京都大賞典/毎日王冠

ちょっと2重賞を予想するにあたってきになること


毎日王冠 2プリサイスマシーン 父マヤノトップガン
京都大賞典1チャクラ      父マヤノトップガン
どちらも後藤騎手が手綱をとっているマヤノトップガン産駒のエース2頭。だが、チャクラのほうは後藤騎手が天皇賞で降ろされ、目黒記念で柴田騎手に乗り変わり。つねに手綱をとってきたプリサイスマシーンのほうを選ぶのが当然の選択と思えるのだが、なんとここで後藤騎手が選んだのはチャクラ。逆にプリサイスマシーンが柴田騎手に乗り変わっているのである。テン乗りでは控えて差す競馬をすることが多いだけに、ノータイムで先行できるプリサイスマシーンの柴田騎手への乗り変わりはあまりプラスには思えないがこの2頭の行方が気になるところである。

京都大賞典


今日の競馬を見ていると先行が圧倒的に有利というよりも馬場差がなく実力の出易い馬場であるような感じだった。先行できそうな馬がゼンノロブロイだけになったということで展開を読みきれるだけ読んでみよう。テンのスピードからするとマーブルチーフゼンノロブロイ*1が先行。その後ろにびっしり馬群ができていくと考えられる。ペースは超ドスロー。前半64秒→中間26秒→後半58秒で2分27〜28秒ぐらいの勝ちタイムになりそう。


こうなると後半5Fでいかにスピードに乗れるかが問われるレースとなりそう。京都の下りでいかに速いスピードに乗って行けるか。どれだけ限界のスピードが出せるかというレースになるであろう。後半4Fで11秒台を刻んでいきラスト2,3Fで11秒台前半の高速ラップを刻。まずはこういうレース経験のある馬をピックアップしてみた。また、参考としてハイラップを刻んでいるレースや、その馬の最大の実績といえるレースをとりあげてみた。


チャクラ
目黒記念1着 12.6-12.9-11.8-12.2-12.4 参考
ナムラサンクス
万葉S 1着 12.2-11.6-11.0-11.6-11.8
比叡S 2着 13.0-11.8-11.4-11.1-11.2
阪神大 4着 12.6-11.8-11.4-11.3-12.1 参考
古都S 3着 12.3-11.9-11.5-11.3-11.9
マーブルチーフ
京都記念4着 12.3-11.5-11.4-11.6-12.2 参考
日経新春2着 12.5-12.1-11.6-11.8-11.7 参考
ゼンノロブロイ
青葉賞 1着 12.6-12.6-11.3-11.4-11.8 参考
春天  2着 12.4-12.2-11.6-12.1-12.4 参考
日経賞 2着 12.0-12.0-11.7-11.6-11.9 参考
神戸新聞1着 12.2-11.7-11.6-11.7-11.8
レニングラード
新潟記念2着 12.6-11.8-11.7-10.4-12.1 参考
佐渡特別1着 13.1-13.0-11.2-11.2-11.8 参考
古都S 4着 12.3-11.9-11.5-11.3-11.9 
ファストタテヤマ
阪神大 3着 12.6-11.8-11.4-11.3-12.1 参考
京都記念5着 12.3-11.5-11.4-11.6-12.2 参考
阪神大033着 12.5-12.1-11.7-11.3-11.9 参考
ナリタセンチュリー
中京記念2着 11.9-11.8-11.5-11.4-12.1 参考
松籟S 1着 12.3-11.8-11.7-11.8-12.0 参考
初夢賞 1着 12.3-12.4-11.6-11.2-11.9 参考
ダイタクバートラム
阪神大031着 12.5-12.1-11.7-11.3-11.9 参考
万葉S 1着 12.6-12.2-11.6-11.0-11.3 参考
アドマイヤグルーヴ
マーメイ1着 12.1-12.0-11.8-11.4-11.7 参考
若葉S 1着 12.9-12.3-11.4-11.2-11.6 参考
エリカ賞1着 12.9-12.1-11.6-11.4-11.9 参考
エリ女 1着 12.7-12.1-12.1-12.4-12.8 参考
トウカイオーザ
京都記025着 11.8-11.4-11.6-11.5-11.7
日経新024着 12.6-11.8-11.6-11.5-11.8
アル共011着 12.4-12.3-12.3-12.4-12.3 参考
一番適正がありそうなのがナムラサンクス。渡辺騎手とのコンビによって昨秋からは長い距離に適性があることがわかってきてどんどん勝ちあがっていった。だが、夏からずっと使いつめては疲労がたまっていったのか阪神大賞典天皇賞と着順を下げてしまう。リフレッシュするのにまるまる半年かかっての出走。3着


