平安S

確固たる逃げ馬がいないなかで、テンが速くて1枠だった2頭が楽にペースを作ったレース。あがり3Fが35.5というダート1800mにしては脅威的にはやかったことを見ても前で内の馬が有利だったに違い無い。この結果はテンの速い逃げが出てくることが予想されるフェブラリーSに通用するものではなく、ここの上位メンバーがフェブラリーSで上位を争えるかは疑問。ただ、競走能力限界に近いあがりを使ったことは今後への好材料になりうる。35.5を切ったヴァーミリアンハードクリスタルアンドゥオールワイルドワンダーメイショウサライはダートG3までで特注としたい。あと、平安Sではどう気を使ってもやっぱり外はきつい。


ラップタイム
12.2 - 11.2 - 13.0 - 12.8 - 12.8 - 12.7 - 12.0 - 11.5 - 12.0


1着 …タガノゲルニカ
2着 △ヴァーミリアン
3着 ◎ハードクリスタル


0/3300

馬券としては11人気37.8倍のハードクリスタルを軸にすえて3着というのは好調期にきている証拠。的中は近そうだ。


1着 タガノゲルニカ
これでダート5連勝。1勝目は9月で、そこから休養をおいたあと、続きの4連勝は約1ヶ月半でのもの。これまでのレース内容からするといきなりあがり35秒に対応してくるとは思えなかったが、見えないところで好内容のレースをしていたのかな。この馬の戦績から裏つけた予想があるならどういう感じなのか見てみたい。明け4歳の余剰分と55キロがでかかった印象。武豊をアタマ差凌ぎ切るレース内容はシブかった。過去のダートで強いブライアンズタイムに似ている印象を受ける。平安Sブライアンズタイム参駒の勝ち馬が多いし。


2着 ヴァーミリアン
馬体を併せてなかなかかわせないというのは斤量とコースとりの差があったにせよ、超一流というには寂しい内容。これからも重賞では常にヒモに入れる感覚で。いずれ兄サカラートと激突するシーンもあると思う。兄に逆らえヴァーミリアン


3着 ハードクリスタル
あがり勝負になればそりゃ強い。直線に入った段階で1,2着馬が併せ馬でこっちが単独と分が悪かったが、最後アンドゥオールあたりに迫られて粘り切ったように好レース。