皐月賞 〜ディープインパクトが1強になってしまった〜

ディープインパクトが1強になってしまったのはスプリングSのせいと言っても過言ではない。ストーミーカフェが故障してしまった時点でディープインパクト皐月賞対抗できそうな馬というとラジオたんぱ組、ペールギュントコンゴウリキシオーくらいしか残されていなかったわけだが、これらが惨敗。朝日杯3着、ラジオたんぱ1着が惨敗したのは馬場のせいというのも一部あったがそれにしても負け方が不細工すぎる。ヴァーミリアンは乗り変わりで何の収穫もない競馬をしてしまった。前走を度外視などできない。この時期の競馬はとにかく一戦一戦で成長しなければならない。2歳時に成績を残した馬がさっぱりということに加えてトライアルで権利を取った馬が地味な馬*1ばかりなのでディープインパクトはさらに押し出されてしまったというわけだ。



■馬場
先週あたりまでの競馬を見ているとエローグがシンボリクリスエスレコードに迫っていたりNZTが33秒台で決着したりと、02、04年のような高速馬場を作っているのか、58秒決着のレコード馬場になり先行が残るのかと思っていた。今週は1000万下マイルで1:34.6。小頭数で時計が出なかったという部分もあるが、

■展開
ペースメーカーがいない。
ヴァーミリアンは速い逃げ馬ではない。コンゴウリキシオーも速くはない。ビッグプラネットの先行力だけが抜けているのだが、ビッグプラネットテン乗りで柴田騎手である。彼は逃げるのが上手いわけでもないし、大舞台で先行馬なのに出遅れたりもする。展開を予想するのが非常に難しい。

展開は
① ビッグプラネットが逃げだした
② 出遅れた。逃げられない
①の場合はマイルの流れを経験してきたビッグプラネットがハナを切るのは間違いない。先行馬が内枠に集まっていることと外に有力な差し馬がいることを考えると馬群は落ち着き、タテ長の展開になる。この場合マイネルレコルトはきっちり折り合いをつけることができる。ディープインパクトは3コーナーで外につけてマクっていく。このペースアップについていけないものは流れに負けていくのでディープの視界はクリア。経済コースを通っていたレコルト、コンゴウが抜け出せるだろう。コンゴウに関しては前走で前に一頭しかいないのにカネヒキリにおしこまれて捌けない不器用さがあったため前で競馬できないと厳しい。
12.8 - 11.2 - 12.2 - 12.4 - 12.2 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.9
いずれにしても皐月賞は4コーナーで激しくゴチャつく。阪神でこれを捌いてきたローゼンクロイツが前哨戦の内容としては一歩リード。


②の場合はおそらくコンゴウリキシオーが逃げるだろう。そうなってくると、前走のように前でつかえることもなくすんなり抜け出せるのではないか。スローに持ち込んで逃げた場合、ディープインパクトがガッチリインに閉じ込められ4コーナーでゴチャついたときに馬群を捌き切れないというパターンもあると考えられる。この場合もやはり馬群捌きをやってきたローゼンクロイツが抜けだし勝ちきるのではないか。


ディープインパクトはともかくアドマイヤジャパンあたりと比較するとローゼンクロイツの場合出遅れで0.0差2着だったデビュー戦のマイルの流れの経験がG1レースである今回はかなり効いてくる。たぶんローテーションからアドマイヤジャパンは人気すると思うが、実際京成杯→弥生というローテーションはボーンキング、フォーカルポイント、ローマンエンパイアといったあたりの壮大な釣り師を生んできたローテーション。2000mのテンが37秒というようなスローしか体感していないアドマイヤジャパン太公望でしょう。


結論
ローゼンクロイツ
ディープインパクト
コンゴウリキシオー
マイネルレコルト

馬連1点
◎=○ 1000円

3連単4点
◎=○→☆ 各200円

3連複4点BOX 各200円
計2600円

*1:戦績、血統とか騎手