳 千両賞(500万下) ゴーストスズカ 486 2着
前走は感冒明けのプラス12。時計の遅い決着に8着となってしまったが、本来の競馬は福島民放杯やTV愛知オープンのような高速決着。今日の様子からすると阪神も時計の出る馬場でコーナーワークを生かしてサニングデールが届かないという競馬ができそう。
この2頭が圧倒的に抜けていて*73着が混戦になると考えられる。このレースは馬連1点が良い。
◎サニングデール
○ドリームカムカム
◎○馬連
チリエージェ
サクラバクシンオーらしい先行力のある3歳馬。いきなりの古馬重賞挑戦。勝ちあがりが51キロなのに52キロというのは軽いとはいえず、坂にも課題。
ヒューマ
先行する馬に対する対抗心が薄すぎる。
キーンランドスワン
平坦向き。
△チリエージェ
△ヒューマ
△キーンランドスワン
3着争いはこの3頭だろう。ただ、ゴールデンキャストあたりも豊が本気で2、3着だけを狙うような騎乗をしてきたら*8これに加わることができるので3連単はやはり買い難い。