スペシャルウィークはリーディングとれるのか 〜優駿牝馬血統から〜
北海道・早来の社台スタリオンステーション事務局の徳武英介さんは「スペシャルは母系が日本の血統で脚元が丈夫ということがあると思います。それと、これはニジンスキー（母の祖父）の血が入った馬の特徴ですが、調教を積んだり競馬を使うことで強くなっていく傾向がある。だから、ある程度負荷をかけてレースに臨んでいるんじゃないですか」と分析する。
ミルキーホースでhttp://d.hatena.ne.jp/milkyhorse/20050802/p7というエントリを見てちょっと思い出したことをひとつ。ダービーがとにかく血統を重視することは知られているが、優駿牝馬というレースはダービーと同等かそれ以上に血が重要なレース。優駿牝馬を勝てる血は東京2400mで勝てる血。東京2400mをこなせる馬は東京2000mから京都3200mまで幅広く活躍できる。つまり日本の多くの大レース、芝王道路線が行われる距離に適正があることを意味する。チャンピオン血統であるから良繁殖も集まる。ノーザンテーストはおろか、パーソロンやテスコボーイに遡っても、オークス馬の父は次の時代の競馬を作ることになる。とくに種牡馬から数年でオークスを制覇したというタイプの種牡馬はリーディングまでのぼりつめることもまれではない。
◇
長いぞ！ほないくでー
ノーザンテーストが引退、サンデーサイレンス神時代。それはダンスパートナーから始まった。
優駿牝馬 優勝調教師 優駿牝馬種牡馬 最優秀種牡馬 第二位
第66回 2005 シーザリオ 角居勝彦 スペシャルウィーク サンデーサイレンス ブライアンズタイム
第65回 2004 ダイワエルシエーロ松田国英サンデーサイレンス サンデーサイレンス トニービン
第64回 2003 スティルインラブ松元省一 サンデーサイレンス サンデーサイレンス トニービン
第63回 2002 スマイルトゥモロー勢司和浩ホワイトマズル サンデーサイレンス トニービン
第62回 2001 レディパステル 田中清隆 トニービン サンデーサイレンス トニービン
第61回 2000 シルクプリマドンナ山内研二ブライアンズタイム サンデーサイレンス トニービン
第60回 1999 ウメノファイバー 相沢郁 サクラユタカオー サンデーサイレンス トニービン
第59回 1998 エリモエクセル 加藤敬二 ロドリゴデトリアーノ サンデーサイレンス トニービン
第58回 1997 メジロドーベル 大久保洋吉メジロブライト サンデーサイレンス ブライアンズタイム
第57回 1996 エアグルーヴ 伊藤雄二 トニービン サンデーサイレンス ブライアンズタイム
第56回 1995 ダンスパートナー白井寿昭 サンデーサイレンス サンデーサイレンス ブライアンズタイム
優駿牝馬 優勝調教師 優駿牝馬種牡馬 最優秀種牡馬 第二位
第55回 1994 チョウカイキャロル鶴留明雄ブライアンズタイム トニービン リアルシャダイ
第54回 1993 ベガ 松田博資 トニービン リアルシャダイ トニービン
第53回 1992 アドラーブル 小林稔 ノーザンテースト ノーザンテースト リアルシャダイ
第52回 1991 イソノルーブル 清水久雄 ラシアンルーブル ノーザンテースト トウショウボーイ
第51回 1990 エイシンサニー 坂口正則 ミルジョージ ノーザンテースト トウショウボーイ
第50回 1989 ライトカラー 清田十一 ヤマニンスキー ノーザンテースト ミルジョージ
第49回 1988 コスモドリーム 松田博資 ブゼンダイオー ミルジヨージ ノーザンテースト
第48回 1987 マックスビューティ伊藤雄二ブレイヴェストローマ ノーザンテースト
第47回 1986 メジロラモーヌ 奥平真治 モガミ ノーザンテースト
第46回 1985 ノアノハコブネ 田中良平 アローエクスプレス ノーザンテースト
第45回 1984 トウカイローマン中村均 ブレイヴェストローマ ノーザンテースト
第44回 1983 ダイナカール 高橋英夫 ノーザンテースト ノーザンテースト
第43回 1982 シャダイアイバー二本柳俊夫 ノーザンテースト ノーザンテースト
テスコボーイがまず出した怪物牝馬テスコガビー。天馬トウショウボーイが次の年に出てきた。
優駿牝馬 優勝調教師 優駿牝馬種牡馬 最優秀種牡馬 第二位
第42回 1981 テンモン 稲葉幸夫 リマンド ノーザンテースト
第41回 1980 ケイキロク 浅見国一 ラディガ テスコボーイ
第40回 1979 アグネスレディー長浜彦三郎 リマンド テスコボーイ
第39回 1978 ファイブホープ 山岡寿恵次 エイトラックス テスコボーイ
第38回 1977 リニアクイン 松田由太郎 ハードリドン テスコボーイ
第37回 1976 テイタニヤ 稲葉幸夫 アローエクスプレス ネヴアービート
第36回 1975 テスコガビー 仲住達弥 テスコボーイ パーソロン
パーソロンの脅威の４連覇。皇帝はまだこの世に生を受けていない。
優駿牝馬 優勝調教師 優駿牝馬種牡馬 最優秀種牡馬 第二位
第35回 1974 トウコウエルザ 仲住達弥 パーソロン ネヴアービート
第34回 1973 ナスノチグサ 稲葉幸夫 パーソロン テスコボーイ
第33回 1972 タケフブキ 稲葉幸夫 パーソロン チャイナロック
第32回 1971 カネヒムロ 成宮明光 パーソロン ネヴアービート
この辺りからは想像でも語れない。HELP!
