オークス その3 〜トライアル・別路線組を検証〜

フローラS
12.9-12.1-11.4-12.1-12.9-12.7-13.0-11.7-11.3-11.7
なぜか3ハロン目が速くなっているがそこからはグッとペースを落とす。結局、直線だけで競馬をするレースになった。ペースとしてはオークスのペースにも似ていて直線の瞬発力勝負。この週はそれほど内外馬場差はなかったが、それでも最後方から一気に外から追い込んだディアデラノビアの決め手はミスがなければオークスでもかなり使える。ただ、チューリップ賞で直線つまったように不器用なタイプで、テン乗りデザーモは武のように大外を回すことはないと思うのでそのあたりが不安材料か。
前で粘り込んだレースパイロットアスピリンスノーだが出走権は確保したものの、桜花賞組へアピールできるようなポイントはとくにない。



スイートピー
1週前によりオークスに近い条件で賞金も多いフローラSがあるためスイートピーSはどちらかというと距離に自信の無い馬が集まるトライアルになってしまっている。そのため、スイートピーSからオークスで馬券になった馬は皆無。京都1800あたりでオークストライアルができれば、関西馬を集めて皐月賞で言うところの若葉Sのような位置付けのレースができるのだろうが。忘れな草賞桜花賞に間に合わなかった馬が主、ということで結局桜花賞に集まる素材がオークスへ繋がっている。


さて、今年は既存勢力であるライラプスがなぜかここに出走してきて1着となった。オークスへ向けてもっと乗り込んでいけばいいのに、なぜここに使ったのか*1。松田調教師は3歳馬を使いつめていく傾向がある。これでライラプス、今年は5戦目。母フサイチエアデールシンザン記念1着→現FR1着→桜花賞2着→現フローラ2着→オークス5着とライラプスよりもひとつ上の実績*2
だが、ライラプスの京都や東京での成績はスローのオークスでの競馬にかなり向いていると考えている。さらにつけ加えると今年のスイートピーSはメンバーはともかく牝馬限定戦にしてはなかなかの好ラップ、好タイム。
13.0-11.1-11.6-11.8-12.0-12.1-11.5-11.9-12.0
四位騎手が故障で後藤騎手になってしまった。乗りこなせないとは思わないがやはり3歳牝馬だけに特性を知らずに乗るのは良くない。オークスではテン乗りの馬はここ5年で掲示板にも乗っていない。あとは、内をついてなんぼの馬なので枠としては内枠のほうが好走している。藤田が乗ればいいと思うのだが。


コスモマーベラスライラプスに完敗という形ではないため、また好勝負できるかもしれない。忘れな草組でも最先着できるだろう。といっても、着にはいれるほど強調点はないが。その上、騎手変更はかなり辛い所。



忘れな草賞

前にいた馬がそのまま残ったレース。
12.8-11.7-12.7-12.5-12.8-12.5-12.1-11.8-11.5-11.6
この中で唯一後ろから追い込んだのはコスモマーベラス。最後方からゴボウ抜きで3着にきた内容を見るとおそらくジェダイトブリトンには先着してくるだろう。

*1:直行なら本命候補だったが

*2:今年はエアデジャヴーよりちょっと弱いエアメサイアなんてのも出てきている