新しい実を求めて、関屋記念

なんか、先行超有利みたいな論調が多いくて鵜呑み?*1

改修後、つまりH13年以降の関屋記念を見ていると勝ち馬と2着馬は同じような脚質で同じようなコースをとっていることがわかる。H13年は内一杯を通った馬、それ以外は内から3頭目あたりのラインを通った2頭がいずれも連対している。よくよく見てみると同枠決着なんかも多い。3着まででも馬番でいうところの4つの差で収まっている。


関屋記念複勝馬番
H13 3−4−6
H14 8−7−4
H15 4−5−3
H16 12−10−9
これは新潟の直線において、高いアドバンテージを有するラインがあるということかもしれない。加えて先行馬有利の背景には、先行力があればそのラインを確保しやすいという部分もあるのだろう。今回は4頭の有力馬がいるが、軸にする馬を一頭決めたらその周辺の馬を買うのをおすすめする。
さらに言うと本命から内4頭分。というか1人気周辺
例えば、ケイアイガード軸なら9番枠から外は全消しで

◎ケイアイ○サマンサ▲サンビーム△ハリマオー、シャドー
という風に買うのが良い。ダイワメジャー軸なら8〜14枠に馬券を納める。サイドワインダー軸なら14番から外で馬券を決めるといった具合だ。
コレだけで7頭に絞れ。
今日の新潟芝の競馬を見ていると、最内はもう結構きつめで内から3,4頭目のラインあたりがよく伸びる状況だった。そこから、後半に3つ立て続けに芝500万以上を行なったため内から5、6頭目がグンと伸びる状況まで悪化した。メインレースではニシノナースコールがあがり32.9で最後方からの外一気を決めてみせた。2週前は今日も出ていたプリモピアットが逃げねばったのだが、今日は10着。大きく馬場は変化している。


明日、芝は1000mを除いて*24レース。今年の関屋記念大外でも差しでも勝負になるような馬場になっているかもしれない。

展開
木幡っつーのがアレだが
積極的な馬というより休み明けだったのに、ローエングリンからもハナを叩くマイティスピード。まず、こいつが逃げるだろう。これにニシノシタンも加わってテンの争いは激化。マイネサマンサが内枠でもあるためこれを交わすために最初の3コーナーまででかなりペースがあがると考えられる。いくらコース形状が前有利といっても逃げては残せない。少なくとも、例年ほど先行有利という形ではないはず。というより先行争いが激化するなら、前全滅もありうる。

ケイアイガード
サンデーが買えない、差しが買えないということで押し出されて人気になることが予想される。キングカメハメハの2着の神戸新聞杯がよくとりだされるが、あれは夏から使ってきた調子と超スローの恩恵を受けただけ。中距離では無条件に安定感のある馬と思っていたのだが、前走が雨で惨敗。ある程度の注文があることがわかった。
まあ、実力は認めるけど
ベストパフォーマンスはカンパニーの切れを落としたラジオたんぱ杯。このレースはフウランジョーが絶妙な逃げで、ペースが遅いのに突き放していた、そのため結果は先行馬がよーいどんのレース。切り合いであのカンパニーをねじ伏せたのだから凄い。神戸新聞杯も、都大路Sも瞬発力で切りはらった。今回、マイティスピードが逃げると例年の関屋記念のペースかそれより速くなってくるだろう。下りで瞬発力の意味がなくなる馬場においてニューベリーに先着するのは難しいように思える。重賞では馬鹿にしている柴田騎手だが、この条件なら熊沢騎手と比べようもない。
■ パターン1 現在の馬場状態が保たれた場合
現在の馬場が保たれれば、例年どおり前で競馬できる馬から買いたい。



伊藤正師「馬なりで先着したのは相手が未勝利馬だったからね。気配としては前走以上だし、昨年2着しているように、新潟の外回りコースはバラけるから注文のつくこの馬に合っている」
いよいよロードフラッグを買うときが来たか。この馬は去年も私がそうであったように本命を打つ予定だったのに調教がヘモくて印を下げた。レース後、その選択が間違っていたことを知る。調べて見るとロードフラッグはいつも調教ではこういう感じでダラダラしているのだ。だから何も心配することはなく、今回も絶好調。元々、暑くなるほど波に乗ってくるタイプ。ニシノシタン、マイティスピードという逃げより内でグッドラインに乗れる絶好枠。ここで軸にスエズしてどうする。ただし、勝つとは言わない。3着という話。

