京阪杯 〜最も長く脚を使えるのは誰か〜

京都最終週になって内の馬場は段々避けられるようになってきた。しかし、マイルCSを見てもわかるように芝の状態は良く、かなりの時計がでる状態。とくに向こう正面でハイラップになりやすく外回り1800の特性からして先行争いが激化するようなことはない。とにかく前に行きそうな馬がいない。逃げ経験で言うとグレイトジャーニーマーブルチーフあたりがいるがその次の2番手もいないとなるとかなりのスローになりそう。アドマイヤフジトップガンジョーがインを強襲したように、開催最終週にあるまじき状態。高速馬場ということでロスなくどれだけ速いあがりを使えるかが重要になってくる。


どちらにしても逃げる馬は60秒-72.5秒くらいで逃げることができると思う。逃げ馬のタイムが
72.5-34.0→1.46.5
くらいになってくるか。先行であがり3F34.0、差して33.0を要求するレースになってくると思う。

まず消す馬から


ハッピートゥモロー
エイシンチャンプ
マーブルチーフ
スズノマーチ
ヤマノブリザード
ワイルドスナイパー
セフティーエンペラ
エイシンニーザン
シルクネクサス
あたりは速いあがりといっても34秒レベル。


マイネルレコルト
切れ味なんて全くない。2歳時には新潟2歳Sなんかでも良い味を出していたが、クラシックで後方待機を覚えさせ、富士Sでは追走もままならなかった。ルメール騎手に乗せかえるが、今のレコルトに脚を引き出させることは難しい。


ヴィータローザ
自身の瞬発力が凄まじく、短く鋭い脚を使うタイプ。坂の下りで加速する京都外回りの適性はない。


グレイトジャーニー
カシオペアSが痛恨の出遅れ。今回も一応は単騎で逃げられそうなのだが、去年も8着だったり都大路Sも人気で4着。トップスピードの距離が京都外回りの重賞では他と比較すると少しだけ短い。



では残ったのは

ケイアイガード
アサカディフィート
オペラシチー
アルビレオ
エリモハリアー
カンパニー
の6頭。人気のありそうな馬から査定していってみよう。


カンパニー
予想3Fで32秒台が使える1頭。このメンバーに入ると、もはや上位中の上位にランクインされる。外枠というのも捌くには好位置。毎日王冠は開幕週ゆえに後ろにいては届かなかったが、今回は大大外をぶんまわしても届くだろう。とにかく自分の脚さえ使えばハロン11秒を切るレベルのスピードを連発できる。ただ、ケイアイガードには1800で2回負けていることになる。今はインも良い馬場だけに、逆転できるだろうか。


ケイアイガード
先行力があり、33秒の脚が使えるケイアイガード関屋記念のようにマイル1.32を要求するようなレースではさすがにつらい。1800の能力が抜群。都大路毎日王冠スイープトウショウをおさえきってドスロー勝負を制しているようにスローなら文句なし。京都の下りを利用してトップスピードを持続させるのも得意。逆に高速馬場から1分45秒になるようなレースなら圏外だろう。


オペラシチー 33.5
メトロポリタンSで33.5というあがりを記録しているが、エルノヴァキーボランチにやられているように切れでは劣る。だからこそ坂の下りを利用できる京都外回りは最高の条件。菊花賞3着のときのように強烈に伸びる脚がある。ただ、1800mのスピードに簡単にすることは難しそうで、それをテン乗りの中館騎手がきっちり乗れてくれるかどうかが鍵。この男には裏開催での重賞勝利が似合う。


アルビレオ
芝で連対したのは全てマイル戦。ただ、1800mも内容は悪くない。今年の中山記念でも3着にきている。間隔をつめてきたときの内容は優秀で、今年の金杯で2着にきたのも中10日。開催上は連闘のようなものだった。夏に十分休養をとっている分だけここで無理もできる。冬馬に勝ち鞍が集まる馬でもあり、この枠なら絶好のポジションがとれそう。前走がドスロー糞レースのカシオペア毎日王冠組よりは前のポジションがとれるだろう。あとは調子の良い上村騎手*1がどう乗るかだけ。


エリモハリアー
今年の4月からここまで月一のペースで使い続けて11戦。カシオペアSが余計だった。一度ああいうレースをしてしまうと、次がたとえスローでも十分な先行力がなくなってしまう。それでも、間隔をつめたのは好材料。3着なら


アサカディフィート
サカラートにも乗れず、アサカディフィートにも乗れない秋山騎手。むごすぎる…。前走を勝ったことでアサカディフィートが十分やる気ということがわかった。先週は失敗した池添騎手だが、こういうレースで決め手のある馬に乗っているのは頼もしくはある。今度こそ3着なら


総括すると、今回のレースは前走がスローだったカシオペア組と毎日王冠組に比べて、スローじゃなかったオペラシチーアルビレオが楽に先行できる形になってかなり有利になると思う。おそらくこの2頭のどちらかが勝って、毎日王冠組が2着。カシオペア組が3着までという形になるのではないのだろうか。


結論…買い目は未定
アルビレオ
オペラシチー 
△カンパニー
ケイアイガード
エリモハリアー
アサカディフィート


追記
買い目はさんれんたんで。レコード馬場なのでオペラシチーはきついかと。朝日杯レコードのレコルトいれます。
馬連
アルビレオケイアイガード 1000円
アルビレオ=カンパニー   500円
アルビレオ=レコルト    500円

3連複BOX 300円づつ
アルビレオ ケイアイガード カンパニー レコルト ワイルドスナイパー
計5000円