ウォッカァ(ながいまえおき2)

ボロ株観光TVでは「挑戦者を王者の立場で迎えるハードルの高さ」について口をすっぱく言っています。手を出してはならぬと。


挑戦者とは自分のいる位置より上の段階で競馬する馬のこと。つまり、古馬条件に挑戦する3歳馬、牡馬混合に挑戦する牝馬、海外に挑戦する日本馬。といったような馬です。こういった馬達は本来は挑戦者として迎えられるべきであり、例えば1番人気となりプレッシャーのかかるような競馬をさせられるとまずレースにもならないというのが通例です*1

最近?でもディープインパクトの有馬、凱旋門カネヒキリの武蔵野S、エアメサイアエリ女などが記憶に新しいところで挑戦者が1番人気となり完封されています。先日のウォッカのダービーももし1番人気であれば歴史的快挙はなされなかったものと思います(ここ重要)。それだけ厳しいのです。こと3歳、牝馬にとっては。


ダービーで3番人気なのにここで1番人気にしたらいかん。これを覆したらもはや怪物を超えて殿堂入りして下さい。


■ と書いて完封した馬がいます。
2006年 エリザベス女王杯
http://d.hatena.ne.jp/umanusi/20061111/p1


結果、降着してしまうのですが、カワカミプリンセスの競馬は強かった。マークされながら横綱競馬。それで、牡馬相手にも互角に戦っているスイープトウショウ、ディラデラノビアあたりを完封してしまったのはあまりに衝撃的でした。この馬は牝馬の中にあれば怪物です。つまり古馬牡馬G1級とも肩を並べられる存在です。今回に限っては臨戦過程がよろしくないというところのみです。