菊花賞 その２ 〜コスモバルクのお目つけ役は誰なのだか？〜
ヤンキースは○○○●●●といった感じでレッドソックスに逆転されかけているようです。日本シリーズは２戦目で中日が勝つと「もう名古屋に帰らないかもしれません」といったり３戦目で西武が勝つと「ハンデですよ…」とか言ってて吹き合いの舌戦になっている。「ハムのほうが強かった」なんて言わなきゃいいのですが…
それはまあいいとして、菊花賞にハーツクライを出走させる橋口先生も大分吹いていらっしゃる
残念！
橋口調教師が初めて獲得したクラシックが、平成８年ダンスインザダークでの菊花賞。それもダービー２着からの巻き返しだ。そのダンスと「同じくらい期待している」というハーツで、橋口師は菊３勝目を確信している。
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200410/ke2004102001.html
アンタがＧ１前に吹いた馬 といえばモノポモゴモゴですから*1！！
新種のサラブレッド斬り*2！！！
菊花賞特集
菊花賞 その１ ２回も台風に上陸される京都競馬場
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20041020#p1
菊花賞への道１ 〜菊花賞は今年も万馬券確定か
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20040720#p1
秋のG1全予想
１ http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20040923#p1
２ http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20041008#p1
ダービーのときに割と多く語っているコスモバルクだけど、もう一度考えてみる。皐月賞までのレースでは脅威的な先行力で自分のペースで競馬をし、４コーナーから突き放すと他馬にせまられてきてもう一度伸びるという素晴らしいレースっぷりの馬で、明らかに一枚上の存在だった。
しかし、皐月賞で歯車が狂うことになる。本来マクロスが逃げるはずのレースを福永の巧みなペースで控えた。先行力と切れをもったダイワメジャーに完封されて最後に追いすがるものの時すでに遅しというレースになってしまったコスモバルク。
ダービーではこの過ちを犯さぬように前々という競馬。ここでまた逆にマクロスのハイペースがあだとなり道中で貯金を全て使いはたし、直線で後ろを見るというとんでもないちぐはぐなレースをすることになる。それでも、あのサンデー馬場で８着に粘ったのは優秀だが、五十嵐騎手の後悔は相当に大きなものだったはずである。
秋初戦、必ず出走権を取らなければならないセントライト記念では控えて突き抜けるのがいいはずが道中で貯金を使いはたしながら押しきるレース。同じメンバーとなら何度戦っても負けないだろうというレースだ。
気性面から距離には不安ものぞかせるが、皐月賞までのレースは後半5F勝負に強く最後までスピードが落ちないという点では距離への融通性はありそうだ。問題となってくるのは鞍上が京都外回りに乗ったことがないこと*3と馬の気性である。前者はマイネル岡田氏がひょっとしたら五十嵐騎手に試走馬を用意するかもしれない。
皐月賞 12.5-12.0-11.6-11.3-11.5
セントラ12.0-12.0-11.9-11.5-12.0
弥生 12.3-12.5-11.6-11.3-11.9
ラジたん12.5-11.9-11.8-11.4-11.7
百日草 12.6-12.6-11.6-11.2-11.5
ダービー13.0-12.5-11.5-11.7-12.7 参考
出走できる権利がある13頭。気性に不安のあるコスモバルクとはいえ、皐月賞や弥生賞では折り合っている。黙って先行させれば最後の5F勝負に強く追いつかれてもつきはなすことができるこの馬が最も有力だろう。さらにスズカ、ハーツ、オペラあたりの有力馬が揃って差しタイプでバルクの近くでの競馬ということにはならないはず。
コスモバルクをちゃんとマークできる馬はいるのだろうか？
コスモステージは軍団員だしグレイト、デルタは地方騎手で京都外回り実績もなく仕掛け所がわからないとなるとまともに勝負にはいけないだろう。他の先行にしてもエーピースピリットはダート1800ばかりを使ってきた馬の上に鞍上は吉田豊。とてもバルクには競り合えない。
ケイアイガード ５７ 松永
コスモバルク ５７ 五十嵐冬
ハーツクライ ５７ 武豊
ホオキパウェーブ ５７ 横山典
エーピースピリット ５７ 吉田豊
オペラシチー ５７ 佐藤哲
カンパニー ５７ 柴原
グレイトジャーニー ５７ 小牧太
シルクディレクター ５７ 熊沢
スズカマンボ ５７ 安藤
デルタブルース ５７ 岩田康
