皐月賞 〜馬場状態を予想

ディープインパクトの枠が14番。内にもまれる展開も考えていましたが、そうはなりませんね。加えて、この時期の中山の馬場というと内にローラーをかけて選考超有利というのが基本ですが、冷静に考えれば天下のJRA様がスーパーホースになりうる馬がいるのにローラーなんて小細工で不利になるようにするはずもありません。特大万馬券というのはすでに1000万馬券で十分にアピールしているので、今週の馬場は


・水曜芝刈り
・野芝4〜6cm、洋芝約10〜12cm
ディープインパクトが走りやすいような軽い馬場を作ってくるのではないか。下手したら外にローラーかけんとする勢いで。

2〜6番までにぎっちり先行馬が集まった。この6頭のなかから牽制しながら逃げる馬が出てくる。ビッグプラネットが逃げるならば、流れは13秒を刻むことなく12秒前半の流れになる。ある程度の追走力がなければ差し馬でも自分の脚を使うこともできない。トライアルの流れで先行できないような馬は用無し。
ダンスインザモア
アドマイヤフジ
ウインクルセイド

そこで見ていくと前哨戦で最も良い競馬を見せたのはローゼンクロイツ
この馬は切れ味が印象的すぎて、差し馬という印象を持っていたが実際は出遅れた新馬を除くとわりと前で競馬をしている。もちろん流れがそれほど速くないレースばかりということが、それを許しているのだが未勝利戦は13秒台のないペース。阪急杯も前半こそあっさり展開が決まりスローで始まっているが後半が急に速くなるラップ*1。この流れで先団にとりついていき、4コーナーで4番手。坂で一気に差しきるというレースぶりは成長を伺わせる。今回、ディープインパクトの隣枠という最高の枠を引き、内の先行勢が主役の位置どりを知らずにレースを進めるのに対して完璧にマークしながらの競馬ができる。7,8割のデキの前走と比較しても前進。ディープインパクトを出しぬいた仕掛けができればディープ向きの馬場なら味方するはず。
重賞で2連対しているのはレコルト、ペール、ローゼン、ジャパン。この内2000mのレースを2連対しているのがローゼンとジャパンだが全くのスローの経験しかないジャパンと比べてもローゼンクロイツが上。
安藤騎手はここ2年ザッツザプレンティハーツクライと差しそこねて人気を裏切っているがローゼンクロイツでは2年連続の失敗から先行することを覚えさせている。オペラオー以来の毎日杯からの皐月賞制覇かも*2


ディープインパクト
この馬に関しても武騎手が後ろからの競馬をするので差しとか追い込みというイメージを先行させてしまいがちだが、この馬は直線一気というタイプではなく3コーナーから一気に順位をあげて4コーナーで先頭に追いつき、直線では突き放すだけというレース。これは武騎手が皐月賞で得意としている騎乗でもあり、これまた去年のブラックタイドの直線追い込みだけというレースぶりとは全く違う。
皐月賞での武騎手の良積は外枠での発走に多い。どれもぴったりゴールで差し切っている。今年もエアシャカールちっくなレースをするだろう。



この組み合わせはダービーで買うつもりだったのだが…

*1:13-11.5-12.9-12.5-12.6-12.7-12.3-11.6-11.4-11.7

*2:そもそも毎日杯勝ち馬が皐月賞に出走してくることも珍しいわけだが