相手は6〜12の間で


ダイワメジャー
週明けにサンデー切りをしたくせにダイワメジャーを選ぶとは良い根性してるじゃねえか。と言われそうで、マイルがベストというわけでもない。まあでも安田記念の内容は悪くない。好走→凡走のリズムのある馬で、テン乗りというのは非常に良い条件。
なんつー力の入って無い予想なんだw
ニシノシタン
こちらはマイルベスト。マイティスピードが何かの理由で競ってこなければ安定勢力。ただし、内に閉じ込められるときつい馬場をとおらされることになるのできついか。
■ パターン2 相当に馬場が悪化して大外差しが決まる場合
ニューベリー
ケイアイガードとのオッズの差はなんなんだ。大外か?都大路ではハナ差で米子は完勝ですよ。まあ、都大路の着順が逆でもこういうオッズになる気はするが・・・
さて、ダート1400mと芝1600mというよくわからない使い方をされているニューベリー。間隔を明けると競馬を忘れるタイプなので芝→ダのように変更しないと好成績をあげられない。キャピタルSや東京新聞杯の敗因はそのあたりだろう。
本当に左が苦手ということもありうる。持ち時計もない
3月から叩いて状態がどんどん良くなっている。折り合いもつくようになってきた。米子Sをピークに持ってきて休養のつもりだったのに雨でアヤをつけられて3着。ただ、レース内容はかなり良く。あの馬場を大外からノメりながらも伸びてきたのは評価できる。


勝って休みに入りたいため、ここに使ってきた。フジキセキはサンデーと違いワナ、オースミコスモらが好走しているように新潟マイルの申し子*3。大外枠が地獄かと思っていたが、この馬場なら完全に外一気を決められる。
ガチ
new berry
その実は果たして甘いのか…*4


18番ニューベリー本命なら圏内は14番ダイワバンディットまで、その全てをチェック


サイドワインダー
福永は今頃小倉にいるはずだった。小倉にいれば何レースも乗れる。その福永がサイドワインダーのためにきた。このコンビはベストコンビだと思っている。京都で活躍しているように下り馬場は得意。もちろん、左回りには文句なし。これだけ馬場がいかれてくるとほとんど34秒台のあがりを出すこの決め手はハンパじゃない。北九州記念で1分45秒と京成杯なんかと同じようなタイム。状態はあがってきていると見て良いだろう。文句なく対抗。57キロを苦にするタイプではないが勝ちきれるか。
こちらなら14項目クリア。買い目は7000円で
ダイワバンディット
去年のNHKマイルカップの回顧では関屋記念で会いましょうと書いたこの馬。2頭を交わして連対とまでいける地力はないが、コースの利と馬場も味方する。前走は先行馬にかなり苦しい展開。NHKマイルではメイショウボーラーと0.1、コスモサンビームと0.4差。ここまでしっかり使ってきた強みがこの馬にはある。同じ左回りの富士、東京新聞での敗因は間隔を明けていたことで馬体ができていなかった。今回も間隔が空いてどこまで仕上がるか、やはり3着までだろう。
ほぼ1点で良い
となると馬券はどう買うか。
正直、最初のルール消してニューベリーロードフラッグを買いたい


結論(どちらにするかは明日の馬場を見て決めます。金額を入れた方のみを買うということでよろしくお願いします。)


パターン1
ロードフラッグ
ダイワメジャー
ニシノシタン
ニューベリー


馬単1点
▲→★
☆→★
ワイド2点
★=▲
★=△
★=☆



パターン2
ニューベリー
○サイドワインダー
ロードフラッグ


馬連1点
◎=○
馬単2点
◎→☆
○→☆


現在のオッズ
1 11 3.5
2 4 4.2
3 17 5.3

4 13 9.0

5 3 13.9
6 5 15.1

7 8 25.7
8 18 27.1
9 10 27.3
10 14 29.5
11 12 30.2
12 6 32.8
13 2 36.2
14 15 47.1
15 1 49.6
16 9 117.5
17 7 129.7
18 16 244.7

*1:なにを?

*2:使う場所が全く違うため

*3:勝率が異常に高い。今日もムーンシャインが連対していた

*4:まあ実際の馬名の由来は地名のニューベリーですが