ハイアーゲーム ５７ 蛯名
ブラックコンドル ５７ 赤木
同位置で競馬ということになるとケイアイガードか。菊花賞では３着ばかりの関西最年長松永騎手でも2200m以上の経験のないこの馬では自分が距離を持たせるのに必至で前をつぶそうなんて考えはできそうにもない。
結局、コスモバルクに対して長距離適正を武器に堂々とつぶしあい折り合いを欠かせるほどの余裕がある馬がハイアーゲーム＆蝦名のコンビしかいないのである。また、スタートが良いわけではないのでバルクよりも外枠である必要もある。
対コスモバルクに最も気合が入っているのはおそらくハイアーゲーム。素質を期待されながら２歳時にはバルクに完封されている。距離が伸びればという自信はダービーでのキンカメに外から堂々と競りかけていったり、オールカマーで前々での競馬をさせていたことからもそれほど差しにくるつもりはないと考える。
他馬からのプレッシャーは少なくあっさり折り合って道中を進めるのではないかと考えている。おそらく下りでまわりが仕掛けはじめるのに合わせて仕掛け、直線抜け出すところにハイアーゲームが襲いかかる。マッチレースになったところで馬体を併せさせずもう一度突き放しバルクが勝ったところにオペラシチー、ハーツクライが差してくる。
強い馬は強い！そんな実況が聞こえてきそうだ。３連単としてはバルク→ →ハイアーとか買ってみたい*4。
来年に向けて、適当にメモ
2004年
ダービー ２，３，５，８→７，１１，６，４
12.5-10.6-11.3-11.5-11.7-11.8-12.5-13.0-12.5-11.5-11.7-12.7
皐月 ２，11，14→４、８，７
12.1-10.9-12.3-12.2-12.2-12.5-12.0-11.6-11.3-11.5
弥生 １，４，６→４
12.6-11.8-12.1-12.2-12.2-12.3-12.5-11.6-11.3-11.9
2003年 2-2-4F勝負 逃げ責任幸 ダービー３着
13.0-11.1-11.7-12.7-12.1-12.2-13.0-13.0-12.7-12.8-12.9-11.8-11.5-12.0-12.3
ダービー組 １，２，３→３，４，１
12.4-11.1-12.9-12.6-12.1-12.6-13.6-12.8-12.1-12.1-11.5-12.7
皐月組 １，２ →３，９
12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8
弥生 ３，６ →11、１
12.6-11.0-11.8-12.3-12.0-12.0-12.7-12.7-12.5-12.7
2002年 5-4F勝負 逃げ争い責任岡部・福永 あがり馬
12.9-10.7-11.0-11.7-12.0-12.4-13.6-13.7-13.5-13.2-13.2-12.6-11.6-11.7-12.1
ダービー ４，６，７→３，４，５
12.8-11.3-12.6-12.6-12.4-12.3-12.4-12.0-12.2-11.7-11.6-12.3
皐月 １，２，４→０、13、17
12.0-10.9-12.1-12.2-12.0-11.8-11.7-11.7-12.2-11.9
弥生 １，３ →５、13
12.7-11.8-12.4-13.3-13.0-12.3-11.9-11.5-11.4-11.7
2001年 1-4F勝負 逃げきり２着太宰
13.3-11.7-12.3-12.8-12.9-12.6-13.2-13.1-12.8-12.5-12.7-12.0-11.4-11.7-12.2
ダービー １，２，６→４，５，９
12.5-10.5-11.4-11.8-12.2-12.9-12.9-12.7-13.1-13.3-11.6-12.1
皐月 ２，３，５→５，４、15
12.5-11.5-11.8-12.3-11.8-12.2-12.4-12.4-11.5-11.9
弥生 ４ →１
13.1-11.6-12.5-12.4-12.1-12.2-12.6-13.0-12.2-14.0
2000年 2-1-6F勝負 逃げ責任吉田・本田 ダービー２着馬＆皐月賞馬
13.4-11.2-11.5-12.7-12.7-12.2-13.1-12.7-12.4-12.4-12.4-11.9-11.9-12.1-12.1
ダービー １，２，４→５，１，２
12.5-10.6-11.9-11.9-12.3-12.5-13.1-13.0-12.3-12.0-11.7-12.4
皐月 １，４，６→１，８，３
12.4-11.0-12.0-12.5-12.3-12.7-12.6-12.3-12.0-12.0
弥生 ２，４ →１，８
12.9-11.3-12.0-12.7-12.2-12.3-12.7-12.4-11.5-12.3
1999年 0-2-4F勝負 逃げなし ダービー２着馬
