雨の宝塚といえば
ちょっと雨が降っているらしく、重馬場発表。おあつらえむきの馬場。
ディープインパクトが凱旋門賞へ挑戦する前の宝塚記念も、彼の地での重い芝になれさせてくれるかのように深い雨が降っていました。挑戦者に試練を与える雨。これを克服もできずに世界への切符はない。自然が試練を与えてくれたのでしょうか。
宝塚記念は基本的に天皇賞組、安田記念組、金鯱賞組で決着するレースで、勝ちともなるとここ10年で前走G1の連対馬と金鯱賞の勝ち馬しかいません。2200mという中距離で他に目標レースがない馬も大挙するが、天皇賞から2カ月、安田記念から3週間というローテーションならば天皇賞組は十分休養がとれ、安田記念からは返す刀を使えるというのが宝塚記念のひとつの位置づけでしょう。
ハイペースになってスタミナを要求されれば天皇賞組、平均ラップになれば中距離組という案件と心得て良いと思います。安田記念組でもスイープトウショウ、ダンツフレーム、グラスワンダーとすでに2400m超級のG1で連対している馬ばかりですから要件としては長めの距離適性が必要というところでしょうか。短めの距離適性の馬を嫌って、距離が短すぎる=消しとなりそうなタイプをぜひとも買いたいところです*1。
前走の実績で勝ち馬候補として残るのがメイショウサムソンとエイシンデピュティ、目黒記念を大目に見てアルナスライン、カンパニー。
また、今回はまず逃げそうな馬というのがエイシンエピュティ。先週、昨日の競馬と見てきてもほとんどが前目残りの競馬ばかり。今日も雨が降ると前にいない馬には用はなさそう。うまくやれば4コーナーで溜息が洩れるレース展開があるかもしれない。ここ1年間で東京以外のレースでは連対率100%のエイシンデピュティ。騎手の乗り替わりが惜しいところで、内田騎手は関西での実績があまりないだけによく乗って4,5着でしょうか。
目黒記念の内容を見てみるとアルナスラインがかなり強い競馬をしていることがわかります。58キロ首差で負けて強い競馬。
それでも、メイショウサムソン。秋の凱旋門賞にむけて調整中のところをインフルエンザがおそい、冬に負けて大阪杯で完敗し終わったかのようにしてもこの馬がめざすのはあくまで秋の凱旋門賞。ここは勝って勢いをつけてもいい馬場になった。
本命はメイショウサムソン
相手に拾いたいのはまずアドマイヤフジ。G1では常に掲示板に顔を出す活躍をしていて、阪神ならば阪神大章典を除けば間違いない成績。去年の宝塚も4着に来ていますし、川田ジョッキーを乗せての充実度の高さも買える要素です。あとは4歳勢を競り落とせるか。
4歳のなかではアルナスライン、アサクサキングスを。
週中はカンパニーでいこうかと思いましたがこの馬場で距離経験がないのはきつい。
◎メイショウサムソン 武豊
○アドマイヤフジ 川田
▲アルナスライン 和田
△アサクサキングス 四位
☆カンパニー 横山
☆インティライミ 哲三
馬単
◎→○、▲ 2000円、裏1000円
◎→△ 1000円
3連単
◎→○、▲→○、▲、△、☆ 500円
計11000円