新潟大賞典

ローラーをかけたものの、内馬場は1頭分の猶予しかない。直線では、外までバラけて良い所を取り合う状況。外一気でも楽に差せる。土曜のレースでは1800、2000のレースがあったがどちらも勝ち馬は差しで33秒台の足を引き出されていた。ガチンコのハンデ直線勝負のレースになるし、リーディング上位は東京にいるので騎手のパワーも重視したい。



トーセンダンディ 江田照
昨年はオーバーシード馬場を半年休んで4月から復帰。一昨年もほとんどレースしていないため、レース感を戻すのに時間をかけた。今回は叩き3戦目。大サンデー差し大会のオーストラリアTであがり2位を出し、ようやく勝負できる体になるのが今回。今の新潟はオーバーシードなしの野芝でありトーセンダンディの得意とする馬場。新潟記念オールカマーあたりは先行してねじ伏せる内容。賞金ではカンファーベストを上回っているのに56.5キロは恵まれた*1


エアセレソン 藤田
日経新春杯ではサクラセンチュリーに0.4差5着だが、あの時期の京都の内外の馬場差を考えると先行して直線で外外に持ち出しながらの内容で十分。もともと中距離に実績のある馬。目黒、日経とG2の長距離戦に出走して負けてしまっているが、ハンデ55キロの新潟2000mで上位を超えることもできるだろう。藤田騎手を乗せて外から爆走するのが予想できる。


ツルマルヨカニセ 小牧
前走は馬場の利で上位。今回もなかなか好枠。左回りに実績のないのは気になるが、2000mは4−4−3−2と得意条件で平坦巧者。前走くらいのレースができれば大大外からの3着ならありそう。追える小牧というのも大きい。


アサカディフィート 秋山
出遅れるのがデフォルトになってしまったアサカディフィート。前々走でようやくきっかけをつかんだ。平坦巧者でもないが、この馬場で3着なら捨てられぬ。


ダンツジャッジ 中館
迷走、迷走。ダンツジャッジを一言で表すのは難しい。3、4歳時はマイル以下に適性を見せていた馬が、年を重ねるにつれて長い距離に適性がシフトしていった。もともと、レースあがりだけは常に最速をマークできる馬。2000mというタイプではなく、スローで2200mをこなしているが基本的には1800mまで。直線が長い分だけ2000mらしくない競馬をする新潟2000mは直線の短い福島や中京に比べると持ち味が出せるコースかもしれない。ダービー卿は得意の中山で誰も逃げないところを見て、逃げてからは去年のスランプ時のようなレースはしていない*2。マイルの流れを経てきたことで追走も随分楽になるだろう。外枠を上手く差せれば良いのだが中館では心もとない。<<追記>>
中館さん新潟リーディングでした。すんません。印あげます。


マイネルアムンゼン 木幡
トーセンダンディと同じく叩き3走目。去年も似たような馬場で先行しながら外に持ち出してスーパージーンハレルヤサンデーを押し切った。この時期だけ走る馬。時計が出る高速馬場でないことも味方する。あとは木幡騎手がどう乗るかだけ。


スズノマーチは中山専門で前走がベストパフォーマンス。


ウインジェネラーレ
去年の内容からすれば飛躍を期待できるのだが、右目を失明。左回りでは致命的だろう。もともと中山タイプでもありこんな所に出てくる馬ではない。秋まで様子を見たい。


結論 決定
トーセンダンディ  江田*3
エアセレソン    藤田*4
△1ツルマルヨカニセ  小牧*5
△2ダンツジャッジ   中館*6
マイネルアムンゼン 木幡*7
アサカディフィート 秋山

馬連1点
◎=▲ 1500円
馬単4点
◎、▲→△ 500円づつ

3連複5点
◎▲△1 1000円
◎−▲、△1−△2、☆ 200円づつ
計5600円

*1:もともと520キロの馬で斤量負けはしないだろうが

*2:マイラーズCは見せ場たっぷりの0.3差5着

*3:50万パワー

*4:300万パワー

*5:150万パワー

*6:新潟リーディング

*7:この下の2頭は本当は騎手で切れるのだが、おさえのおさえ