つきあいの長くなりそうな馬ばかりの函館記念

いやー、今週の函館記念は脊髄が回顧したがるね。しがいあるわ。ここに出てきたやつらはタイガーカフェとワイルドスナイパー*1以外はこれから良い馬券になってくれそう。実績馬がいないので伊藤雄二エアセレソンが押し出されて人気に。いつのまにか復縁していた四位がメニモメヨの方に乗っているのでこっちが本線だったか。

蛯名クソだな♪と合唱。スタート。テン能力がズバぬけているグランリーオを行かせなかったのは郷原騎手以来の失敗。2番手でも許されざる罪。せっかく内田博幸騎手が開眼させた逃げをつぶすきか。


ラップタイム
12.8 - 11.2 - 11.8 - 12.4 - 12.5 - 12.2 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 12.0
ということで、ブルートルネードがらくらくハナに。横山典弘が完璧なペースをつくる。4コーナーまで誰も勝負に来ないところをジョジョにペースをあげて、一気に抜き去ることができないように後続に脚を使わせたあたりが見事。それでも、これで4戦連続であがり最速のエリモハリアーの脚を止めることはできず。
最後の下りでウイングランツ×松岡がせまってきたが、松岡ごときには抜かせんとハナ差を守りきった。面白いのは巴賞とおなじようにエリモ>ブルー>メニモメヨ>エアセレソングランリーオとなった。巴賞の上位馬のほうが斤量が減っていたのも事実だが、函館の実力はこういう順番なのだろう。

1着 △エリモハリアー
2着 ★ブルートルネード
3着 …ウイングランツ

エアセレソン…5着

ケン → 事前公開ではワイド的中
やっぱ、クラフトワークも兄の血があるわけだし、函館実績がない馬を本命としてねらっちゃだめだよな。
1着 エリモハリアー
ようやくジェネラスが重賞初制覇。売ったアイルランド人もいまさら…まさかUG2とはいえ函館記念が初制覇とは今頃、墓場、墓場言ってるでしょう。血統の字面だけで見たらジェネラス×ブレイヴェストローマンっていうよだれ血統ですし。
これで4戦連続あがり最速。スローだろうがハイだろうが強い競馬。それでも、次も人気しなさそうな気がするのはなぜだろう。勝ったときの人気が5〜7番人気が6回。それも大体北村騎手なんですが、穴党にやさしいねえ。去年も10月で打ちどめの夏男!G1シーズンになると存在感は消えると思うので、もう少し稼がせて貰いましょう。


2着 ブルートルネード
グランリーオが出ぬけとみるや、自らハナに。こういうところが横山騎手らしい。先行ころしだが、自分が逃げては世話はない。ナイスラップで粘り切り。ウイングランツに離れた差しをさせられたのに粘れたのは騎手力。


3着 ウイングランツ
先日の結果で買いたように、ファストタテヤマはもう超えた。55キロはもはや過小評価だろう。右周りの2000mがこの程度こなせるなら距離延長すれば印つける必要あり。左回りなら軸候補。


4着 マチカネメニモメヨ
どこを目標にしているのかはしらないが、この走りは全力ではありませんね。直線だけ競馬して着ひろい。安全圏の競馬なので急に1着ということはないでしょう。ひとつ言えるのはダートのときよりも決定力がある気がする。ダート変わりだからといって買えるようになるというわけでもあるまい。ダートでよかったブライアンズタイムがスピードを備えて芝のほうが良くなるというパターン*2。充実期である。これは逃す手はない。いつかハイペースのハンデ重賞で。たぶん金杯かな。遠!
基本的に調教がダメダメな馬なので、いきなりビシバシやってたら要注意


5着 エアセレソン 藤田
インの神藤田が2番枠ならば下駄はいて買うのは当然なのだが、なぜか4コーナーで大きく外へ持ち出した。そういえば、この馬阪神2000mなんかも勝ってはいるがもともと京都巧者。小回りで鋭角にコーナーを曲がれるようなキャラじゃない。同じチーフベアハートマーブルチーフなんかもそういうタイプで京都だけ走る。小回りローカルでは鉄板ではなかったということか。それでも上位にからんではくると思ったが、あれでもってこれなかったのはそれほど実力差がないということだろう。札幌記念に出ても絶対買わない。


6着 グランリーオ
夏はグランリーオ捨てよう。この馬、深い芝無理関屋記念に出さなかったのは責任問題だな。。北海道開催はまるで向かない。新潟記念でもまた本命候補になるが、関屋記念にはもう出られないので放牧したほうが懸命。秋の東京で待ってるよ。

*1:こいつらはもう壁だよね。正直

*2:逆もある