桜花賞枠準発表 20世紀の忘れものは忘れたままになるかも

さあ、八大競走ということで木曜の枠発表。これが緊張感をより強くしますね。



桜花賞の枠(ヤホー)
http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2005/09/02/06/11/denma.html

絶好枠に入ったのはエイシンテンダー。7番枠シーザリオもなかなかの好枠と言えるでしょう。
逆にきつい枠なのはアドマイヤメガミペニーホイッスルエリモファイナルあたり。現在の阪神はなんとか内も良い馬場を残しているものの、3月の開催を見てわかるように芝の減りが早いため*1、今週ももつとは思えません。エリモファイナルはこれでここで内に揉まれてさせずにオークスで逆転というシナリオが完成しました。
11番枠から外は人気を集めそうな差し馬がたくさん集まりました。とくに8枠の3頭。桜花賞では行くも地獄、引くも地獄。馬場の消耗が早くても外枠有利という馬場まではいかないはず。こうなるとかなりつらい。自分で動くレースのできるショウナンパントルはスタートを遅らせて内に入っていくことも可能だが、ラインクラフトはそういう地力がないだけにかなりコースどりが難しそう。クラシックのどれかは獲れる器だと思っているが、それはここではないようだ。



隊列はおおよそ次の通り。

10 2 1 3
6 7 9 5 11 4
8 14 13
12 15 18
16 17
ハナをきるのは10.テイエムチュラサンもしくは16,モンローブロンドだろう。やはり後ろに控えると決められる18.ショウナンパントルに対して14.アンブロワーズ、15,エアメサイア、17ライラプスあたりの位置のつけ方は難しい。先行するなら外外を回ることになるし、控えても内には入れてもらえそうにない。こうなるとマイルという距離に絶対のスタミナがあるわけではない3頭のレースは少し難しくなる。

ペースはどうなるだろうか。この隊列ならモンローブロンドが行きたがるようなことがなければ、テイエムチュラサンの単騎になる。追走するのも限られてきそうだ。エイシンテンダーは後ろを気にかけて早仕掛けしすぎないだけ。幸四郎騎手も前走の感覚からよくわかっているはずだ。ラインクラフトはこの枠に入れば、最終的にほぼ間違いなく外を差してくる。前走の差しきりはあまりに強烈だったし、あの脚があればきっと届くと考えるだろう。この馬に勝てるのがどの馬かという問題だけだ。

条件としては


エイシンテンダー幸四郎騎手が早仕掛けしすぎない場合
シーザリオ吉田稔騎手がかなり上手く乗りこなした場合
ショウナンパントルが道中でインを我慢して3コーナーから進出。不利なく前方がクリアになった場合
アンブロワーズがスタートを決めてすぐに内に入れた場合
エアメサイアのスタートを決め手インにすぐに内に入れた場合。
この5頭のそれぞれの条件が合えば外から差すラインクラフトに先着できると考えられる。

*1:野芝の根のネット不足