キングストレイルがあまりにも凄すぎるセントライト記念

このキングストレイルという馬。かなり気にいった。気に言ったぞおおおおおお。久しぶりに正統派サンデーで気に言った。必ずや中距離G1で好勝負できるようになるだろう。ペリエ乗せて中距離ならディープインパクトに1回くらい勝てるかもしれん。言いすぎた。ぽこぽこ


ラップタイム
12.4-11.1-12.0-12.2-12.4-12.2-12.4-11.9-11.7-11.8-11.7
まあ、カネサマンゲツがハナきるのに多少手間どったがあとはペースを落とさずにラップを刻む。向こう正面でペースアップしたりしていてそこそこきついペース。

菊花賞へ向けて


まあ、まずは菊花賞の話をしとこうね。


ディープインパクトの対抗にはつぶしてでもやってくれる男を選びたいと思っていた。


フサイチアウステルというよりも、こと安藤勝巳という男に関してはそれを大いにできる。ザッツザプレンティではきめうちの先行抜けだしにより、ネオユニヴァースを振り切ってみせた。フサイチアウステルに乗る安藤騎手が小倉からこのセントライト記念まで徹底したのが早め先行抜けだしというスタイル。


後方一気という特殊な脚質で、〜ディープインパクトフサイチアウステルの位置からディープインパクトの姿を確認できるのは京都3〜4コーナー下りの一瞬だけだろう。相手を確認できない不利はある。そりゃあ、強い馬をマークしたほうがレースはしやすいはず。それでも、あまりにも瞬発力が違い過ぎるディープインパクト。安藤騎手はローゼンクロイツでマーク競馬をして、嫌と言うほどそのシーンを見せつけられている。ディープインパクトがもし負けるとしたら腹をくくった逃げ、先行抜けだししかない。


あとはもうストーミーカフェの逃げ切りとか*1


シックスセンス  牡 3  56.0 上村洋行
ストーミーカフェ 牡 3  56.0 四位洋文
実は神戸新聞杯でも四位騎手はストーミーの方に乗るんだよね。


アドマイヤフジ
アドマイヤフジは夏をどこですごしたのかしらないが、+18キロという極めてナメた仕上げ。今回はアドマイヤマックスと調教していてすごい時計がでていたのだが、仕上がりは不足といったところか。おそらく菊花賞の時期には天皇賞に出るスズカマンボアドマイヤグルーヴあたりと併せ馬ができる。恵まれた環境だ。橋田厩舎は。


アドマイヤラピスは今やなつかし嵐山SやステイヤーズSを好走していた生粋のステイヤー。本番では福永騎手に戻って最有力ヒモ候補浮上。


あとは、内でたえていたピサノパティックあたりは菊花賞では逃げれば要注意。今回は直線向いたときに内にささろうとしていた。そこに、脱落しているカネサマンゲツがいたのが邪魔だったというのは多少ある。逃げるほうが競馬はしやすそうだし、前走の左回りなんかはかなり適鞍だっただろう。



King's Trail


さて、メインディッシュ


3コーナーではまわりのペースアップに反応なし。北村騎手が押して押してようやくスイッチが入る。というか、ムチじゃないとたぶんダメなタイプ。4コーナーではフサイチアウステルニューヨークカフェあたりに囲まれたところをこじ開けると直線ではグングン前と差をつめた。


坂をのぼって必勝体勢にあるフサイチアウステルをねじ伏せた決め脚は並びかけるスピードから違っていた。こういうレースができるのは中山が相当に強いタイプ。格があがってペースが乗るほど、生きて来る脚の使いかただろう。レースセンスはまだまだなさそうなので、距離が伸びて良いとは思えない。藤沢厩舎は秋の天皇賞という道でトライアルの権利を無駄にしてブーイングを受けたリしているが、そういう道があっても良いんじゃないか。古馬相手にG1を戦う経験は何者にも変えがたい。同厩舎に圧倒的な力を持つ先輩ゼンノロブロイがいるから、かなり難しいとは思うが、1戦目でこの内容。これからレースになれてくれば相当な素材になるだろう。


セントライト記念を制したキングストレイル(美・藤沢和、牡3)が、10月30日の天皇賞(東京、GI、芝2000メートル)に挑戦することが濃厚となった。藤沢和調教師が20日、その旨を明らかにした。

10カ月ぶりだったセントライト記念で鮮やかな差し切り勝ちを演じたように、藤沢和調教師はキングストレイルを2000メートル前後の中距離が最も力を出せる馬と認識しており、3000メートルの菊花賞挑戦には「長距離をこなせないとは言わないが、本格化を前にした馬だけに無理は避けるべきかも」と消極的。オーナーサイド((有)サンデーレーシング)も「菊花賞に挑戦させるかどうかは流動的です。天皇賞は視野に入れており、挑戦するかどうかは検討事項です」としており、厩舎サイドと思惑が一致した格好。藤沢師との協議もスムーズに運ぶと見られる。同馬は2歳時に京王杯2歳S2着があり、今回の賞金加算で現在、天皇賞の優先出走順位は18頭のフルゲート内にある。

本当に天皇賞挑戦するみたい。天皇賞はともかく先が相当に楽しみだ。

*1:実はコレすげえ期待してる。この馬がヤルなら皐月か菊と思っていた。神戸新聞杯はできれば惨敗して欲しい。