次にダイタクバートラム。2、3着。逆にトウカイオーザファストタテヤマ、チャクラ、マーブルチーフあたりは実績を出しているレースは前が速くなるレースであり脱落候補。


ゼンノロブロイはそこまで高速なラップには乗っていない。天皇賞・春のレースラップでは後半5Fで57.5秒という脅威のラップを踏んでいたところからするとクリアできるかだが。唯一、岡部騎手が京都の外回り長距離でこのところ実績出していないのが気になる。なんとさかのぼること1997年の烏丸Sでの勝利。それでも57キロで出走できるのは勝っていないからであり、勝たなければ秋のG1にむけての条件が悪くなる。負けるつもりではレースをしないだろう。1着。


アドマイヤグルーヴエリザベス女王杯は今回予想されるレース展開とは違うパターンで、前半が速いレース。阪神でのスローのレース実績からすると通用してもよさそうだが、目標が完全に先であることがゼンノの比較からすると武騎手が上手に乗ってきそう。2、3着


1着 ゼンノロブロイ
2着 ダイタクバートラム アドマイヤグルーヴ
3着 ダイタクバートラム アドマイヤグルーヴ ナムラサンクス

4点



毎日王冠


逃げ馬がメジロマントルローエングリンシェルゲームと集まっているが絶対にハナをとりたいというタイプではない。また、ローエングリンのペースについていくとヤバいというのは天皇賞・秋の当事者である吉田豊はもちろんのことシェルゲームの北村も余裕で知るところの話。ここで勝ちたいというわけではなく好走したいという2頭だけに「ローエングリンがいくなら行って下さい。で、横山さんペースつくってね。」という意識で出走。


こうなると、後藤騎手が天皇賞・秋でめちゃくちゃにした一旦落ちつかせて走るというレースを忘れて、並ばれると弱い状態になっているローエングリンもラスト200mまでトップでキープ。そのまま逃げ切りという体勢が濃厚。1着


対抗にはマイネルアムンゼン。去年の毎日王冠で負けたときよりも今年は前にいっての粘りこみが力強く成長が見られる。前走の札幌は馬場があわなかったのもあってかローエングリンバランスオブゲームにガチンコ勝負にいったのも負けてしまった。東京コースにもどればまた力を出せると見る。2,3着


メジロマントルも展開に乗って残ることができそうだ。
右まわり 0−0−1−3
左まわり 3−0−0−0
と完全なサウスポーが前走はうまく流れに乗って残れたというのは上々の条件。ずっと33秒台の脚が使える馬の初左重賞挑戦でどこまで粘るか。3着


ローエングリン
マイネルアムンゼン
マイソールサウンド
ブルーイレヴン
メジロマントル
ヴィータローザ
プリサイスマシーン

◎から馬単


3連単ならばこうなるか

1着 ローエングリン
2着 マイネルアムンゼン マイソールサウンド
3着 マイネルアムンゼン マイソールサウンド ヴィータローザ メジロマントル プリサイスマシーン ブルーイレヴン

10点



メモ

休みあけ
03 ヒシミラクル    2着 塚1着
03 タップダンスシチー 1着 塚3着
03 サンライズジェガー 5着 塚8着
03 トシザブイ     8着 目黒1着
02 ナリタトップロード 1着 春3着
02 ツルマルボーイ   2着 塚2着
02 テンザンセイザ   4着 塚7着
01 テイエムオペラオー 1着 塚2着
01 ステイゴールド   1着 塚4着
01 ナリタトップロード 3着 春3着
01 スエヒロコマンダー 4着 目黒6着
01 サニーサイドアップ 4着 メトロ
01 ユーセイトップラン 5着 目黒11着
00 テイエムオペラオー 1着 塚1着
00 ナリタトップロード 2着 春3着
00 ロードプラチナム  5着 目黒5着
00 ツルマルツヨシ   6着 有馬4着

夏組
02 スエヒロコマンダー 5着 札幌日経1着
00 ブリリアントロード 12着 朝日2着
99 ブリリアントロード 4着 新潟勝ち

03 ダンツランニング  1000万下勝ち 2400m3勝
02 タップダンスシチー 朝日CC勝ち  
00 ロサード      朝日CC4着  ダービー6着
99 テイエムオペラオー ダービー3着 
98 シルクジャスティス 宝塚6着   ダービー2着
97 インターユニーク  オールカ4着 経験なし
96 カミノマジック   朝日CC3着  前年連対
95 カミノマジック   オールカ3着 経験なし
95 タマモハイウェイ  朝日CC5着  とくになし
93 オースミロッチ   高松宮6着  前年勝ち

*1:たぶん池添の性格からするとマーブルが逃げる