宝塚記念
さて、この謎解き。
阪神の馬場は道中で持久力を吸い尽くすような馬場。タップダンスシチーはスタートが抜けている馬ではなく、ビッグゴールドが逃げることになるだろう。タップダンスシチーは前走ではスローに落としてという逃げを打ったが、佐藤哲三ならばそういう余力残しのレースはしない。おそらく３〜４コーナーでビッグゴールドを交わしにいく競馬になる。
ここからかなり速いラップを踏むことになる。タップダンスシチーの今までのレースは逃げがローエングリンのようなタイプで直線を向く前に譲ってくれるパターンだったが今回のビッグゴールドには多少苦戦させられそうだ。ここが並の馬なら全く問題ないのだが、相手がゼンノロブロイ×デザーモとなれば別。６枠をとったならば内でぎっちり待機することができる分、タメることができゴール前100m時点で併走。デザーモの腕力で勝利をもぎ取ってくる。
このパターンの場合はビッグゴールドはいくら天皇賞で粘りきったとはいえ、余力は残らない。後続馬はラップがあがる時点で外を回さなければならないので、あまりにも大きいロスになる。ここで内をついてこれるのがシルクフェイマスであり四位洋文。１枠で文句なし。２頭の後ろはお前にまかせた。
トウショウナイト、ハーツクライ、リンカーンあたりが騎手からして内はつけない。もし、ガチンコで内を狙うとしたらスイープトウショウの池添だけだろう。ペースアップにノリでついていくような騎手ではないし、ギッチリ死ぬことができる。阪神JF、桜花賞とそうしてきた。気分的にもオッズ的にも内をついて失敗したらそれまでという競馬をするはずだ。後ろの馬ならこれ。
◎ゼンノロブロイ
○タップダンスシチー
☆シルクフェイマス
△スイープトウショウ