13.6-12.7-12.8-12.8-12.4-12.5-13.2-13.3-12.9-12.7-12.6-11.9-11.4-11.3-11.5
ダービー １，２，３→２，１，６
12.8-11.3-12.0-12.0-12.1-12.3-12.4-12.4-12.3-12.8-10.9-12.0
皐月 １，２，３，６→２，８，１，６
12.5-10.4-12.5-12.3-12.4-12.2-12.4-12.1-12.1-11.8
弥生 １，２ →１，６
13.0-11.2-12.4-12.4-12.4-12.8-13.0-12.1-12.2-12.0
1998年 5-4F勝負 逃げ争い責任横山 皐月賞馬
13.3-11.5-11.7-11.7-11.4-12.1-13.1-13.5-12.7-12.9-12.3-11.9-11.6-11.5-12.0
ダービー １，２，３，４→２，７，６，１
12.8-11.2-11.7-12.4-12.5-12.1-12.2-12.6-12.5-12.7-11.2-11.9
皐月賞 １，２，３，４→１，５，２，３
12.5-11.2-11.8-12.5-12.4-12.0-12.2-12.6-11.9-12.2
弥生 １，２，３→２，１，５
12.5-10.9-12.0-13.0-12.8-12.2-12.3-12.0-12.1-12.0
1997年 2-4F勝負 逃げ責任和田 あがり馬
13.5-10.9-11.6-12.9-12.9-12.8-13.6-13.5-13.6-13.0-12.9-12.1-11.4-11.5-11.5
ダービー ２，３，４→５，３，10
12.6-11.1-12.3-12.6-12.9-12.5-12.6-12.2-12.0-11.9-11.2-12.0
皐月 ２，４ →12，３
12.3-11.7-12.0-12.8-12.3-12.0-12.4-12.3-11.6-12.6
弥生 10着までの出走なし
1996年 2-5F勝負 逃げ責任柴田 ダービー２着馬
13.4-11.6-11.6-12.6-12.7-13.1-13.6-13.0-12.9-12.5-12.0-11.7-11.4-11.3-11.7
ダービー １，２，３，４→３，１，９，２
12.7-10.8-12.0-12.8-13.1-13.0-12.5-12.1-11.9-11.9-11.6-11.7
皐月 ２，３，４→２，９，８
12.2-11.0-11.2-12.3-12.5-12.6-12.8-12.2-11.9-12.0
弥生 １ →１
12.3-11.7-12.6-12.8-12.6-12.4-12.7-12.2-11.9-11.5
1995年 4-5F勝負 逃げ争い責任四位・中館 あがり馬
13.6-11.3-11.9-12.2-11.9-12.4-13.2-12.2-13.0-12.6-12.3-11.9-11.9-11.7-12.3
ダービー １，３，４→６，13，３
12.9-11.6-12.3-13.2-12.8-12.4-12.6-12.3-12.0-12.4-11.2-11.6
皐月 ２，３，４→６，13，３
12.5-11.2-11.7-13.2-12.4-12.4-12.4-12.4-11.8-12.5
弥生 ２，４，５→３，13，４
13.0-12.0-12.6-12.7-12.2-12.3-12.5-12.0-12.2-12.2
1994年 3-4-2F勝負 逃げ責任が角田 皐月賞馬
13.5-11.2-11.7-12.2-12.6-12.0-12.3-12.1-12.3-12.8-12.8-12.6-12.7-11.9-11.9
ダービー １，２，３→１，３，２
12.7-10.8-12.4-12.0-12.1-12.1-12.5-12.2-12.5-12.6-11.2-12.6
皐月 １ →１
12.2-11.1-11.5-12.2-11.8-11.9-12.2-12.1-12.0-12.0
弥生 ８ →２
12.6-11.5-12.8-12.5-12.0-11.8-12.1-12.3-11.8-11.9
1993年 2-4F勝負 逃げ責任河内 ダービー２着
13.4-11.4-11.3-12.6-12.9-12.6-13.3-12.7-12.7-12.8-12.4-12.0-11.5-11.5-11.6
ダービー １，２，３→３，１，18
12.7-11.3-12.1-12.0-11.9-12.0-12.2-12.2-12.1-12.4-12.0-12.6
皐月 １，２，４→18，１，３
12.4-11.2-12.0-12.6-12.3-12.1-12.1-11.9-11.8-11.8
弥生 １，２，３→１，18，15
12.4-11.2-11.8-11.8-12.2-12.2-12.0-12.0-12.7-11.8