優駿牝馬 優勝調教師 優駿牝馬種牡馬 最優秀種牡馬 第二位
第31回 1970 ジュピック 尾形藤吉 Tropique>>Tourbillon パーソロン
第30回 1969 シャダイターキン尾形藤吉 ガーサント>>Sans Souciネヴアービート
第29回 1968 ルピナス 茂木為二郎 ネヴァービート ガーサント
第28回 1967 ヤマピツト 浅見国一 ソロナウェー>Fairway ヒンドスタン
第27回 1966 ヒロヨシ 久保田彦之 ガーサント>>Sans Souciヒンドスタン
第26回 1965 ベロナ 田中和夫 ソロナウェー>Fairway ソロナウェー
第25回 1964 カネケヤキ 杉浦照 カネリユー>>Manna ヒンドスタン
第24回 1963 アイテイオー 久保田金造 ハロウェー>>Fairway ヒンドスタン
第23回 1962 オーハヤブサ 藤本冨良 ヒンドスタン ヒンドスタン>>Bois Roussel
第22回 1961 チトセホープ 伊藤勝吉 ライジングフレーム*1ヒンドスタン
第21回 1960 スターロツチ 松山吉三郎ハロウェー>>Fairway ヒンドスタン
第20回 1959 オーカン 伊藤勝吉 トシハヤ>>Shian Mor ライジングフレーム
第19回 1958 ミスマルサ タークスリライアンス*2ライジングフレーム
第18回 1957 ミスオンワード 武田文吾 Hard Sauce>>Pharis ライジングフレーム
第17回 1956 フエアマンナ 大久保房松
クモハタとセフト時代。相当に凄かったんでしょうね
優駿牝馬 優勝調教師 優駿牝馬種牡馬 最優秀種牡馬 第二位
第16回 1955 ヒロイチ 矢倉玉男 ヒロサクラ>ダイオライト クモハタ
第15回 1954 ヤマイチ 尾形藤吉 トシシロ>ダイオライト クモハタ
第14回 1953 ジツホマレ 杉村政春 ミナミホマレ>>Blandford クモハタ
第13回 1952 スウヰイスー松山吉三郎 セフト>>The Tetrarch クモハタ
第12回 1951 キヨフジ 田中和一郎 クモハタ>>Hampton クモハタ
第11回 1950 コマミノル 西塚十勝 セフト>>The Tetrarch セフト
第10回 1949 キングナイト函館孫作 セフト>>The Tetrarch セフト
第9回 1948 ヤシマヒメ 大久保房松 セフト>>The Tetrarch セフト
第8回 1947 トキツカゼ 大久保房松 プリメロ>>Blandford セフト
第7回 1946 ミツマサ 上村大治郎 月友>Man o'War セフト
第6回 1943 クリフジ 尾形景造 トウルヌソル>>Hampton ダイオライト
第5回 1942 ロックステーツ
第4回 1941 テツバンザイ
第3回 1940 ルーネラ
第2回 1939 ホシホマレ
第1回 1938 アステリモア
http://csx.jp/~ahonoora/remand.html
http://www.bekkoame.ne.jp/~eclipse/USA1960/ladiga.htm
http://csx.jp/~ahonoora/hard_ridden.html
http://csx.jp/~ahonoora/hindostan.html
http://csx.jp/~ahonoora/minami_homare.html
http://csx.jp/~ahonoora/kumohata.html
とうる
http://db.netkeiba.com/index.php?pid=horse_detail&id=000a0011d0
せふと
http://db.netkeiba.com/index.php?pid=horse_detail&id=000a000359
