エリザベス女王杯 その3 〜外国馬の取捨選択〜

日本はまだまだ競馬後進国であるから海外の一流馬はもちろんのこと、ビッグレースではなくともG1を何個も勝っているような馬は十分通用する下地がある。まずは外国馬を馬券に入れることから考えよう。


これが結構前のスタンス


一昔前とは違って、現代の日本競馬は海外でも活躍できるほどに成長期に入っており、よっぽどの馬がきても日本の高速馬場になれた競馬ができる日本馬こそが上位である。外国馬というものはほとんど蹴っても良いぐらいの気持ちで日本の穴馬を買うのが賢い。


これがちょっと昔のスタンス。サンデー全盛時代の決め手勝負の競馬では海外の一流馬が集まるジャパンカップで日本馬が掲示板を独占した。象徴的なのがタップダンスシチーが勝った年のジャパンカップ
アンジュガブリエル、ジョハー、デノン、イズリントン、フィールズオブオマーとかなりのメンバーが集まったが掲示板はアクティブバイオが5着というレベルの独占。ピークであった。


現在の競馬はサンデー全盛からすると、あがりの競馬というよりも馬場やコースによって勝ち馬がコロコロ変わるようなレベル。能力はそれほど変わらず、適正が向いた馬が勝つような競馬になっている。だから外国馬でもアルカセットみたいに父キングマンボであるとか、アルマダのように祖父ラストタイクーンといった日本になじみの深い系統の馬が活躍をのこす。国際レーティングは高くなくてもよい。


このスタンスからいくと今年の2頭は
Anabaa Blue>AnabaaDanzig
Silvano>Lomitas>Ninski
と今の日本に
サクラ〜〜>サクラ〜〜>Danzig
という馬がいてもちょっと買う条件が限られそうな血統背景。タイムもなくG1勝ちでもなく前走負けてでてきたとあれば、人気にもよるがバッサリいってよさそうだ。


これで残るは5頭。