中山牝馬S 〜大はずれの予想を反省する〜

久しぶりに大外れの今週はたっぷり反省の余地がありますね。それではいってみましょう。


ヘヴンリーロマンス 10着
レクレドール    8着
オースミコスモ   7着


まずは予想のアラを探していきましょう。

中山1800mは格を要求する。先日書いたように前走が重賞でない馬は馬券にならない。ハンデが抜けて重くなるようなG1馬が出走してきたら逆らえないのである。
ハイ。あっさり前提は覆されました。
対馬は前走重賞でG1を経験しているレベル*1だったものの3着馬はなんと前走が京都の1400mという何の実績にもならないコースの準OP勝ち馬。これに53キロで差してこられるのですから鵜呑みにできる見解ではなかったと思われます。上位で差したのはこの馬とマイネヌーヴェルだけ。距離延長でモノにした3着はかなりレベルの高いあがり特性を持っていると言えるでしょう。おそらく次にこの脚が爆発するのは福島牝馬S、愛知杯ではなくクイーンCあたりになるでしょう。

明日はユキノスイトピーがハナを主張するレースになり、ハンデ戦で格下馬が逃げるフルゲートならばハイペースは必死。スタミナ上級の馬を取り上げたい
デタラメ展開予想ですね。ここで逃げると予想しているユキノスイトピーはハナをとれず。オルレアンが押してようやく落ちついたものの、誰もがレースをひっぱることを避けていました。

ラップタイム
12.7-12.3-12.7-12.5-12.1-12.2-11.8-11.5-11.9
酷いスローで、中山1800mでは余りみられない動きの遅さでもありました。ウイングレットが1番手の人気だったものの、まだ甘くみられていてレクレドールヘヴンリーロマンスという実績のあるところがちゃんと評価された部分で後ろの牽制もあったのでしょう。これに唯一対応できていたのがメイショウオスカルの後藤騎手から急遽乗り変わった江田騎手。3コーナーから前を捕まえに行き、この馬の持ち味である前にとりつく速さをしっかり生かして乗っていたと思います。

各馬の見解に関してはほとんど間違っていないと思います。ただし、オースミコスモに関しては56キロで新興勢力と戦える余力はもうないようです。今回の予想で唯一当たっていたのがこのラストの文

ウイングレット
重賞は勝っていない。マイル重賞で2着2回だが、ターコイズSあたりもレベルが低く中山1800で勝ちきるには着差のない秋華賞の実績では差しペースを粘りきるにはもう一声足りない。ただし、ユキノスイトピーが出遅れてチャペルコンサートも控えるような状況になればこの馬とメイショウオスカルで決まることになるだろう。
1点で買えるそっちの馬券にしろよ。

教訓としては
・展開予想をきっちりやる
これ一本ですね。といったところで中山牝馬S回顧はお終い。

*1:しかも、牝馬クラシック