関屋記念／KBC杯
武幸四郎はやっぱ関東勢のなかに入ると上手いなあというのが印象。
予想どうりかなりのスローペースになった。ブルーイレヴンは良く考えたら、昔は暴走するほど先行力のある馬だったわけで前走のイメージが強すぎて差す競馬をすると考えていたのは大間違いだった。どうりで予想に違和感があったわけだ。
ブレイクタイムは絶好の位置どりながら失速。どうやら故障のようだ。７歳だがレース数も少なく、前回も骨折から復帰できただけに無事であって欲しい。
ラップをみていくと坂を登るところでペースをかなりゆるめて下りで一気に加速。ラスト２−３Fが異常に速い。前で早い脚を使える馬でないと対応できないレースだった。
12.5 - 10.8 - 11.5 - 12.0 - 11.6 - 11.2 - 10.6 - 12.1
１着 ブルーイレヴン 吉田稔
オーストラリアトロフィー0.2差、新潟大賞典0.3差と金鯱賞、関屋記念の違いは流れだろう。この馬はＧ１、Ｇ２のような早い流れやマイルの流れがちょうど合ったといえる。ただし、視界がクリアになる条件でまくってもよい左回りはタップダンスシチーが出るレースでなければ無い。天皇賞・秋のためには今日のマイルでの先行するレースはかなりの収穫。
１着 ブルーイレヴン（吉田稔騎手）
「今日は前残りの競馬が多かったので、いい位置につけて行きたいと思いました。あまり気合いをつけていくと折り合いが難しくなるので出たなりで行こうと思っていましたが、思いのほかいいスタートが切れました。直線早めに先頭に立ちましたが後ろからも来ていたので、馬の力を信じて乗りましたが直線はホントに長かったです。今日はまっすぐ走っていましたし、左回りではスムーズです」
２着 ロードフラッグ 田中勝
よく考えたら調教で先着できなかったのは、中１週ローテが原因であることは間違いない。普段はそれほど調教を気にしないのに…てこりゃ馬の回顧じゃないな。
７歳にして、左のマイルなら対応ができることを見せた。ただし、重賞ではここまでだろう。富士Sには約不足だし、この馬にあう条件はもうない。
３着 マイネルソロモン 後藤
前走は楽走していたのに、このペースですらまともに追走できない。こりゃマイルでは後方差しになり、ちょっと頭にするのは大間違い。実はこの馬マイルベストのようにみえてプリンシパルSを勝ったように2000mのほうが合うかもしれない。スローでついていって瞬発力勝負というのが条件ということだろう。
４着 トーセンダンディ 江田照
別定ではこのくらいが精一杯というライン*1を超えてくれた*2。過剰投票もあり、これだけ走ると次は人気になることが確定している。微妙な立場になってしまった。新潟記念に出るとしても買いにくいぞこれは*3。
４着 トーセンダンディ（江田照男騎手）
「マイルは忙しいよ」
５着 ブレイクタイム（松永幹夫騎手）
「残り１Ｆのところで手前を替えたら異変を感じた。どうやら故障してしまったようだ。可哀想な事になってしまった」
６着 ミッドタウン 小林淳
またもや中断の位置どり。このスローペースでは掲示板もないのは当然だが、やはり自分でペースを作らないと今のマイル路線ではミッドタウンのやりたいようなレースにはならないのではないだろうか？
マイル路線にはミッドタウンの期待に答えてくれそうな逃げ馬はローエングリンやメジロマイヤー、ギャラントアローくらいしかいない。このあとは京王杯AHに出走するのだろうがおそらくこの馬達は出走しないし、いいハンデにはならないだろう。次はとにかくハイペースであがりがかかることが確定するようなレースで狙いたい。
６着 ミッドタウン（小林淳一騎手）
「もう少しいい位置につけて折り合いをつけたほうがよさそう」
７着 エイシンスペンサー 中館
８着 ユキノサンロイヤル 北村
どんな条件でも好走して３〜８着に収まるのは着ねらい*4をしている証拠物件だ*5。ハンデ1800m以外ではいらない。
８着 ユキノサンロイヤル北村宏司騎手
「折り合いもついたしリラックスして走っていた。良く伸びていると思う」
９着 オーゴンサンデー 吉田豊
これで３戦連続の９着。動くのが遅過ぎる。
11着 ウインクリューガー 武幸四郎
舞台は整った。これだけ惨敗しているのだから、新潟記念は易いハンデを与えてあげてくれ。
12着 チアズブライトリー 柴田先生
今回はこの馬買わなくてよかった。やはり、マイルの流れはあわず全く追走できていなかった。
それにしても、３着と予想していたマイネルソロモンと勝ちを予想していたロードフラッグを調教欄だけで印を変える愚かさ。恥じる
